和田雅成&曽野舜太が「神様のサイコロ」撮影で飯田譲治監督の神業に衝撃!2024/10/07
BS日テレほかで和田雅成さん主演の連続ドラマ「神様のサイコロ」(水曜午後11:30)が10月9日からスタートします。本作は、フジテレビ系の人気ドラマ「世にも奇妙な物語」シリーズ(1990年~)や「NIGHT HEAD」(92年)「ギフト」(97年)など、数多くのヒットコンテンツを生み出してきた監督・飯田譲治氏が書き下ろした、完全オリジナルストーリー。
和田さんをはじめ、いわゆる“2.5次元(漫画やアニメなどの2次元作品を舞台化した作品)”と呼ばれる、舞台で活躍中の、曽野舜太さん、前嶋曜さん、櫻井圭登さん、寺坂頼我さんが演じる、5人の動画配信者が、願いをかなえる人形を使って行う不思議な儀式を生配信していく様子を描く、新感覚サバイバル・マーダー・ミステリー。一度始めたら脱出不可避。命がけの脱出ゲームに翻弄(ほんろう)される5人に、次々と降りかかる予測不能な展開に注目だ。
音楽系動画配信者・赤城勇太を演じる和田さんと、チャンネル登録者数が伸びず悩んでいた赤城に、儀式の話を持ち掛ける、食べ物系動画配信者・白石和彦に扮(ふん)する曽野さんに、作品の見どころや制作秘話、プライベートについて聞いた。
──オファーを受けた時の感想からお願いします!
和田 「単独で主演させていただくのが初めてなので、素直にうれしかったです」
曽野 「飯田さんが原作の『NIGHT HEAD』の舞台に黒木タクヤ役で出演させていただいた時、飯田さんが見に来てくださって、『良かったよ』と声を掛けていただけたのがすごく印象に残っていました。今回も、期待に応えなきゃという気持ちが大きかったですね」
──和田さんは飯田監督とお会いして、「子どものようなキラキラとした目でこの作品のお話しをしてくださった」とコメントしていらっしゃいましたね。
和田 「初めてお会いした時、監督と2人で話す機会があって、その時に作品のことをたくさん話していただいきました。監督の話は、量子力学とか専門的で本当に難しくて、作品に対する熱量もすごかったのでその時は良く理解できなかったのですが、脚本を読んでこういうことを伝えたかったんだろうなと。ただ、脚本だけでは、どういうふうに撮っていくんだろうというのが想像できなかったけれど、実際に撮っていくうちに徐々に理解していった感じです」
曽野 「飯田さんと一緒にやるのは初めてで、脚本を読んだ時に『大事な役を任せてもらえたな』と。白石は、このストーリーをかき乱したりみんなを引っ張たりする大事な役。物語のキーマンなので、『頑張ろう!』と思いました」
──飯田監督と一緒に作品を作っていくのはお二人とも初めてとのことですが、どのような印象でしたか?
和田 「すごく熱い方でした」
曽野 「頭の中でいろいろなことを考えているんだろうなと」
──第2話まで試写を見させていただきましたが、この先どうなるんだろうと、ドキドキしながら拝見しました。実際の現場はいかがでしたか?
和田 「僕たちは、登場人物の5人と同様に、身に付けていた携帯(カメラ)で撮影もしていたんです。その時の映像も実際に使用していて、僕らが演技をしつつ撮影をしているというか…。カメラマン役の方も実際に撮影していたりします。もちろん、本職のカメラマンさんが撮影している部分もあるのですが、物語の後半には僕たちがカメラを付けたまま走り回ったりして、それもリアルに生配信しているという設定なので、臨場感があると思います。最初は、『本当にこれ使えるのかな』『どうやって映像化するんだろう』と思いましたけど、出来上がったものを見たらすごく良かったです」
曽野 「携帯のカメラでもさまざまなモードが設定できて、1秒あたりに撮る枚数のFPS(フレームレート)も、すごく細かく設定できるので、みんなで合わせてやりました」
和田 「ムービーモードみたいなのもあって、今すごいですよね。それで実際に映画を撮った作品もあるみたいです。設定すれば、色味が変わったり臨場感が出たりして、全然違いました」
──自分が撮っていると思いながらの演技は難しくなかったですか?
