柳楽優弥の“目力”に坂東龍汰が涙!? 「ライオンの隠れ家」舞台あいさつで秘話続出!2024/10/06
TBS系で10月11日スタートの連続ドラマ「ライオンの隠れ家」(金曜午後10:00)の第1話先行プレミア試写会&舞台あいさつが行われ、主演の柳楽優弥をはじめ、共演の坂東龍汰、齋藤飛鳥、佐藤大空、桜井ユキ、柿澤勇人が登壇した。
「ライオンの隠れ家」は、市役所で働く平凡で真面目な青年・小森洸人(柳楽)と自閉スペクトラム症の弟・美路人(坂東)の兄弟が、突然現れた少年“ライオン”(佐藤)との出会いをきっかけに、ある事件に巻き込まれていくヒューマンサスペンス。洸人の職場の後輩で、小森兄弟を見守る牧村美央役を齋藤、週刊誌記者・工藤楓役を桜井、事件の捜査を担当する刑事・高田快児役を柿澤が務める。
本作がTBSドラマ初主演となる柳楽。個性的な役柄を演じることの多かった柳楽だが、本作で演じるのは平凡で真面目な普通の青年。役作りについて問われると、「これまで演じてきたキャラクターとは少し違うんですが、平凡な役を演じることにはまた違うやりがいがあって。自分を表現することを躊躇(ちゅうちょ)せずに、現場で本当に感じたことをキャラクターにうまく反映させられたらいいなと思いながら演じました」とコメント。
印象的なシーンについては、「人生で安定した生活をしている時に変化を求めない気持ちがすごく分かります。ただ、予期せぬ出来事に直面した時に人が成長するというのを、このドラマで感じました。横断歩道を渡るシーンで、自分が一歩前進し、ちょっと違う自分を見つけようとする部分が印象的でした」と振り返った。
続いて自閉スペクトラム症の美路人を演じる坂東は、役作りの過程を、「撮影に入る前の1カ月間は、他の仕事を一切入れずに美路人と向き合う時間を作りました。その中で見たり学んだことを、できる限り忠実に、素直に表現できたらいいなと思いました」と振り返り、さらに「自閉症に関する映画を見たり、書籍を読んだり、監督やプロデューサーと共に自閉症の子どもたちが通う学校を訪問し、さまざまな準備をしました」と説明。
柳楽との初共演については、「兄弟役として自然な空気感があり、柳楽さんのお芝居から多くを学びました。柳楽さんの目を見ると、泣きそうになる不思議なパワーを感じることがありました」と、柳楽の目力について圧倒されていることを語った。
続いて、齋藤は、市役所チームでの撮影現場について「ほのぼのと和気あいあいとした雰囲気でした。(同僚の貞本洋太役を演じる)岡崎体育さんが率先して盛り上げてくださるのですが、柳楽さんも意外にそれに乗っかって、面白いツッコミやボケをされるんです。すごく楽しい現場です」と笑顔で語った。また、自身が演じる牧村美央に関しては、「小森兄弟やライオンに影響を受け、彼女自身も成長していきます。美央ちゃんは優しすぎるところがあって、裏があるかも?(笑)と感じられる部分もありますが、これから成長していく姿に注目してほしいです」と今後の展開に期待を寄せた。
本作の鍵を握る少年“ライオン”を演じる佐藤について柳楽は、「先日、涙を流すシーンがあったんですが、カメラに写っていない時でもしっかり泣いていて、感心しました」と、その演技力を絶賛。坂東も「大空くんの演技は、セリフがセリフに聞こえないというか、神秘的で、彼がいるだけでシーンに説得力が生まれるんです。本当に勉強になります」と称賛した。
一方、佐藤大空は撮影の合間に、小道具のヨーヨーで遊んでいるエピソードを明かし、坂東は、「最初は全然できなかったんですが、今ではすごくうまくなったんですよ」と成長ぶりを伝えた。
