「あんぱん」に高橋文哉、志田彩良、瀧内公美、ソニン、山寺宏一の出演が決定!2024/11/18
NHK総合ほかで、2025年度前期に放送される連続テレビ小説「あんぱん」(日時未定)から、第6弾出演者の情報が届いた。
本作は、今田美桜がヒロインを務める“朝ドラ”第112作で、アンパンマンを生み出した漫画家・やなせたかしさんと妻・小松暢さんの夫婦をモデルとした物語。やなせさんが「アンパンマンのマーチ」の歌詞を生み出した背景には、戦前・戦中・戦後と激動の時代を、ちょっと気が弱くて自信のない彼と共に生き、けん引し続けた“ハチキンおのぶ”こと暢さんの存在があった。のぶ(今田)と夫の嵩(北村匠海)があらゆる荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現したアンパンマンにたどり着くまでを描き、生きる喜びが全身から湧いてくるような愛と勇気を届ける。
今回発表されたのは、のぶと嵩が学生時代に出会う主な人々の面々。高橋文哉、志田彩良、瀧内公美、ソニン、山寺宏一の5人が名を連ね、このうち、山寺以外の4人は朝ドラ初出演というフレッシュな顔ぶれとなった。
嵩の同級生・辛島健太郎役には高橋。若い頃に友人がいなかった嵩にとって真の友人となる存在だ。辛島の性格を高橋は「本当に愛すべき不器用で、台本を読んでいても愛くるしいなと思う瞬間がある一方で、ドキッとするような発言をする瞬間もありますが、素直で真っすぐな子だからこその言動だなと感じています」と評し、魅力を感じている様子。
また、福岡出身の辛島を演じるにあたり、博多弁でのセリフにも挑戦。「初めて博多弁でお芝居が出来ることにもワクワクしております!! 北村匠海さん演じる柳井嵩の一番の親友ですので、この作品の中で二人の関係性と空気感を大切にしつつ、健太郎にしか引き出せない嵩くんをお届けしたいと思っております。この役をこの『あんぱん』という作品の現場で演じられることを誇りに、精いっぱい向き合いたいと思います」と作品の世界で生きることを心待ちにしている。
高橋の起用について制作統括の倉崎憲チーフ・プロデューサーは、「彼の可能性にあふれた存在、その更なる可能性をこの『あんぱん』で今までとは違った一面を世に見てもらいたいという思いでオファーさせていただきました。嵩とのコンビだけでなく、恋の行方にも注目して見ていただきたいです」とその理由を明かし、期待を寄せる。
のぶの同級生で幼なじみの小川うさ子を演じるのは志田。朝ドラ初出演の志田は、これまでにもオーディションに挑戦した経験があり、「結果に涙してきた念願の朝ドラに出演させていただけることが本当にうれしく、自分で自分を抱きしめてあげたい気持ちです」と喜ぶ。卒業までに良い相手を見つけて花嫁になることを夢見ていたうさ子は、「ちょっぴり泣き虫な一面もありますが、周りの人からたくさんの刺激や影響を受け、少しずつ強さを身に付けようと奮闘する影の努力家です」と、心(しん)の強さを身につけていく女性であることを明かす。そんな役を演じるに向け、「うさ子がたくさんの方に愛していただけるよう、私自身も努力をし精いっぱい務めたいと思います!」と力を込めた。
倉崎Pは、志田の起用について「ヒロインオーディションに参加していただいたことがキッカケで、透明感と誠実な人柄にひかれ、ご一緒させていただきたいと思い、念願かないました」と言う。そして、「なぎなたの描写もあり熱心に稽古を積まれているのでお楽しみに」と志田の努力にも言及した。
のぶが通う高等女学校の教師・山下実美は高知県出身のソニンが担う。「高知出身、ハチキンの女であった私は、のぶちゃんのような子だったと思います」と同郷出身のヒロインに親近感を覚えている。しかし、演じる実美は「それとは真反対であるその時代の象徴である女学校の先生」とのことで、「そのコントラストが出るように演じたいと思います」と役作りへの展望を話す。
そんなソニンについて、倉崎Pは、「ご当地の高知を訪れるたびに、ソニンさんの出演を心待ちにしている地元の皆さんの声を多く聞き、その期待に応えたいとお声掛けさせていただきました」との起用理由を語る。
のぶが高等女学校を卒業後に入る女子師範学校の教師・黒井雪子には瀧内公美が扮(ふん)する。「登場人物全体においては、『アンパンマン』に登場するキャラクターたちを想起させるような人物名になっており、キャラクターイメージが湧きやすい印象を持ちました」と、本作の“アンパンマン愛”を感じている瀧内。そんな中で演じる雪子は、「主人公ののぶさんに立ちはだかる壁」だと言い「非常にやりがいのある役です。パワフルに気合を入れて演じていこうと思っております」とやる気を見せる。
そんな雪子役の瀧内に倉崎Pが期待をすることは「かつて教師を目指されていた時期もあるという瀧内公美さん。厳格でのぶにとってある種の壁として立ちはだかる教師を演じていただきます」とのこと。
そして、「なつぞら」(2019年度前期)「おかえりモネ」(2021年度前期)に続く3作目の朝ドラ出演となる山寺が演じるのは、嵩が通う芸術学校の教師・座間晴斗。
山寺にとって、本作への出演は非常に感慨深いものがあるそうで、その理由を「この作品に出演できることをとても光栄に思います! 36年前『それいけ!アンパンマン』のばいきんまんのオーディションには落ちたもの、めいけんチーズ役としてレギュラーになれたことに感謝です」と話す。今回演じる座間は、嵩にとって生き方、人生の考え方の基本を教えてくれた恩師で、「座間晴斗はやなせ先生の恩師がモデル。型にとらわれず本質を見抜き、学生たちに真の自由を説く、当時としては稀有(けう)な先生だと思います。ドラマではひょうひょうとしながらもユニークでおちゃめな面が加わっているような…。やなせ先生への感謝を込めて、この役に全力で取り組みたいと思います!」と気を引き締める。
座間先生は「自由に責任をもって行動してほしい。机で勉強しているだけではろくな作品はできない。銀座で吸収するものは、学校で習うものよりも栄養になる」と豪語する人物だと説明する倉崎P。「真の意味での“自由”を説くのに説得力を持つであろう山寺さんにオファーさせていただきました。アンパンマンにも『あんぱん』にも山寺さんの存在が必要不可欠なのです」と山寺の存在感に期待をかける。
そして、倉崎Pは、「『あんぱん』は今年9月にクランクインしまして、日々とても温かく熱量ある現場で収録は順調に進んでおります。放送まであっという間に5カ月を切りましたが、多彩なキャストの皆さんと紡いでいく『あんぱん』をぜひ楽しみにお待ちいただけますと幸いです」と視聴者へメッセージを送った。
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