11月開催「JWL2024」の全試合をDAZNで独占無料ライブ配信2024/11/04
高校、大学、社会人野球から選手が参加し、沖縄でリーグ戦・練習を長期間で行う、新しいトライアウト「JAPAN WINTER LEAGUE」(以下、JWL)。3年目を迎えた今年、新規参加球団とDAZN社との業務提携が発表された。
「JWL2024」は、新しい挑戦のためのトライアウトリーグ「JAPAN WINTER LEAGUE TRYOUT」(15歳以上の野球経験者が対象)と実践目的のスキルアップリーグ「JAPAN WINTER LEAGUE ADVANCE」(NPB各球団、CPBL各球団、IPBL各球団、JABA各球団が対象)の二つのリーグがあり、どちらも期間は11月23日~12月19日で、場所はコザしんきんスタジアムで開催。いずれもDAZNで全試合独占無料ライブ配信が決定している。
また、11月22日には那覇空港で「空港歓迎式」が午後4:30から開かれ、23日にはフィジカルテストを行い、24日の午前8:30から開会式、そして同日午前9:00から第1試合が実施される。12月19日にはプレーオフ、そして閉会式が行われる。また、11月27日に「世界の野球界に光をPJ」記者発表会の開催を予定している。
「JWL2024」に新規参加する球団は、NPBから東北楽天ゴールデンイーグルス。泰勝利投手、林優樹投手、西口直人投手、古賀康誠投手、ワォーターズ璃海ジュミル選手が派遣選手として参加が決定。CPBLより統一ライオンズの参加も決定し、2人を派遣予定。そして、中国野球協会からの選手派遣も決まっており、「JWL」期間中は「TEAM RISING STAR OF CHINA」として活動を行う。中国代表U-23をメインとしたメンバー構成で26人の3種が参加する予定だ。
このたび開かれた記者会見発表会においては、「JWL」代表・鷲崎一誠氏は「このたびは、DAZNさんと業務提携をさせていただきます。『JWL』のミッションに共感していただきまして、一緒に野球界、スポーツ界を変えていこうというふうにご賛同いただいた結果、本日を迎えております。それ以外にも、新規参加球団の発表もさせていただきますので、ワクワクする『JWL』3年目となっております。本日はよろしくお願いいたします」とあいさつを行った。
続いて、「JWL」のGM・大野倫氏が「『JWL』は“陽の目を浴びない選手に光を”というコンセプトで2022年にスタートしました。けがをした選手、チャンスをもらえない選手など燻った選手を沖縄に集めて、日本国内だけでなく海外からも選手が多く参加して、今年で3年目となります。個人的な見解ですが、日本は15歳、18歳、22歳、そこで評価されて、そのレールに乗っていかないとその上のカテゴリーに進めないということもありまして、『JWL』によって、日本だけでなく世界でもくすぶっている選手がいるということが分かりました。昨年から海外の選手も増えまして、今回も海外から参加する選手も多いです。またNPBの球団が参加を表明しました。この飛躍の年にDAZNさまと一緒にウィンターリーグを開催できることに非常に喜びを感じております。野球は、北米、中南米、アジアの一部でのスポーツでしかありませんが、大谷翔平という選手の出現によって日本の野球、世界のベースボールが注目されています。この大きなチャンスにDAZNさまと一緒に、野球、ベースボールを世界に発信することで、世界のメジャースポーツになることを確信しております」と、「JWL」による選手の可能性や“野球”と“ベースボール”の世界的普及について語った。
業務提携するDAZNからはDAZN Japan Investment合同会社最高経営責任者の笹本裕が「熱い思いを受けまして、DANZとしては初めてウィンターリーグを配信させていただくことができます。とても嬉しく思いますし、私自身、オーストラリアだったんですが、リトルリーグで野球を行い、帰国してからも野球をやっておりましたが、なかなか熱い思いで自分の野球人生を過ごすことができなかったので、今回は個人的にも楽しみにしております。DAZNとしても、スポーツで日本を元気にするという思いで、こういった配信によってアスリートを応援できるということは大変意義もありますし、嬉しく思っております。若い世代の野球人口が減ってきている状況の中でDAZNができることは何なのか?と常々考えておりましたところ、JWLの皆様からお話をいただいて、我々のできることの一つとして、プロを目指すアマチュアやユース世代に光を当てることで、野球という日本が世界に誇るスポーツの持続的盛り上がりに寄与できればと思い、今回の配信業務提携をいたしました」と、野球・スポーツへの思いと共に、業務提携に至った経緯を説明した。
中国野球協会会長の陳旭氏は「中国希望の星チームは、中国U-23世代の優秀な選手たちで構成されており、その多くは9月に中国招興で開催されたU-23ワールドカップに出場し、4位という成績を収めました。日本野球界とメディアの皆さまに彼らへの関心を感謝申し上げます。選手たちは非常に興奮しており、間もなく始まるウィンターリーグで日本の若い世代の選手たちと競い合い、友好を深めることを楽しみにしています。これからの1カ月、沖縄県による温かいおもてなしにも感謝しています。あらためて皆さまに感謝申し上げます」と、新規加入が決定したことを喜びつつ感謝の言葉を伝えた。
終盤には質疑応答が行われ、「昨年は何人が参加し、いくつの球団と契約されたのか教えてください」という質問には、「参加者101人の内、27人が独立リーグと契約しました。契約した球団は15球団です」と回答。「今年はTRYOUT、ADVANCEでそれぞれ何人の選手が参加する予定ですか?」という問いには、「それぞれ80人の枠を設けており、すでに合計100人の応募が来ておりますので、10月、11月が応募の数が多い時期ですので定員には達するものと考えております」と明かされた。
最後には、「JWL」副代表・知花真斗氏が「今年でウィンターリーグ3年目となります。今回、DAZNさんが配信で参加されますが、実はコロナ禍で観客が入っている時と入っていない時で、パフォーマンスが全然違っておりました。今回DAZNさんが応援していただけるということで選手たちもしっかりと体を作って試合に挑んでくると思います。そういう選手たちをサポートできるコーディネーター、『JWL』の優秀な指導者がいますので新規参加球団も増えました。その姿を日本の野球をしている子どもたちにも見てもらって、大谷選手のような活躍できる子どもたちをウィンターリーグから出していきたいと思っておりますので、よろしくお願いします」とアピールし、会見を締めくくった。
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