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「私の町の千葉くんは。」井桁弘恵&犬飼貴丈が“胸キュン”シーンに意気込み…!?2024/10/08

「私の町の千葉くんは。」井桁弘恵&犬飼貴丈が“胸キュン”シーンに意気込み…!?

 おかもととかさ氏による同名作を実写ドラマ化した今作。ある日、かつて通っていた高校で教師として働く主人公・小野寺マチ(井桁弘恵)のクラスに転入生がやって来るが、なんと彼はマチの高校時代の初恋相手・千葉悠一(犬飼貴丈)にうり二つの弟・悠人(山下幸輝)で…。さらには、ある飲み会で悠一とも劇的な再会を果たす。

 見るたびに初恋を思い出し目が離せない弟・悠人と、高校時代に憧れていた兄・悠一のイケメン兄弟に振り回されるマチ。「本能的な恋」と「約束された恋」のはざまで揺れ動く、トライアングル・ラブストーリーが展開する。

 今回、TVガイドWebではマチ役の井桁さん、悠一役の犬飼さんにインタビュー。2人がそれぞれ演じるキャラクターや今作に感じる面白さとは。さらに、見どころの一つでもある“胸キュン”シーンへの意気込みなども…!

「私の町の千葉くんは。」井桁弘恵&犬飼貴丈が“胸キュン”シーンに意気込み…!?

――それぞれ最初に脚本を読んだ際の印象はいかがでしたか?

井桁 「一見ラブコメかと思いきや、20代後半女性のリアルな悩みや迷いがすごく丁寧に描かれていて驚きました。私自身、同世代の友人と恋愛の話をすると、マチとみどり(樋口日奈)のように“理想と現実”といった議論を繰り広げることもあり(笑)、共感できる部分が多かったです」

犬飼 「この作品では三角関係が描かれるのですが、そこに“兄弟”という要素が入ることでより心が苦しくなったり…物語に深みを感じました。また、女性が全く違う男性たちの間で揺れ動くラブストーリーというのはこれまでにもあったと思うのですが、この作品では面影が重なることで思い悩むという。そういう作品は初めて見たので、それもすごく新鮮でした」

――井桁さんは、具体的にどういった部分が共感できたのでしょうか。

井桁 「私自身、リアルに将来が見えてくる年齢になってきたのもあり、“恋愛ってなんだったっけ?”と分からなくなったり、“ただ好きなだけじゃだめなのかも…”と考えたりするんです。自分の人生を見据えて、相手のことをいろいろチェックしてしまったり、ちょっと打算的に考えてしまうところは特に分かるなと思います」

「私の町の千葉くんは。」井桁弘恵&犬飼貴丈が“胸キュン”シーンに意気込み…!?

――先日メインビジュアルの撮影をされ、間もなくクランクインを迎えるということですが(※取材日時点)、お互いの印象はいかがですか?

井桁 「犬飼さんは勝手にクールな方だと思っていたのですが、実はそうでもないのかなと(笑)。というのも、メインビジュアルの撮影でしかまだがっつりご一緒していないのですが、実は過去に少しだけ共演したことがあり、それを私がお話したら全然覚えてくれていなくて…(笑)」

犬飼 「違う、違う。言わないでよ(笑)」

井桁 「『絶対僕じゃないです』とおっしゃるので、不安になって調べたらやっぱり犬飼さんなんですよ(笑)。でも、それを『やっぱり犬飼さんだったじゃないですか!』と突っ込める、柔らかい雰囲気の方。それにもおどけて返してくださって、クールじゃないのかも…と思っているところです(笑)。その時は全然お話できなかったので、今回はいろいろお話できたらいいなと思っています」

――犬飼さんから見た井桁さんの印象は?

犬飼 「普段女性と話していて目線が同じになることってあまりないのですが、井桁さんはスタイルがいいので目線がほぼ同じなんです。なので、実は僕、メインビジュアルの撮影の時も木箱に乗っていて(笑)。すらっとしていて身長も高いので、僕としても井桁さんはクールなのかなと、ちょっと近づきがたいなと思っていたんです。それでおそるおそる話し掛けてみたら、僕が共演したのを忘れていたことをすごく責めてきて…今のところ第一印象のままです(笑)」

井桁 「あはは! だって、忘れてるから…!(笑)」

犬飼 「なので、今後どこかで優しさに触れられたらいいなと。もうその未来は見えていますが(笑)」

「私の町の千葉くんは。」井桁弘恵&犬飼貴丈が“胸キュン”シーンに意気込み…!?

