THE ALFEE 50周年特番放送! 結成の地・明治学院大学で語られた50年の秘話とは?2024/11/02 12:00
BS-TBSで11月3日に放送する、THE ALFEE(桜井賢、坂崎幸之助、高見沢俊彦)の、50年続いた真実に迫る音楽特番「THE ALFEE Memories~50周年とその先へ~」(午後7:00)の取材会が、結成の地である明治学院大学で行われ、THE ALFEEの3人が出席した。
本番組では、2024年8月25日にデビュー50周年を迎えたTHE ALFEEの過去のアーカイブ映像を振り返るほか、さまざまな視点から50年間続いた理由や50年目の真実に迫り、改めて彼らの魅力を深掘りしていく。
彼らの母校である、明治学院大学での収録を終えた3人は、TBS系の「ザ・ベストテン」に出演した当時の懐かしい映像を見た感想を聞かれると、高見沢が「星空のディスタンス」でのセットが今では考えられないくらい予算がかかっていてすごかったことを挙げた。「上位になるほどセットが豪華になっていく感じがしました。1位になるとプレゼントがもらえて、『星空のディスタンス』の時は“星型の桐ダンス”をもらったんですけど、取りに行ったら『どこかに行っちゃった』と言われました(笑)」と振り返る。
坂崎は、高見沢のギターをプレゼントする企画が印象的だったと話し「24万通の応募ハガキの中から選ばれた人に、生放送で電話をしたら、『この電話は使われておりません』と流れて…」と、生放送中にいろいろなハプニングがあったと語った。昔の映像を見た桜井は「見慣れていないからか今の方が若い感じがする」と感想を述べ、高見沢は昔の映像を見て、「俺、こんな感じでしゃべっていたのかとびっくりしちゃった。エラいとんがっていたな」と恐縮。すると、桜井から「お前はとんがってたよ!」と突っ込まれ、「なんか俺が感じ悪いみたいじゃない!」と返していた。「感じ悪い時もあったよ!」と言う桜井だが、「リーダーとしてずばぬけていくには、あれぐらいとんがってないと無理だよね」と、険悪になりそうなその場をまとめていた。
続けて、50年バンドをやり続けた秘訣(ひけつ)とその間に起きた最大のピンチについて質問が及ぶ。すると、「どちらかというとピンチはデビューの時だった」と話す高見沢。「なぜかというと、僕はこのグループにギタリストで誘われて入ったんです。でも、大人たちの事情があって、僕がリードボーカルになっちゃった。しかも『今日からギターを弾かなくていいから。ハンドマイクで歌ってくれ』と。そのデビュー曲は筒美京平さん、松本隆さんのゴールデンコンビが、ゴールデンになる前の最初の曲だったんですが、そのゴールデンコンビの作品で唯一ヒットしなかったのが僕らのデビュー曲『夏しぐれ』です!」と言って笑い飛ばす。しかも「夏しぐれ」は冬になってもずっと歌っていたそうで、友達からは「それ、冬まで歌うの?」「もう冬だぜ。まだ『夏しぐれ』を歌うの?」と、学校でからかわれて「恥ずかしかった」と声をそろえた。
その時、「ハンドマイクで歌うのはおかしい」と思っていた高見沢。ところが、今度は桜井に悲劇が起こったと明かす。「桜井はボーカルでギターを弾いたことがないのに、『君はギターを弾きなさい』と言われてギターになってしまったんです。弾けないから弾きまねをするんだけど、それがすごくうまいの! 元祖エアギター」と高見沢が言うと、3人とも爆笑。その時のことについて桜井は「変なデビューをしちゃったから『これじゃダメだね』と、自分たちで気が付いた」と苦笑した。
また、50年続いた理由について高見沢は「そういう経験もありましたし、あとは、高校、大学を通じての仲間であったから続いたというのもあると思います」とコメント。今回、さまざまな人たちが、3人の人柄は、デビューした前と後で変わらないと証言。3人の性格的なことも、グループを続けることができた要因になっているようだ。THE ALFEEには「俺が、俺が!」と前に出る人がいないそうで、リードボーカルもみんなやりたがらず、「どうぞ、どうぞ」と譲り合うと言う。