曽野 「最初は難しかったですが、慣れてきたら難しいと感じず演技できました」
──演技に影響はなかったんですね。没入感というか、ドラマなのに自分が実際にYouTubeを見てるような感覚になりました。
和田 「そう感じてもらえるとうれしいです」
曽野 「それが狙いだったんです!」
──撮影していく上で、手応えを感じた部分を教えてください。
曽野 「さすが飯田さんと感じました。飯田監督の作品に、キャストの1人として参加させていただいて、出来上がったものを見て、自信を持って皆さんに見ていただける作品になったなと感じますし、1人でも多くの方に新作を見ていただいて、僕たちのことを知っていただきたいなという気持ちです」
和田 「監督の新作って、4~5年ぶりぐらい。『どうやって撮るのか、やり方を忘れちゃったよ』と冗談で言っていました」
曽野 「撮るのが久しぶりと言っていましたよね」
和田 「舜太が言ったように、最初は想像でしかなかったものが画になってイケるなと。没入感というか、本当にYouTubeを見ているような感覚になると思うし、さらに、途中からは自分もそこにいるような感覚になっていくと思います。多分、それが監督の狙いなのでそこは確実に抑えられていますし、監督の作る世界観が本当に独特で魅力的なので、そこは自信を持って『この作品面白いよ』と言える感じです」
──飯田監督にとっては久しぶりの作品でしたが、現場で感じた監督のすごさをお聞かせください。
和田 「全てに対して思い切りがいいんです。撮影初日に8時間半巻いたんですよ。そんなことあるんだって、びっくりしました。それも携帯で長回しで撮っているし、1~10ページ分が一発で撮れちゃって、基本的に一発でいい画が撮れればそれで終わるんです。本来、10ページ分あったら何時間もかけて撮りますけど、それが、監督がいい画が撮れたからって、30分で一発OK…。でも、僕たちが、今手応えあったねと思った時には、もう一回と言われたり。そういう監督の思い切りの良さみたいなのが心地よかったです」
曽野 「そんなに巻いたら僕が監督だったら、『もうちょっと撮っておこうか』と言うと思う。飯田監督は、いいものが撮れたからそれで大丈夫って」
和田 「長年積み上げてきた経験で、間違いなくイケるなと判断する潔さに、すごいなと全員が思ったと思います」
──和田さんが赤城、曽野さんが白石、他のメンバーもそれぞれキャラクターが立っている役柄だったと思います。ご自分の役をどのように捉えて演じたのでしょうか?
和田 「僕は、一番無邪気でこの儀式を誰よりもやりたいという赤城役。撮影が進んでいくうちに、赤城は監督みたいな立場なんだろうなと、徐々にそういう感覚になりました。飯田監督も、量子力学について昔からハマっていたのではなくて、最近になって興味が湧いたから作品に取り入れてみたいと思ったのでは。興味のあることを追求したり、他の人に話したりということがすごく好きなんだと思うんです。赤城も多分そうで、途中から飯田監督と重ねながら演じていました」
曽野 「白石は、オセロのようなキャラクターだなと思いました。“白石”であって、“黒石”かもしれない。二面性があって、普段はみんなにかわいがられて弟のようなキャラクターでもあり、兄貴っぽい感じの時もある。みんなの後をそっと付いていっている感じですけど、実は自分の意思も強い。それは自分の思いなのか、そんな二面性というかギャップを大切にしなきゃと感じました」
──お二人とも、役にご自分を重ねて共感する部分もあったのでしょうか。
和田 「僕自身も、興味のあることにすごくのめり込むタイプ。第1話で、赤城が『みんなで一回やってみよう。そしたら面白いことが分かるから』という感じは、僕もそういうタイプなので重なる部分があったし、ドラマみたいに数人のグループでいるときは、割とリーダーになることが多いタイプなので、重なる部分は多かったです」
曽野 「白石は、5人の中で弟的な立ち位置という役どころ。『M!LK』の活動をしている時に僕が最年少なのでかわいがってもらってるので、そこは似てるのかなと。白石が場をかき乱すところ以外は似てるんじゃないかな」
──白石の何でも食べてみる動画がバズりますが、ご自身は何でも食べてみるタイプですか?