――悠一と悠人がマチを取り合う、まさに“トライアングル・ラブ”なかわいらしいメインビジュアルですが、撮影はいかがでしたか?

犬飼 「実はこれ、3人それぞれに体勢がきつくて(笑)。さっきもお話ししたように僕は木箱に乗って撮ったんですけど、実は乗らなかった方が良かったんじゃないかと思うくらい、とにかく角度を維持するのが大変で…。みんな下半身がプルプルしていて、ジムみたいな空気が流れていましたから(笑)」

井桁 「確かに(笑)。あと、3人とも人見知りなんだろうなっていうのをなんとなく感じる空気感でした(笑)」

――それぞれ演じるキャラクターのどこに魅力を感じますか?

井桁 「マチは本当に真っすぐで、それ故に自分の言動を後悔したり、すごく人間味がある人だなと思っています。本能で突き進んでしまった後に、それを客観的に見て悩むのですが、誰しもそうやっていろんな角度から自分を見てしまいますよね。そういう姿がかわいらしくて魅力的だなと思います。あと、今回モノローグでマチの心の声も多く登場するのですが、マチが実際にやっている行動と、それについていけていない感情のちぐはぐさというのも楽しんでいただけたら」

犬飼 「悠一は、マチにひと目ぼれされるほど魅力的な男性です。クールでありながら懐は広く、マチを包み込んであげられるような優しさも持っているという…常にカッコいい人だなと思います。今日も監督から『イケメンでカッコよくいてください』と言われ、イケメンでいることの難しさを初めて感じていて。ひとまず、明日からスキンケアきちんとしようかな…」

井桁 「あはは! そのままで十分ですよ(笑)」

犬飼 「ありがとうございます。じゃあ、“まんま”でいかせていただきます!(笑)」

「私の町の千葉くんは。」井桁弘恵&犬飼貴丈が“胸キュン”シーンに意気込み…!?

――井桁さんは今回が初の教師役ですよね。

井桁 「そうなんです。もう、生徒がいっぱいいるのが怖くて…(笑)。人見知りとしては怖くないですか?」

犬飼 「分かります。みんなが自分の方を見ていると、つい避けて通りたくなりますよね(笑)」

井桁 「できれば私も生徒役として先生を見ていたいのですが(笑)、成長につながると信じて頑張りたいと思います」

――それでは、お互いのキャラクターにキュンとするところは?

井桁 「悠一の魅力は兄の威厳といいますか、包容力や落ち着きがあるのがすてきだなと。しかも、最初はミステリアスで捉えどころがないのですが、後半になるにつれて人間味やその内心が見えてきて、より魅力を感じられると思います」

犬飼 「マチは割と常に『えっ、えっ!?』みたいな感じで、翻弄(ほんろう)されてパニックになっているところがかわいいなって。その慌ただしさみたいな部分は、マチの魅力的なポイントの一つだと思います」

「私の町の千葉くんは。」井桁弘恵&犬飼貴丈が“胸キュン”シーンに意気込み…!?

――それぞれのキャラクターを演じるに当たって、難しさは感じますか?

井桁 「マチは感情が素直に出るタイプなので、そこは演じやすそうかなと思っています。マチの感情に寄り添って、感じたことを純粋にそのまま表現したいです」

犬飼 「僕も、悠一は割と自分の普段のテンションと近いのかなと思っていて…」

井桁 「包容力ある、みたいな?」

犬飼 「違う違う(笑)。あるかないかは置いておいて、テンションの話ね(笑)。僕自身、よく『落ち着いているね』と言われるので、悠一と近いものはあるのかなと。それもあって、元気なキャラより静かなキャラの役の方が演じやすさはあるので、今回もスムーズに悠一をつかみたいです」

――毎回胸キュンシーンが登場するのも今作の見どころですが、意気込みはいかがですか?

