遠藤憲一が再びワニ顔総理に！ 9年ぶりに“Return”した「民王Ｒ」の見どころは？2024/10/16

　テレビ朝日系で、10月22日にスタートする「民王Ｒ（たみおうあーる）」。2015年に遠藤憲一＆菅田将暉のダブル主演で放送された痛快政治エンターテインメント「民王」が9年ぶりに“Return”。池井戸潤氏の「民王」にインスパイアされて作られた令和の「民王」に新しいメンバーが加わり、遠藤主演で復活する。

　前作では総理大臣に就任した武藤泰山（遠藤）が突如おばかな息子・翔（菅田）と心が入れ替わってしまい、前代未聞の大珍事に。さまざまな事件を引き起こすも、無事総理大臣を努め上げた。今回は、政界引退を控えていた泰山の元に再び総理大臣の打診が。総理大臣に就任するも、またしても入れ替わりの大珍事に巻き込まれる。

　しかも、今回の入れ替わり対象は「全国民」で、毎話泰山と誰かが“Random”に入れ替わる奇想天外なストーリーが展開。さらに、今作は父親のコネで書生になった田中丸一郎太（大橋和也／なにわ男子）や毒舌秘書の冴島優佳（あの）、メンタルが弱くすぐ泣き出す公安の刑事・猫田マモル（山時聡真）らが加わり、よりパワーアップした物語をおくる。

　今回は、放送に先駆け、泰山役を演じる遠藤さんにインタビュー。放送が決まった時の感想やパワーアップしたと感じる点、入れ替わってみたい存在などを聞いた。

――「民王R」が決まった時の感想を教えてください。

「前作の『民王』がとても好評でした。それが今回『民王Ｒ』という新たな形で復活するとは到底思ってもみなかったので、うれしさを感じつつ、性別も年齢もバラバラな人たちと入れ替わるということで、どんな人と入れ替わるのか分からずプレッシャーも感じました」

――9年ぶりに泰山を演じるお気持ちはいかがでしょうか。

「引き続き登場する方もいますが、泰山を取り巻く周りの人間がガラッと変わり、新しい風を吹き込んでもらえると思っています。初めて共演する若い子たちの新しいエネルギーをもらいながら、泰山や入れ替わった後の人たちを演じていきたいです」

――今作「民王Ｒ」において、パワーアップを感じる部分は？

「前作は息子・翔との入れ替わりを描くドラマでした。でも今回は1話ごとに入れ替わり、話の終わりにはまた次の人へ…とポンポンと入れ替わっていくので、テンポがとても早く、話の展開がより面白くなっていると思います」

――もし誰かと入れ替われるとしたらやってみたい職業はありますか？

「クラシックの指揮者に入れ替わりたいです。一度バラエティー番組で指揮をやらせていただいたことがあって、それが印象に残っていて、入れ替われたら面白いだろうなと思います」

――最後に視聴者へメッセージをお願いいたします。

「前回よりパワーアップしているのは確かなので、それを僕たちが全力で演じるだけです。昨今、コメディードラマが少なくなっている中で確実に笑えるドラマになっているので、火曜日の夜にゲラゲラ大笑いしながら楽しんでいただければと思っています」

――ありがとうございました。

【プロフィール】
遠藤憲一（えんどうけんいち）
1961年6月28日、東京都生まれ。近作はドラマ「ラジエーションハウス〜放射線科の診断レポート〜」（フジテレビ系／2019年）や「エンジェルフライト」（NHK BS／24年）など。映画「劇場版ドクターX FINAL」が12月6日に公開予定。

【番組情報】
「民王Ｒ（たみおうあーる）」
テレビ朝日系
10月22日スタート
毎週火曜　午後9：00～9：54　※初回は6分拡大

テレビ朝日担当／S・A　撮影／蓮尾美智子