曽野 「食べるのは大好きですけど…」
和田 「舜太はめっちゃ食うよね。ご飯の時とかも大盛りで、驚いたぐらい。僕も結構食べる方だけど」
曽野 「『フライいらない?』と聞かれると、もらっていいですかって。でも、そんなに食べないですよ。普通の元気な男の子ぐらい。食べるのは好きなんですけど、ゲテモノは食べられないです」
──劇中で食べているのは本物ではないんですか?
曽野 「あれは、チョコレートとかで作ってくれた、ゲテモノに似た食べ物です! 今回ではないんですけど、前に本物のイナゴは食べたことがあります。バッタみたいな」
和田 「おいしかった?」
曽野 「まあ、佃煮みたいな感じ。舌ざわりの悪い佃煮で、ご飯は進まないですね」
和田 「無理無理無理! 佃煮とか言われたら想像してしまいます。絶対無理! 僕、絶対冒険しないので、同じものをずっと食べるタイプです」
曽野 「僕は、同じものを食べるのはあまり好きじゃないんです。知っている味よりは新しいものに挑戦するタイプです」
──今回、SNSでバズりたいという動機で儀式に参加しますが、これをやったらバズりますという話が来たら素直に受けるタイプですか?
曽野 「どういう企画かにもよるけど、割とやってみます。一回やってみてミスったらすぐやめるいというタイプ。食べるのもチャレンジするタイプなので」
和田 「企画によるかな。無茶しなければやるかも。心霊系とかはやらないです」
曽野 「それでバズったとて。心霊タレントみたいになるのもね」
和田 「SNSをバズらせるためだけに何かをすることはないと思います。ファンの方が喜んでくれるような企画ならいいですけどね」
──これをしたら願い事がかなうといわれたら?
曽野 「『ドラゴンボール』の神龍(シェンロン)みたいな! そんなワクワクすることいわれたらやります。ドラボンボール集めます(笑)」
和田 「ただの、ドラゴンボール好きなやつじゃん(笑)。僕は、本当に慎重なタイプなので、今のままでも幸せだしやらないかな。もっと幸せになる可能性があるんだったら、無茶しなければやるかもしれないです」
──仕事やプライベートで、ルーティンや決めごとがあったりしますか?
和田 「僕は、舞台に上がる時とか階段とかでも、左足から出すと決めています。そうしないと気持ち悪いんですよ」
──それは、この仕事をしてからでしょうか。
和田 「昔からです。例えば、野球のユニホームを着るときに、最初に靴下をはく足も決めていました。それ以外にもルーティンがあったのですが、今はだいぶ減りました。それをしないと気持ち悪くなっちゃって、舞台中とかもそれを考えちゃう時があったので。今だに左足から出るとかは無意識でやっていますけど」
──左から出るというのは、心臓がある方だからとか意味があるのですか?
和田 「特に理由はないのですが、左足で踏み込んで、最終的に右足で降り立ちたいんです。階段の数によってはそうならないこともあるので、二段飛ばしをしたりしてつじつまを合わせます」
曽野 「マジですか。僕、ジャンケンは絶対右手でやります!」
和田 「みんなそうじゃん(笑)。僕も右手」
曽野 「お箸は絶対右手で持つし」
和田 「それは、ただの右利きでしょ(笑)。ルーティンじゃないよ」
曽野 「理由は、右の方が気持ちいいからです!」
和田 「左だと気持ち悪いというだけなの? マネジャーさん、舜太、大丈夫ですか?」
曽野 「ルーティンです! 右でやったら勝つんです!」
和田 「うそをつくなー(笑)」
──男子5人がそろった現場はどんな感じだったのですか?