井桁 「それはもう犬飼さんや山下さんが胸キュンさせてくれると思います」

犬飼 「…なるほど(笑)」

井桁 「胸キュンって、意識的にしようと思ってできるものではないですよね。ふとキュンとしている姿を見ていただいた方が視聴者の方にも刺さると思うので、ある種私は何も用意せずにお二人に委ねて(笑)、結果として皆さんに胸キュンを届けられたらいいなと」

犬飼 「でも、僕としても、マチが魅力的なキャラクターであればあるほど自然と“こうしたいな”というのが浮かんでくると思うので(笑)、そこが理想かなと。ひとまず、1話で大体5~6回は壁ドンしていきたいです」

井桁 「それは多い(笑)。最後飽きてきちゃいますよ(笑)」

犬飼 「ちょっとそこは期待していただいて。この前は右手でやっていたのに今回は左手になってる! みたいな、そういう変化もぜひ楽しんでください(笑)」

「私の町の千葉くんは。」井桁弘恵&犬飼貴丈が“胸キュン”シーンに意気込み…!?

――井桁さんと犬飼さんが思わず“胸キュン”してしまうシチュエーションは?

井桁 「最近、現場で日差しが強い時に照明部の方がカポック(※レフ板)で日よけを作ってくださって。そういうさりげない優しさにキュンとします。それがこわもてな方だったりすると、ギャップでよりときめきますね(笑)」

犬飼 「僕は大胆といいますか、豪快な発言や行動にキュンとするかもしれないです。例えば、一緒にご飯を食べに行った時に『一杯目どうする?』とか、そういう探り合いなしに『すみません、生ください!』と言っているのを見るとドキッとします(笑)。

――最後に、このドラマに感じる魅力を教えてください。

井桁 「他人の恋愛を見ていて“こうしたらいいのに”と思うことと、当人たちが思っていることは全く違うんだっていう、そのギャップの表現が面白いのと、なによりすごくリアルなんです。それがこのドラマの魅力であり、“結末”でもあると思っています」

犬飼 「そうですね。井桁さんもおっしゃっていましたが、いい意味での生々しさがこのドラマのいいところなのかなと思っていて。兄にも弟にも恋をする…というのは一見、非現実にも思えるのですが、キャラクターの動きや心の機微、シチュエーションなど、丁寧に描かれていることでリアルに感じるというか。ぜひ、最後までハラハラドキドキしていただけたらうれしいです」

「私の町の千葉くんは。」井桁弘恵&犬飼貴丈が“胸キュン”シーンに意気込み…!?

【プロフィール】
井桁弘恵(いげた ひろえ)
1997年2月3日生まれ。福岡県出身。O型。近作に、ドラマ「Shrink―精神科医ヨワイ―」(NHK総合/2024年)、「伝説の頭(ヘッド)翔」(テレビ朝日系/24年)、「VRおじさんの初恋」(NHK総合/24年)などがある。


犬飼貴丈(いぬかい あつひろ)
1994年6月13日生まれ。徳島県出身。O型。近作はドラマ「完璧ワイフによる完全な復讐計画」(TBS系/24年)、「95」(テレ東系/24年)など。11月7日スタートのドラマ「初めましてこんにちは、離婚してください」(MBSほか)で、林芽亜里とダブル主演を務める。

【番組情報】
ドラマNEXT「私の町の千葉くんは。」
テレ東系
水曜 深夜0:30~1:00

「私の町の千葉くんは。」井桁弘恵&犬飼貴丈が“胸キュン”シーンに意気込み…!?

取材・文/片岡聡恵 撮影/尾崎篤志 ヘアメーク/川嵜瞳(井桁)、加藤ゆい(フリンジ/犬飼) スタイリスト/浦田聡美(井桁)、松下洋介(犬飼)
衣装協力/サテンドレス¥64,900、ニットドレス¥58,300、ブーツ¥129,800(TOGA PULLA TOGA 原宿店 03-6419-8136)、イヤーカフ¥22,000、ブレスレット¥52,800、右手のリング¥27,500、左手のリング¥35,200(ブランイリス ブランイリス トーキョー 03-6434-0210)(井桁)

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