「民王R」遠藤憲一らが“入れ替わる”なら? 大橋和也の愛されぶりも明らかに2024/10/19
遠藤憲一が主演を務めるドラマ「民王R(たみおうあーる)」(火曜午後9:00、初回は拡大スペシャル)が、テレビ朝日系で10月22日にスタート。それに先駆け、制作発表記者会見が開催され、主演の遠藤、大橋和也(なにわ男子)、あの、山時聡真、山内圭哉、金田明夫が登壇した。
「半沢直樹」「下町ロケット」シリーズ、「ハヤブサ消防団」などで知られる作家・池井戸潤氏原作の「民王」より発想を受け、2015年の放送から9年ぶりに“Renewal”し、遠藤主演で“Reboot”=再起動する「民王R」。再び総理大臣の座に就くことになった武藤泰山(遠藤)は、なんの因縁か、またしても入れ替わりの事態に見舞われることに…。しかも今度の“入れ替わり対象”はなんと全国民。今作では、毎話、総理大臣が国民の誰かと“Random”=ランダムに入れ替わってしまうという奇想天外なストーリーが展開していく。
このたび、いよいよ10月22日に初回拡大スペシャルでスタートする今作の制作発表記者会見が開催され、主演の遠藤をはじめ、大橋、あの、山時、山内、金田がドラマの見どころや裏話を大いに語った。なお、同会見が行われたのは、ドラマ本編に登場する、とある「対策本部」。国会議事堂前駅の地下4階に存在しているという設定のこの場所…一体本編でどのように登場するのか、こちらも注目してほしい。
会見冒頭では、遠藤から前日に訃報が伝えられた西田敏行さんへの追悼が。「『ドクターX』でご一緒していた時、私は西田さん演じる蛭間の部下である海老名を演じていました。能なしの海老名を西田さんがアドリブでイジり倒してくれて、それで僕自身も知らなかった自分のコメディー部分をたくさん引き出してもらったんです。それを経て、この『民王』のようなコメディ作品で面白い役をいただけるような役者に成長させていただきました。西田さん、この場をお借りして本当に感謝申し上げます」と深い感謝の思いを述べた。
あらためて会見がスタートすると、キャスト陣から口々に撮影現場での様子が。「金田さんは役が抜けてもずーっとにぎやか! 山内くんはいつも面白いネタを持っている。2人とも9年前からちっとも変わっていない」と遠藤が明かすと、山内は「なんか面白いことないの? っていう小学生みたいなムチャぶりをしてくるんですよ(笑)」と、前作から続投の3人の絆の強さを見せた。
一方、今作から新たに「民王」の世界に加わった大橋らも現場の楽しさを強調。「クランクインの時はめちゃめちゃ緊張していた。でも、皆さんがすごくしゃべりかけてくれて、不安を取り除いてくれた。今は現場に来るのが楽しくて、常に皆さんに会いたいです」と大橋が語ると、あのも「現場はホコリとかクモの巣とかがある環境なんですけど、皆さんのおかげで気分良くいられる。好きなことを思い切ってやっていいよ、ってエンケン(遠藤)さんにも言ってもらえてうれしい」とすっかりなじんでいる様子。
自身が演じる優佳の毒舌キャラには「よく言った!」と思っているそうで、「僕もどいつもこいつもくそったれ! と思って生きているので共感できます」と明かし、会場を沸かせた。さらに、山時も「本当に現場に来るのが楽しい。まだ10代なんですけど、思いっきりやらせていただけていて、ありがたいです」と感謝を述べ、チームワークの良さをのぞかせていた。
今作では入れ替わり対象が全国民ということで、泰山は何人もの相手と入れ替わってしまうことに。演じる遠藤は「聞いた時は楽しそう、と思ったけど思うのとやるのとは大違い! 四苦八苦しながら、いっぱいいっぱいでやっています!」と役作りでの苦労を語り、「相手の特徴をつかむだけでも駄目。毎場面、現場のみんなの声を聞き、成長しながらやっています」と明かした。
そんな遠藤の奮闘を間近で見ている大橋は、「1日に別の話を撮ることもあるので、そのたびに違う人になっている遠藤さんを見ると、すごいなって感動します」と尊敬のまなざし。金田も「この顔(ワニ顔)なのに、不思議とその入れ替わっている相手に見えてくるんですよ」と、遠藤の演技の幅に脱帽している様子だった。
なお、日々の過酷な撮影で疲れを見せる遠藤を、大橋はハグなどで励ましているそう。その流れから一同で円陣を組もうとした際には、あのから「円陣はイヤ」と拒否されたことをあのの口まねをしながら告白し、爆笑を誘った。
会見では登壇したキャスト陣によるフリップトークも。「自分が総理大臣になったら何をしたい?」という質問には、個性あふれる回答が続々。山内から「『パーティー』。盛大なパーティーを開いて裏金がどれくらい集まるのか知りたい」と先制パンチのような答えが飛び出すと、大橋からは「国民全員に自己紹介ギャグを持たせる♡」という大橋らしい回答が。「“プリン食べすぎてお尻プリンプリン”で結構覚えてもらえるので、皆さんも!」と勧め、「僕、何個も持ちネタあるので、良かったらあげます!」と宣言するも、山内からすかさず「いらん!」とツッコミが飛んでいた。
さらに、あのからは「50円玉をドーナツにする」という“あのワールド”がさく裂した回答が。「ドーナツを3カ月食べ続けていたくらい好き。50円玉になったそのドーナツでドーナツを買いたい」という謎すぎる発言には、遠藤も「あのちゃんの頭の中をのぞいてみたい!」とお手上げの様子だった。
また、「この中で入れ替わるとしたら誰がいい?」という質問では大橋が大人気。「なんの迷いもなくお尻プリンプリンとか言ってみたい」と山内が理由を語ると、山時は「皆さんに愛されてるアイドルの大橋くん、うらやましかった」、あのも「車の運転上手、料理も上手、金田さんがずっとしゃべっているのをずっと楽しく聞いていたり、カメラ回ってないときにエンケンさんのお尻をマッサージしてあげていたり、コミュニケーション能力が高いし、懐に入るのが上手」と絶賛。
金田も「アイドルですもん! 歌うまい、ダンスうまい、トークもできる。僕が大橋くんの歳の頃はアルバイト3つ掛け持ちですよ」と、大橋の天真らんまんなキャラクターをいとおしそうに見つめていた。
会見ラストには、遠藤が「『民王R』の見どころは入れ替わりだけではありません! ここにいるメンバーだけでなく、第1話でも続々新しいキャラが出てきます。こんなに楽しいドラマはほかにはないので、ツッコミ入れながら、楽しく大笑いしながら見ていただけたらうれしいです」と力強く語り、この作品への自信を見せた。
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