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「オクトー」Great&小波津志が自身を“色”で表すなら? タイ&日本の思い出トークも2024/11/14

「オクトー」Great&小波津志が自身を“色”で表すなら? タイ&日本の思い出トークも

 「オクトー ~感情捜査官 心野朱梨~Season2」は、見えない感情から不可解な事件の謎に迫る新感覚の刑事サスペンス。“人の感情が色で見える”能力を持つ刑事・心野朱梨(飯豊まりえ)がその特殊能力を使い、さまざまな難事件を解決していくオリジナルミステリードラマを描く。
 
 そんな今作には、日本で殺人事件に巻き込まれた実業家、クリット・ウォンラット役でタイの人気俳優・GreatことSapol Assawamunkongが出演。さらに、クリットの過去にまつわる鍵を握る役で小波津志(PSYCHIC FEVER)がドラマ初出演を果たし、このコンビがまとう謎が話題を呼んでいる。
 
 今回は、そんなGreatさんと小波津さんに、それぞれの役どころや演じる上で意識していること、互いの印象などをインタビュー。日本とタイの架け橋となり活躍する2人に、それぞれの国でのエピソードなども聞いた。

「オクトー」Great&小波津志が自身を“色”で表すなら? タイ&日本の思い出トークも

 ――まず、今作出演決定時の心境を教えてください。
 

Great 「とてもうれしかったのですが、僕が出演していいのだろうかという驚きもありました。撮影前にSeason1も拝見して、あらためて日本の素晴らしい作品に参加できていることを光栄に思っています」
 
小波津 「僕も“うれしい”のひと言でした。これまでお芝居を習ってはいたのですが、実際ドラマに出演させていただくのは初めてで、タイに関係する役というのも僕の中ではすごく大きかったです。PSYCHIC FEVERとして2022年からタイでも活動させていただいていますが、それがこういう形でもつながるとは思ってもいなくて…。その喜びをかみ締めながら撮影に臨みました」
 
――これまで「2人はどういう関係?」「志くんの役、刺されてる…?」など、謎深きシーンが話題を呼んできたお二人ですが、それぞれ役どころを教えてください。
 
Great 「クリットは飲食店をプロデュースする実業家で、日本食の買い付けのために来日したタイ人です。そんな中、殺人事件に巻き込まれてしまい、容疑者と疑われ、逮捕されてしまって…。物に指先で触れると、そこに残された“残留感情”が読める特殊能力を持っているのも注目ポイントだと思います」
 
小波津 「僕が演じる男は、Greatさん演じるクリットの過去の重要な鍵を握る謎の男です。…と、今はここまでしか言えません!(笑)」

「オクトー」Great&小波津志が自身を“色”で表すなら? タイ&日本の思い出トークも

――Greatさんは今回が日本のドラマ初出演となりますが、クリット演じるにあたり心掛けていることは? また、タイとの撮影で違いを感じる部分はありますか?
 
小波津 「僕も気になります」
 
Great 「本当に?(笑) 今回はタイ語なので言語の部分における苦労はないのですが、(役として)拘留されていて自由に体を動かせないので、その分ジェスチャーや顔の表情を使い、心情をうまく表現することを意識しています。また、役作りはタイと特に変わらないのですが、撮影の仕方や進め方、カット割りやカメラの角度などは違いを感じますね」
 
――小波津さんはタイ語のセリフがあるということですが、タイでの活動が今回のお芝居に生きている部分も…?
 
小波津 「はい。言語だけではなく、タイの方のしぐさやジェスチャーもお芝居に取り入れたいと思ったので、出演のお話をいただいてからタイに行った際には、周囲の方の日常的な動きまでしっかり見るようにしていました。それが生きているところがあると思うので、ぜひ細かい部分まで見ていただきたいです」

「オクトー」Great&小波津志が自身を“色”で表すなら? タイ&日本の思い出トークも

――Greatさんと小波津さんは、これまでお互いの存在は知っていたのでしょうか。
 
小波津
 「僕はもちろん知っていました。タイでGreatさんがランウェイやレッドカーペットを歩く姿を拝見したり、SNSもチェックしていて。この作品の撮影で初めてお会いしたのですが、見た目の印象このまま、いつも優しい方です」
 
