バカリズム脚本の新作「ホットスポット」始動! 市川実日子が民放初主演で宇宙人と共演!?2024/11/14
日本テレビ系で2025年1月スタートの、バカリズム脚本×「ブラッシュアップライフ」チーム制作による連続ドラマの詳細が発表。タイトルは「ホットスポット」(日曜午後10:30、開始未定)で、民放の連続ドラマ初主演となる市川実日子が主演を務めることが分かった。
「ブラッシュアップライフ」のキャッチフレーズが「地元系タイムリープ・ヒューマン・コメディー」だったのに対し、今回の「ホットスポット」は、シングルマザーと宇宙人との不思議な出会いを描く「地元系エイリアン・ヒューマン・コメディー」。
物語の舞台は富士山の麓にある山梨県の小さな町。主人公・遠藤清美(市川)はビジネスホテルで働くシングルマザー。ある日、彼女は宇宙人と出会うことに。もし彼女がピュアな少女だったら、宇宙人と友情を育み、正義のために巨悪と戦う…そんな青春冒険活劇が始まりそうだが、人生経験豊かな清美は、宇宙人の機嫌を損ねないよう、日常の中でちょっとした事件の解決をお願いすることに。その普通の日常と宇宙人というファンタジーが交わる奇妙な世界で、清美は新たな発見と感動を経験していく。
今回の主演オファーについて市川は、「最初はとてもびっくりしましたが、『全スタッフキャストが、きちんと食べて・きちんと休む。生活環境が整った現場作りを目指します』というこのチームの志を伺って、共感し、そんなチームからお誘いいただけることをうれしく思いました」と、現場の環境に対する信頼感を示す。
バカリズムの脚本に関しては、「時々声を出して笑ってしまうくらいおかしくて、人ってなんだかかわいらしい生き物だなと感じました」とその魅力に触れた。さらに、彼女が演じる主人公・遠藤清美については、「清美は山梨県に生まれ育ち、子育てをしながら仕事をして。ひたむきに朗らかに日常を過ごす女性です。ある出来事から、地元の幼なじみと頻繁に会うようになります。面白い脚本なので、面白いって思わずに演じたいです」と述べ、キャラクターへのアプローチについて語った。
また、演じるにあたって楽しみにしていることとして、「会話劇でセリフのやりとりがとても多いので、お会いする共演者の皆さんが口々に『練習しましょう。協力していきましょう』と、クランクイン前から手を取り合う空気感になっています。どんなチームになっていくか楽しみです」とコメント。富士山の麓に住む主人公が宇宙人と出会う展開については、「私はまだ宇宙人に会ったことがないのですが、実は、もう地球で一緒に暮らしているかもしれないな…と、考えることはあります」と、未来の可能性に思いをはせた。
さらに視聴者に向けて、「この作品の登場人物たちの会話は、日々、日本中のあちらこちらで繰り広げられているような会話なのかもしれません。見てくださった方に、『あ、私の日常って、実はいとおしいものなのかも…』と思っていただけるような、『日曜日の夜はホットスポットがある!』と楽しみにしていただけるような作品になったら、うれしいです」と、メッセージを寄せた。
バカリズムは本作について、「本当に地元にエイリアンが来る、人間のコメディーです。まんまです」と語り、宇宙人が登場する一方で、話のスケールは「ものすごく地味」だと述べる。
なぜ「宇宙人」をテーマに選んだのか問われると、「連ドラで宇宙人って、あんまりないし、いいんじゃないんですか?」と、宇宙人を登場させるという発想に至った経緯を説明。「このドラマの設定自体、最初に提出した時は2行ぐらいしか書いていなくて、企画を3つぐらい出した時の1番下。それが水野監督的に1番見えなかった。全く想像つかないのでこれにしませんか?」と明かし、最初はボツになると思っていたが、話していくうちに「これにしていきましょうか」ということになったと振り返った。
また、「E.T.」や「ストレンジャー・シングス」などのヒットした宇宙ものを例に挙げ、「そういうのをものすごくスケールの狭いシチュエーションでやったら面白いかな?」と考えたことを明かす。そして、脚本はまだ進行中であり、「第一、まだ結末も決まっていないぐらい、本当に書きながら考えているので。うそをついていいならめっちゃ言いますけど、巨大宇宙船が来て、大戦争をして、全編CGで!(うそです)」と冗談交じりに述べ、柔軟な発想で進めていることを伝えた。
さらに、ドラマの見どころについて、「本当に大したことが起こらないんで、事件自体は。宇宙って壮大なスケールを想像されると、そういうことでもないと思うので、だから本当に過度な期待はしないで、気楽に見てほしいです」とアピール。宇宙人が登場することについては「宇宙人がめっちゃ出てきます。遂に、宇宙人がTVに映ります」とユーモアを交えて語り、市川に向けては、「めっちゃ気楽に楽しくやってほしい。セリフとか全部変えちゃっていい。ずーっとたわいもないことを話しているので」と、自然体で臨んでほしいとコメントを贈った。
本作を手掛ける小田玲奈プロデューサーは、「ブラッシュアップライフ」のチームで再び連ドラを制作できることに感謝し、“地元系エイリアン・ヒューマン・コメディー”というキャッチフレーズを掲げて本作を紹介。「今回もファンタジーな設定ながら、描かれていることは『ごくごく普通の日常』です。宇宙人が出るのにドラマチックなことが全然起きません。でもだからこそおかしくて、いとおしくて、尊い」とバカリズム脚本の魅力を強調。市川の演技についても、「セリフをしゃべっているとは思えないぐらいナチュラルで、世界観にぴったりハマっていました。すご~くイイので、早く皆さまにお見せしたいです」と絶賛した。
そして、「前回、ありがたいことに国内外でたくさん賞をいただき、プレッシャーがないと言えばうそになりますが、せっかくなので、より面白いドラマを作ろうとキャスト・スタッフ張り切っています。升野さん(バカリズム)はいつも『できるだけハードルを下げて』とおっしゃっていますが、あえて言わせてください、皆さん待望の! 地元系SFシリーズ第2弾!『ホットスポット』どうぞご期待ください!」と力を込めた。
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