清野菜名、月9初主演決定! 「119エマージェンシーコール」で“声”が命を救うヒーローに挑む2024/11/19 05:00
清野菜名が、フジテレビ系で2025年1月期スタートの、月9ドラマ「119エマージェンシーコール」(月曜午後9:00。開始日未定)で主演を務めることが分かった。一度聞いた声は忘れない“わが道を行く”新人指令管制員役でフジGP帯ドラマ初出演にして月9初主演を飾る。
本作は、消防局の通信指令センターを舞台に、一本の電話で命をつなぐ“最前線”に立つ、指令管制員(ディスパッチャー)たちの“現実(リアル)”を描く完全オリジナルストーリー。緊急通報に応答し、適切に救急車、消防車の出動を指令するディスパッチャーたち。さまざまなスキルを持った消防・救急のスぺシャリスト集団である彼らが、通信技能と医療知識を駆使して、危機に瀕(ひん)した“命”をつないでいく。急病や事故、火災、災害――。不安と隣り合わせの現代だからこそ、「救命が始まる最初の現場」である「119=エマージェンシーコール」を支える全てのヒーローたちの新たな物語だ。
清野が演じるのは、横浜市消防局・司令課3係の指令管制員・粕原雪。銀行で働いていたが、あるきっかけで消防士の採用試験を受け合格。2年間の現場勤務を経て、自ら司令課への異動を希望した。消防司令センターの中では最も日が浅い新人。過去に、家が火事になったことがあり、その際に119番通報をしたのは雪だったが、その通報に対応した管制員の声に助けられたという思いがあり、自分もそのときのように通報者を少しでも安心させられる管制員になりたいと考えている。
普段はあっけらかんとした明るい性格で、思ったことはとりあえず行動に移してみるタイプ。集中力が高く、洞察力にも優れているため、通話の応答の中でわずかなヒントとなる情報を見落とさない。一度聞いた声や音は不思議と忘れないでいられることも特技であり、指令管制員としての適性は高い。その一方で、こうと決めたことは周りに合わせて変えない“わが道を行く”タイプでもあるため、組織の中では周囲を振り回してしまうこともしばしば。自分の対応が間違っていなかったかどうか、その答え合わせや復習の意味も含め、非番の日に通報の“その後”の状況を確認するため実際に事故現場を見に行ってしまうのだが、それが時に消防局全体の組織内であつれきを生むことにもなり…。
30歳になった清野。本作への出演が決まった感想を聞かれると「このお話をいただいた時に、指令管制員という職業がどういうものなのかを存じ上げていなかったので、きちんと勉強をして臨まないといけないなと思いました。皆さんも生活していく中でなかなか知ることのできない裏側だと思いますので、ドラマを通してしっかりと伝えていけたらいいなと思います」とコメントしている。
そして、台本を読んでみての印象については「今までは119番に電話をかけるとどういうことが繰り広げられているのか知らない世界だったので、台本を通して細かく知ることができてとても興味深かったです。119番に電話を掛けてきた方の声だけを聞いて、声だけで誘導していくことの難しさをとても感じました」と答えた。
演じる粕原雪役に関して、「最初は銀行員だったのですが、幼い時のある経験から指令管制員を目指して本当に指令管制員になるという夢をかなえた、とても行動力のある女性だと思います。指令管制員になった後も自分の対応が間違っていなかったか、もっといい方法があったのではないかという思いから現場に足を運び確認するという行動力もとても真面目だなという印象を受けました」と明かしている。
月9初出演にして初主演を果たし「素直にうれしかったです!」と喜び、「実は20代前半の頃に月9のオーディションを受けたりもしていまして。なかなかかなわなかった夢がようやくかない、30歳になり、最初のドラマで月9の主演をさせていただけること、とても光栄に思っています」と笑顔。
さらに、「この作品が決まって、実際に現場で働かれている方とお話する機会をいただいたのですが、なかにはいたずら電話があったりもして本当に困っている人に救助がまわらないこともあると伺いました。そういった電話を減らしたいという思いも聞いて、このドラマを通して皆さんに119番の必要性をしっかりと伝えていけたらいいなと思っております」と、真摯(しんし)な姿勢を見せる。
最後に、「指令管制員という職業はチームワークが必要な現場で、日々通報に迅速に対応している姿が本当にかっこいいという印象を受けました。撮影現場の私たちもチーム一丸となって皆さまにそういった姿をお見せできたらいいなと思っております。楽しみにしていただけたら光栄です。よろしくお願いいたします!」とメッセージを寄せている。
番組を手掛ける渡辺恒也プロデューサーは、「119番通報を受ける指令管制員は、一つ一つの通報にどのように向き合っているんだろう?」と疑問に思ったことがドラマを企画したきっかけだったと語る。実際の消防局で取材をして、「知れば知るほど奥の深い職業であり、さまざまな人間ドラマが日々繰り広げられている現場なのだと分かりました。一言に119番通報と言っても、その内容は本当に千差万別で、実際に命の危険が迫っている壮絶な状況のものもあれば、なかには間違い電話やいたずら電話など、歓迎されない通報で時間を取られることも少なくはないそうです。どんな時でもすべての声に耳を傾け、要請者や要救助者の正確な居どころを把握し一秒でも早くその場に救急車や消防車を向かわせるために、経験と知識を駆使して闘っている知られざるヒーローたちの姿を、このドラマを通して伝えることができたらうれしいです」と呼び掛けている。
また、清野の起用理由について「“119番の対応を終えたのちに、その現場に足を運ぶ指令管制員”という主人公・雪のキャラクターを考えた時に、その行動力や探求心の豊かさを、説得力を持って演じられる俳優として思い浮かんだのが、清野菜名さんでした。紺色にオレンジ色のラインが入った消防活動服に身を包んだ清野さんにお会いして、その直感は間違いなかったと確信しました。清野さんは人見知りだそうなので、そこは少し雪とは違うようですが(笑)。自然と周りを巻き込んでしまうポジティブなエネルギーは清野さん本人のイメージと重なる部分もあるように感じています。清野さんに演じてもらう雪を中心に、司令課3係のチームがどんなふうに出来上がっていくのか、これからの撮影がとても楽しみです」と話した。
続けて「取材を進める中でお聞きした『救助を必要とする市民が、一番初めに接する“声”が私たちです』という言葉がとても印象に残っています。“声”がつなぐものは命だけではなく、その通報に関わった人の生活や人生そのものではないでしょうか。指令管制員と通報者それぞれの人間ドラマと、“救命の連鎖が始まる場所”の緊迫感をリアルに描く、新しいエンターテインメント作品を目指します。ぜひ、ご期待ください!」とアピールした。
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