坂崎は「あんまりいないでしょ、そういうバンド。実は、この業界に向いてないのかもしれない」と謙虚に笑う。3人でオーディションをして、だれがこの楽曲に合うかと決めていたこともあるそうだが、高見沢は「面倒くさいから(笑)。最近は多数決で『桜井がいい人』とか聞いて『はい!』と手を挙げると、2(高見沢&坂崎)対1(桜井)になる」と、桜井がボーカルになっている理由を明らかにした。坂崎が「民主主義ですから」と言うと、桜井は、「これでやってきています」とうなずいていた。
次に、2014年に「名誉卒業式」に参加して以来、10年ぶりに訪れたという、青春の思い出が詰まっている明治学院大学に来てよみがえった記憶を問われ、桜井が「チャペルに来ると“明学”に来たなと思いますよね」と、チャペルで行われていた礼拝のことを語る。「聖書と賛美歌の本を持ってチャペルに集まって、聖書の『マタイによる福音書』を読んで、賛美歌を歌って終わるんですよ。週に2回ここに来ていたし、昼休みになると先生がパイプオルガンを弾いてくれたので、それを時々聴きに来ていましたね」と桜井が懐古すると、高見沢と坂崎も「やはり懐かしいですよね」としみじみ。高見沢が「校舎は新しくなっちゃったけど、中のイメージは通っていた頃とそんなに変わっていないから不思議な感覚」と言うと、桜井が「校舎奇麗だよね。俺たちの頃は汚かったよ。男子校だったから。今は共学なんですよね」と言って、うらやましがる場面も。また、高見沢が加入する前に結成していた「コンフィデンス」が、近隣の大学で文化祭に参加して白金界隈の人気を集めていた時のエピソードも飛び出した。
ここから学生時代を振り返り、高見沢は8年通ったのに対し、坂崎は2年、桜井は6年通っていたことや、受験時の驚愕(きょうがく)エピソード、さらに、3人の中でモテたのは誰かというトークへ。「見りゃ分かるじゃないですか!」と、高見沢を見た桜井に、高見沢は「いや違うよ。全然そうでもなかった」と否定。坂崎は「モテ方ですよ。文化祭とか、教室でやる時にモテていたのは桜井です。女子高生は桜井の歌声にひかれていた。高見沢はロックのクラスで真っ暗でしたから敬遠されていたんです」と話すと、「あれは大成功でした!」とうれしそうな桜井に対して、高見沢は「僕は大失敗でした」と小声。
でも、私生活では高見沢が一番モテていたと言う坂崎が「高輪台駅まで電柱の影に女の子がいた。近所の女子高がいっぱいあったから」と暴露した。そして、「中学時代も結構モテていただろうけど、バスケットに打ち込んでいたんでね。体育会系だったのが、高校から急に文系になっちゃったから…」と残念がる桜井。高見沢は「誰が一番っていうワケではなかったですね」とフォローした。
50周年を迎えた今、これからの目標を聞かれると、明確な目標があると言う高見沢。「今までに2917本のコンサートができたので、この秋以降もツアーがありますが、バンドとして3000本を目標に生きていこうと思っています。現在のペースでいけば再来年には達成できるかな」と打ち明け、坂崎が「そうすると、来年は80本やらないといけないね」と、サラリと話すと高見沢は「いや、それは無理だ」と、早々に諦める。
新型コロナウイルス感染症のまん延により、ツアーが2年間できなかったため、本来であればメモリアルイヤーの今年に3000回が達成できたはずだった。坂崎は「50周年だし、われわれが70歳になって、ツアー3000本と、めちゃくちゃメモリアルだったけど、(要素が)多すぎたので、再来年ぐらいに持ち越せて逆によかった(笑)」とポジティブに捉えている様子。高見沢も「(3000本が達成した時に)また話題になると、(われわれの)寿命が延びますので(笑)」と前向きに話し、「今年全部達成していたら、燃え尽きちゃってやることないもんね」と笑いを誘いながら、改めて3000本達成に向けてバンドを続けていく決意を表明した。
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