和田 「こんな感じで、マジでずっとしょうもないことを言っていました。撮影が終わった後にみんなでロケバスで帰るんですけど、そこに監督が乗ってきて、みんなでしょうもない話をして帰るというのが、この作品でのルーティンでしたね」
──和田さんは本作の主題歌「Dice」も担当されましたね。
和田 「このドラマのための曲で、人生ってサイコロみたいだなと思いました。歌詞を見た時に感じたのが、サイコロって6が出る時もあれば2が出る時もあって、そんな中で後戻りはできないけど後戻りしたい時も先に進まなきゃいけないという、人生になぞらえた歌詞になっていて、人生を振り返りましたね。自分でも過去の嫌な思い出のふたも開けましたし、皆さんのいい思い出も嫌な思い出も振り返ってもらえる曲かなと思います。とてもいい楽曲をいただきました」
──作品のタイトルが「神様のサイコロ」で、主題歌が「Dice」。飯田監督が作品に込めた意味が現れているようですね。
和田 「赤城たちも、神様が振ったサイコロに振り回されているというか」
曽野 「言葉には意味があって、結局は神様に踊らされてる。サイコロみたいに転がされちゃってる感じですよね」
──プライベートで癒やされる空間は?
曽野 「アメリカの家具を集めていて、自分の好みにあったソファをオーダーしたりして、好きな家具をそろえた自分の部屋が癒やしの空間です」
──お部屋も片付けて奇麗そうですね。
曽野 「……」
和田 「あっ、固まってる! 部屋、汚いんでしょ」
曽野 「そんなに汚くはないけど…。毎日片付けているかと言うと…。でも定期的に片付けますよ。自分で、なにがどこに置いてあるかは分かっているので、ちょっと散らかってるくらいかな」
和田 「飼っている猫が、僕が動くとどこにでもついて来るんです。ソファにいると膝の上に乗ってくるし、ベッドで寝ていても胸の上に乗るし、どこいても癒やされます。オスのアメリカンショートヘアで、名前はミヤビです!」
──お二人がこの5人の配信を見ていたとしたら、どんな言葉を掛けますか?
曽野 「『頑張って』とか『もっと行け!』と応援するかも」
和田 「その人たちが好きでやってたらいいんじゃないかなと思うので、静観して見ていると思う」
曽野 「静かにコメントもせずに?」
和田 「そう。コメントせずに好きなことを続けたらいいんじゃないかなと願ってると思います」
曽野 「僕は、ヤバいかもと思いつつも、『大丈夫だよ、いけいけよ! 絶対大丈夫だって!』とコメントします。自分では危ない橋は渡らないですけどね(笑)」
和田 「それ、一番たち悪いじゃん(笑)」
【プロフィール】
和田 雅成(わだ まさなり)
1991年9月1日 大阪府生まれ。2024年10月12日スタートの土ドラ「バントマン」(フジテレビ系)に出演。25年1月より、舞台「花郎~ファラン~」で主演を務める。
曽野 舜太(その しゅんた)
2002年5月3日 三重県生まれ。舞台「NIGHT HEAD 2041-THE STAGE-」(20年)を始め、数々の作品に出演。5人組ダンスボーカルユニット「M!LK」としても活動中。
【番組情報】
ドラマ「神様のサイコロ」
10月9日スタート
BS日テレ、テレビ神奈川、テレビ埼玉、千葉テレビ
毎週水曜 午後11:30~深夜0:00
【プレゼント】
サイン入り生写真を1名様にプレゼント!
TVガイドWeb公式X@TVGweb(https://x.com/TVGweb)をフォローし、下記投稿をリポスト。
https://x.com/TVGweb/status/1843127175316414971
【締切】2024年11月7日(木)正午
【注意事項】
※ご当選者さまの住所、転居先不明・長期不在などにより賞品をお届けできない場合には、当選を無効とさせていただきます。
※当選で獲得された権利・賞品を第三者へ譲渡、または換金することはできません。
※賞品をオークションに出品する等の転売行為は禁止致します。また転売を目的としたご応募もご遠慮ください。これらの行為(転売を試みる行為を含みます)が発覚した場合、当選を取り消させていただくことがございます。賞品の転売により何らかのトラブルが発生した場合、当社は一切その責任を負いませんので、予めご了承ください。
※抽選、抽選結果に関するお問い合わせにはお答えできませんので予めご了承ください。
取材・文/松下光恵 撮影/蓮尾美智子
©飯田譲治/キングレコード株式会社 ヘア&メーク:堤紗也香(和田)、中島愛貴(曽野) スタイリング:高田菜々子(和田・曽野)
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