Great 「僕も以前からSNSを拝見していて、小波津さんがPSYCHIC FEVERのメンバーであること、歌やダンスが上手ということは知っていました。実際にお会いしたらとても明るく勉強熱心で、役作りのためにタイ語も一生懸命頑張っていてすごいなと。小波津さんは元々タイ語が上手ですが、もし逆の立場で、僕が突然『日本語でお芝居をしてください』と言われたらすごく苦労すると思うので尊敬しますし、これからもいろいろ一緒にやっていきたいです」
 
小波津 「めちゃめちゃうれしいです。タイ語はイントネーション一つで意味が全く変わってしまったり、日本語にはない発声法があったり…一つ掛け違えたら何を言っているか分からない、という状況になってしまうのですが、Greatさんがいつも親身にタイ語を教えてくださって、乗り越えることができました。常に明るく自然体で、本当にすてきな方だと思います」
 
――Greatさんから見て、そんな小波津さん演じる謎の男性はいかがですか?
 
Great 「僕の事務所の先輩で、俳優のTay(Tawan Vihokratana)さんに似ているなって。イケメンですよ!」
 
小波津 「えっ!? 実は以前お会いしたことがあって、企画でタイ語を教えていただきました」
 
Great 「いろいろつながっているね。でも、小波津さんは外見だけではなく、難しいはずのタイ語の発音も奇麗で、上手に話せていますよ」
 
小波津 「ありがとうございます! さっきGreatさんが『Tayさんに似ている』と言ってくださったのですが、実は普段タイを歩いていてもタイ語でしか話し掛けられないんです(笑)」
 
Great 「もうタイ人ですね!(笑)」

「オクトー」Great&小波津志が自身を“色”で表すなら? タイ&日本の思い出トークも

 ――主人公の朱梨やクリットのように、もし特殊能力が使えるとしたら、どのような能力を身に付けたいですか?
 
Great 「瞬間移動できる能力です。指を鳴らすだけでいろいろなところに行けたらうれしいですね。日本とタイ間の移動はもちろん、いつでも友達のところに行けるし、1人になりたい時もなれるし…。なにより交通費がかからない!(笑)」
 
小波津 「それ、僕も言おうと思っていました(笑)。あとは、海外でも活動させていただいてるので、他の国の言語をすぐに話せる能力がほしいです」
 
Great 「いいね。さすが!」
 
――朱梨は感情が“色”で見えますが、ご自身を“色”で表すなら?
 
Great 「ネイビーかな。僕は小さい頃から何かやると一度決めたらすごく熱心で、やり遂げるまでは諦めない性格なのですが、たまに入り込みすぎてしまうんです。逆効果として、自分でプレッシャーを掛け過ぎてしまうこともあって…。そのさまを色で表すならネイビーかなと。実は結構真面目なんです(笑)」
 
小波津 「僕はオレンジです。好きな色というのもあるのですが、色のイメージのように明るく、温かい人でありたいなと思っていて。名前も“志(こころ)”なので、人を優しく思える人に…と考えるとオレンジかなと。あと、僕の生まれた日が木曜日なのですが、タイでは曜日ごとに色があって、それもオレンジなんです」

「オクトー」Great&小波津志が自身を“色”で表すなら? タイ&日本の思い出トークも

――続けて、タイについてもお聞きしたいのですが、Greatさん的タイのお薦めポイントを挙げていただくと…?
 
Great 「料理は皆さんいろいろご存じだと思うので、僕からはお薦めの観光地を! タイの北部にチェンマイという都市があるのですが、そこの景色がすごく奇麗なんです。それに、ちょうど10~12月は天気が良くて過ごしやすいので、ぜひ一度足を運んでいただけたら。また、今タイでは『一村一品運動』というプロジェクトも行っていて、その土地でしか買えない、魅力的なものが各地で売り出されています。詳しい知人を紹介しますので、皆さんタイに来る機会があったらぜひ僕にご連絡ください(笑)」
 
――小波津さんも1年を通してタイで多くの時間を過ごされていますが、お気に入りの場所などはありますか?

