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宮川大聖がミニアルバムをリリース! 「音で暴れたい! という気持ちで作りました」2024/10/30

宮川大聖がミニアルバムをリリース! 「音で暴れたい! という気持ちで作りました」

 Z世代を中心に人気のアーティスト・宮川大聖が11月6日、約1年半ぶりとなるミニアルバム「Little Riot」をリリースする。「ユートピア」「光」「Sparkling Love」といった既発のシングル3曲に加え、自身の人気楽曲「Null」や「蒼い夜」でもおなじみのMori Zentaroや気鋭のボカロP・不眠症とタッグを組んだ新曲など全6曲を収録。「音で暴れたい」という気持ちを込めたという今作について、宮川に話を聞いた。

――新曲はボカロP・不眠症さんとの初タッグなど、宮川さんとしてもまた新たな挑戦があったようですね。

「そうですね。不眠症さんに作詞・作曲いただいた『Elysium』は、もともと不眠症さんの作り出す世界観が気になっていたので“不眠症節”を前面に出してほしいとお願いしました。デモをいただいた時から曲調がめちゃくちゃカッコ良くて、わくわくが止まらなかったですね。実際歌ってみたら大変でしたけど、レコーディングはすごく楽しかったです」

――もう一つの新曲「ナイトステップ」は、宮川さんとは3度目のタッグとなるMori Zentaroさんが作曲に携わっている楽曲です。

「デモを聴いた時は、これまで自分が触れてこなかったジャンルだったし、Moriさんが思い描く“おしゃれさ”に僕が到達できるのか、すごく不安でした。でも、なんだかんだ完成してみたら結構うまくハマることができて、新しい扉を開けてくれた感覚。自分もこういう曲できるじゃん、みたいな気持ちになりました。作詞は僕がさせていただきましたが、一番気に入っているフレーズは『君と居たいんだくだらない愛で』かな。歌っていても一番気持ちのいいところです」

――宮川さんが作詞・作曲を担当した新曲「UNLIMITED」も収録されています。こちらのこだわりポイントも教えてください。

「いくつかあった楽曲ストックの中から、今回の『Little Riot』にぴったりな曲を探していた時に『これめちゃくちゃカッコ良くない?』と思ったのが、この『UNLIMITED』でした。ストックとして眠っている曲って、意外と作った当時はあまり気に入っていないことが多いんですよね。でも、やっぱり時間がたつにつれて自分の感覚も変わったりして、ふと聴くといいなと思うこともあって。『UNLIMITED』も、改めて聴いたら『宮川大聖ってこれだよな』という要素がたくさん含まれていたので、このタイミングで出そうとなりました」

――既発のシングル「光」「ユートピア」「Sparkling Love」についても、改めて聴きどころをお聞かせいただけますか。

「3曲ともライブで歌うにつれてめちゃくちゃ大好きになっていった曲でもあるので、皆さんにもライブをイメージしながら聴いていただきたいなと思っています。今回のミニアルバムは、『久々に音で暴れたい! “Riot(暴動)”を起こしたい』という気持ちを込めて作ったもの。僕の中でいろんな感情が動いてできた曲ばかりなので、皆さんにどう受け止めてもらえるのか。それがすごく楽しみです」

――SNSでの発信も積極的な宮川さんですが、SNSを拝見していると2024年は「初」をたくさん経験されたような印象を受けました。印象的だった「初」のエピソードをお聞かせください。

「写真集の撮影で、人生で初めて海外に行ったのが大きな出来事でした。ずっと海外に行ってみたいとは思っていたのですが、なかなか簡単に踏み出せることでもなくて。そんな中、今回写真集で台湾に連れて行ってもらえたのは、めちゃくちゃ光栄なことでした」

――台湾での滞在はいかがでしたか。

「身の周りで起こることが全て初めてなので、とにかく刺激を受けました。あと、ご飯がすごくおいしかったです。特に、魯肉飯(ルーローハン)! 日本でもよく食べていますが、本場の魯肉飯はやっぱりちょっと違って、どっちもおいしい! となりました(笑)。同じアジアだからか、日本に近しい印象もありましたし、皆さんすごく優しい方々ばかりだったので初海外が台湾で良かったなと。もし、次に行ける機会があったらヨーロッパの方とかも行ってみたいですね。また感じるものが全然違うのかなと思っています」

――SNSといえば、宮川さんはツイキャスなどの配信もよく行っていらっしゃいますよね。

「ファンの方と直接お会いできる機会も大切ですが、SNS上で皆さんとつながれるのもすごくうれしくて。コメントを拾ってお話ができるから皆さんのことを身近に感じられるし、そもそも配信が好きなんですよね。最近はあまり時間が取れないことも多いのですが、逆に時間が空いたと思ったらすぐに配信したくなっちゃう。1回始めると10時間くらいしゃべったりしちゃうんですよ。たまにマネジャーさんに怒られて強制終了…なんてことも(笑)。でも、今後もそういう時間は大事にしていきたいですね」

――先ほどお話に出た写真集もそうですが、ご自身のブランド「Etrarium」のポップアップショップなど、音楽活動以外にも積極的ですよね。その原動力となっているもの、インスピレーションの源はどこにあるのでしょうか。

「原動力は、やっぱりファンの皆さんですね。何を一番思い浮かべながら曲を作るか、と言ったらやっぱり聴いてくださる方々の表情なんですよね。どんなふうに楽しんで聴いてくれるかな、と想像しながら作っている時が一番楽しいので、何よりも大切にしている存在。ライブはもちろんですけど、ポップアップショップなどの交流イベントも含めて距離感が遠くならないように気を付けています。あとは、音楽だけでなく、いろいろなジャンルの方や作品に触れる。そういったことから刺激を受けることも多いですね。もし自分とコラボしたらどういう作品が生まれるのかな、と勝手に妄想したりしています。それが実現できるように頑張ろうと、モチベーションにつながっているところもあるような気がしています」

――これまでも多くの共演やコラボが話題になっている宮川さんならでは、といったところですね。

「先日も羽生結弦さんが僕の楽曲『ラストアンビエント』を使った動画をYouTubeで公開してくださって。以前からこの曲でスケートをしたらどんな世界が生まれるんだろう、と勝手に妄想していたので、それが現実になるなんて! 自分の中ではかなり大きな事件でした。動画を見た時は、涙が止まらなかったですね。羽生さんとのコラボは2曲目ですが、『宮川くんのこの曲で滑りたい』と思っていただけるようないい曲を作って、またコラボできたらいいなと思っています」

宮川大聖がミニアルバムをリリース! 「音で暴れたい! という気持ちで作りました」

【プロフィール】

宮川大聖(みやかわ たいせい) 
1996年7月11日生まれ。東京都出身。O型。
東京都の離島・式根島出身のシンガーソングライター。“みやかわくん”名義で投稿した動画で注目を集め、2018年にメジャーデビュー。現在、宮川大聖LIVE TOUR 2024「BLACKOUT」を開催中(~11月9日まで)。

【作品情報】

宮川大聖がミニアルバムをリリース! 「音で暴れたい! という気持ちで作りました」

Mini Album「Little Riot」 
2024年11月6日 Release

 新曲3曲を含む全6曲を収録した、約1年半ぶりのミニアルバム。「Null」「蒼い夜」などでもタッグを組んだMori Zentaro、気鋭のボカロP・不眠症を作家陣に迎え、ライブパフォーマンスを意識したラインナップとなっている。

取材・文/吉田光枝 撮影/YURIE PEPE ヘア&メーク/小林麗子(dot) スタイリング/三島和也(Tatanca)



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