「愛人転生」後半展開! 千賀健永&佐藤大樹が語るジェットコースター級のストーリー2024/10/17
現在MBSドラマ特区枠で放送中の「愛人転生―サレ妻は死んだ後に復讐する―」は、事故で命を落とした真山千里(小島藤子)が、夫の愛人・三井瑠奈(香音)に転生し、夫・真山悠太(千賀健永/Kis-My-Ft2)に復讐(ふくしゅう)をする愛憎渦巻く転生サスペンス。
ドロドロでありながらスカッとするドラマの見どころについて、最凶のゲス夫・悠太を演じる千賀さんと、千里に思いを寄せていた大学時代の同級生・井上宗二郎役を務めるFANTASTICSの佐藤大樹さんを直撃しました。
――共演前の印象と、共演してから感じているお互いの魅力を教えてください。
千賀 「大樹くんとは、共通の友達の誕生日会で一緒になったことがあるんですよ。当時、ドラマ『婚活1000本ノック』(フジテレビ系/2024年)で共演していた(八木)勇征(FANTASTICS)が行くと聞いて僕も一緒に行くことにしたんですけど、そこに大樹くんもいて。その時は席が端と端だったから、話したりはできなかったんだけど、後にこうやってドラマで共演できることになって、僕はFANTASTICSに縁があるんだなって思いました(笑)」
佐藤 「FANTASTICSのライブも見に来てくれたんですよね。千賀さんって、共演前も後も印象が変わらないんですよ。裏表がまったくなくて、すごく熱量がある人。昨日も千賀さんと深夜1時まで電話で仕事の話をしていました(笑)」
千賀 「それを言うなら、大樹くんだってめっちゃ熱量がありますよ。芝居に対してもものすごく熱くて、『LDHの会議室取ってますけど、(打ち合わせ)どうしますか?』なんて言ってくるんですよ。行けるか! っていう(笑)」
佐藤 「いつでもウェルカムです!(笑)」
千賀 「波長が合ってるなって、勝手に感じちゃったりはしています(笑)」
――初の共演作となる「愛人転生―サレ妻は死んだ後に復讐する―」、脚本を読んでの感想はいかがでしたか?
千賀 「ビックリするぐらい面白くて、だからこその責任感を感じました。ここまで壮大で面白い話なんだから、頑張らなきゃ! って」
佐藤 「原作も読んだんですけど、その段階ではまだ話が序盤だったんです。だから、これをドラマにしたらどういう展開になるんだろうと思っていたんですけど、脚本を読んでみたら、オリジナル要素が多くてすごく面白かったんですよね。宗二郎は、僕が読んだ段階での原作にはあまり登場していなかったんですけど、ドラマの脚本を読んで『ぜひやってみたいな』と思いました」
――ご自身が演じる役への印象や取り組み方を教えてください。
千賀 「悠太は誰がどう見ても最低な夫で、人間の欲望をさらけ出してる人。世の中にはルールや倫理ってあると思うんですけど、そういうものが一切ないというか。週刊誌の記者に追いかけられても、『お前さ、うるさいんだよ』って言いそう(笑)」
佐藤 「悠太って、千賀さんじゃなければただのクズ男になっちゃうと思うんですよね。それぐらいのハマリ役」
千賀 「普通の生活の中で、ブチ切れて大声を出すことなんてなかなかないじゃないですか。このドラマでそういうことをやってみて、ちょっと爽快でした(笑)」
佐藤 「宗二郎はそんな悠太と対照的でありたいなと思って演じました。悠太が強烈で際立っている非日常の存在だからこそ、日常でいられたらなと。僕は普段は早口で話す方なんですけど、視聴者を癒やしたいという気持ちもあって、優しい声でゆっくりしゃべるというスタイルを意識したかもしれません。普段の僕とは全然違うので演じていて楽しかったです(笑)」
──役作りをしていく上で、苦労したことはありますか?
千賀 「苦労、めっちゃしましたよ。悠太という人物をかみ砕くのに時間がかかったというか…。特に第1、2話では、どう演じたらいいのかかなり探りました。例えば、千里とは、最初は真面目に恋愛して結婚したのかと思いきや、実は計画的に彼女をだましたような感じだった。監督にはそういうイメージで演じてくれと言われていたので、抱き合う時も意味深な表情をしたり。でも、悠太をどれだけ嫌われる人物にできるかを考え過ぎて、やり過ぎちゃったりもしたんですよね。そういうバランスを考えるのがなかなかつらかったです。話し合いをしながら徐々にキャラクターを固めていった感じです」
佐藤 「香音さんの中身が瑠奈と千里とで入れ替わるじゃないですか。今はどっちなのか区別がつかないこともあって、それが難しかったんですけど、演じるキャラによって目の表情が変わるので、香音さんの目を見るようにして。それと、現代と大学時代(回想)のギャップをしっかり見せたいと思って、そこは工夫しましたね」
──強烈なセリフがたくさんありますが、ツボに入った言葉は?
千賀 「あり過ぎてヤバイですけど(笑)、やっぱり、『お前さ、うるさいんだよ』ですよ。まさか “おまうる”がドラマのセリフデビューするとは、シンプルにうれしかったですね。この言葉が物語に入った時、どういうつながりになるのかはずっと気になっていました。僕が考えたセリフなので、“おまうる”の出演料はもらえるんでしょうか。それも気になっています(笑)」
――後半に向けて、期待してほしい注目ポイントをアピールしてください。
千賀 「ジェットコースター感のあるストーリーなので、毎回、優位性が変わるんですよ。誰が優位に立つのか、見ていると、計画的に見えたり偶然に見えたりいろいろな展開があるので、そういった部分を楽しんでもらえたらと思います」
佐藤 「後半は、本当にジェットコースターのような展開になっていきます。幸せだったのに急に不幸になったり、光が見えてきたと思ったらすぐにピンチが訪れたり。オリジナル脚本ならではの展開の読めなさが面白いので、最終話まで見逃さないでください」
【番組情報】
ドラマ特区「愛人転生―サレ妻は死んだ後に復讐する―」
MBS
木曜 深夜0:59~1:29
tvk
木曜 午後11:30~深夜0:00 ほか
※地域によって放送日時は異なります
※MBS放送後、TVerにて1週間無料見逃し配信
取材・文/高橋真希子 撮影/蓮尾美智子
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