 
小波津 「『キングパワー・マハナコーンビル』でしょうか。タイで一番高い建物なのですが、タワーに上るとバンコクを全部見渡せるくらいの絶景で。床の一部がガラスになっていて、そこに寝転がって写真を撮ることもできます」
 
Great 「高所恐怖症の方にはお薦めできないけどね(笑)」
 
小波津 「確かに(笑)。あと、タイはルーフトップ系の飲食店が多いのですが、おいしいお店が多いなと思います。優しい方ばかりで、本当に大好きな国です」

「オクトー」Great&小波津志が自身を“色”で表すなら? タイ&日本の思い出トークも

――一方、Greatさんは今回来日されて、撮影以外での思い出はできましたか?
 
Great 「基本的に日本でのオフはグルメかお寺の二択です。食べて、お寺に行って、食べて、お寺に行って…という感じで(笑)。タイとはまた違った、日本のお寺の雰囲気が好きなんです。ただ、この前浅草寺に行ったのですが、すごくにぎやかでびっくりしました!」
 
――日本のグルメでお気に入りのものはありますか?
 
Great 「以前から和食が大好きで、今回来日してからいろいろな料理を食べました。最近体重計に乗っていないので、どれだけ増えているかが心配です(笑)。特に、お菓子だとイチゴ大福が好きで…皆さん、お薦めのお店はありますか? 思い出すだけでおなかがすいてきました(笑)」
 
小波津 「僕はリンゴあめやイチゴあめが好きなのですが、どうでしょう? 日本っぽくていいかなと思ったのと、おいしいのでぜひ!」
 
Great 「まだ食べたことはないのですが、聞いたことはあります。おいしそう!」
 
――対して、小波津さんの最近のタイでの思い出を教えてください。
 
小波津 「PSYCHIC FEVERとして、タイで初めて開催された『サマーソニック』にトップバッターで出演させていただいたことです。ずっと『サマソニ』に出たいと思っていたのと、タイの初『サマソニ』に出られたこともうれしくて。また、昨年に続いて『バンコク日本博』でNuNewさんとテーマソングを歌わせていただいたことも、タイでの活動が少しずつ実を結んでいるのかなと喜びを感じました」

「オクトー」Great&小波津志が自身を“色”で表すなら? タイ&日本の思い出トークも

――Greatさんは主演の飯豊さんから日本語をたくさん教わったそうですが、最近覚えた言葉はありますか?
 
Great 「『おなかすいた』『トイレ行ってくる』『探さないで』『眠い』です! あと、(影山)優佳さんから『僕はムキムキ!』というフレーズも教えていただきました(笑)。皆さん、僕の日本語の先生をしてくださっています」
 
――楽しいお話をありがとうございました。最後に、読者へ今作のアピールをお願いいたします。
 
Great 「『オクトー 』今後もぜひ見ていただきたいです。僕ら2人の演じる役がとても面白いので、これからの展開も楽しみにしていてください。…ラーメン、つけ麺、僕イケメン!(日本語で)」
 
小波津 「それは誰に教わったんですか?(笑) 僕は今回初めてお芝居させていただいたのもそうですが、PSYCHIC FEVERとしてもオープニング楽曲を歌わせていただいています。ドラマの世界観に沿っていて、『オクトー』にぴったりの楽曲です。『確かになるほど…』と思っていただけるようなパートを僕が歌っているので、ドラマと合わせて、ぜひ楽曲もチェックしていただけたらうれしいです」

【プロフィール】

「オクトー」Great&小波津志が自身を“色”で表すなら? タイ&日本の思い出トークも


Great/Sapol Assawamunkong(グレイト/サポン アッサワマンコーン)
1993年12月6日生まれ。タイ・バンコク出身。B型。2015年にドラマ「Room Alone 2」でデビュー。19年に「Inhuman Kiss」のJerd役で多くの賞にノミネート。今年放送の「Beauty Newbie」「Wandee Goodday」の演技でも話題を呼んだ。


「オクトー」Great&小波津志が自身を“色”で表すなら? タイ&日本の思い出トークも

小波津 志(こはつ こころ)
2000年11月9日生まれ。沖縄県出身。O型。PSYCHIC FEVERのメンバー。今年10月、グループ初のアジアツアー「PSYCHIC FEVER ASIA TOUR 2024“HEAT”」を完走。25年には初のアメリカツアー開催を控える。

【番組情報】
木曜ドラマ「オクトー ~感情捜査官 心野朱梨~Season2」
読売テレビ・日本テレビ系
毎週木曜 午後11:59~深夜0:54

取材・文/片岡聡恵 撮影/蓮尾美智子

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【締切】2024年12月12日(木)正午

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