刑事役を演じる柿澤は、共演者の中で注目しているキャストとして「やっぱり柳楽優弥くんですね。僕たちは20代の頃に共演したことがあって、その時は深い関係性の役を演じました。撮影の前後もよく飲みに行ったりしていたので、10年ぶりの再共演が本当にうれしいです。柳楽優弥ファンとしては、新しい一面を見ることができて、ワクワクしています」と柳楽との旧交を振り返った。これに柳楽も「皆さんといい関係を作れていると思いますが、特に(桜井の後輩記者・天音優馬役を演じる尾崎)匠海くんの人柄がすてきで、撮影も面白くて楽しいですね」とコメント。
尾崎との共演シーンが多い桜井は、「尾崎さんは本当に裏表がなくてチャーミングな方。クランクインの時からその印象は変わらず、愛すべき存在だなと思っています。この間、柳楽さんと尾崎さんと3人で車の中で撮影していた時、尾崎さんが何度かかんでしまってNGが続いたんです。でも、周りのスタッフも『大丈夫だよ、好きなだけやって』という温かい雰囲気で、最後にOKが出た時も『できるじゃん、大丈夫だよ』と、すごく和やかでした。尾崎さんのキャラクターがそのまま現場にも反映されているようで、とても魅力的です」と、尾崎のチャーミングな一面をエピソードと共に語った。
さらに、記者役の桜井がキャスト陣に「もし好きな食べ物が消える前に最後に何を食べたいか?」という質問を投げ掛けると、佐藤が一番に「トマト!」と声を挙げ、続いて、柿澤は「おにぎり」、柳楽は「マグロの寿司」、坂東は「タラバガニ」、齋藤は「柳楽さんが差し入れてくださったうなぎ」と回答。「撮影の最初の頃に差し入れていただき、持ち帰った人もいたほどなんです。本当においしかったです」とエピソードを披露し、会場を和ませた。
また、主題歌を担当するVaundyがタイトルバックの映像も手掛けていることが情報解禁となり、柳楽は、「Vaundyさんの曲をもともと聴いていたので、撮影の話を聞いた時はうれしかったです。カメラアングルや演出も的確で、素晴らしいシーンを作ってくれました」と撮影の感想を述べると、坂東も「以前から、Vaundyさんのファンで(日本)武道館のライブにも行かせていただきました。そんなVaundyさんの指示でシーンを撮影できたのは光栄でした。特に『足の指をとらえるシーン』を撮影する際には4回くらい指示をいただきました。『撮りたくなる指をしている』とVaundyさんが興奮していて、僕もうれしかったです(笑)」とエピソードを披露。今後の放送でそのシーンが見られるかもしれないと注目を促した。
続いて、SNSで募集した質問に答えるコーナーでは、「皆さんにとって隠れ家と呼べるような場所はありますか?」と問われた。これに対し、柳楽優弥は「サウナが大好きで、週1くらいでリフレッシュしに行きます。リセットできる時間です」と、サウナを自身の隠れ家として挙げた。
齋藤は、「私もサウナ大好きですし、どの現場でも撮影セットでちょっと隠れられる場所を見つけて隅っこに座るのが好き」と、セットの一角を隠れ家として感じていると言い、桜井は、「子どもの頃、畳の部屋の押し入れに小さな空間を作って、親の怒られた時にはそこに入って、お菓子を持ち込んで閉じこもっていました」と、幼少期の思い出を披露した。
続いて、「撮影中にびっくりしたことがあれば教えてください」という質問が柿澤に向けられると、「交通状況で2時間ほど空き時間ができたので、僕は近くの喫茶店で本を読んでいんですが、戻った時に桜井さんに何をしていたのか尋ねると、本格的な火鍋を食べに行っていたと聞いた時はびっくりしました」と驚きを語った。
これに対し桜井は「辛いものが大好きで、2時間あれば火鍋を楽しめると思い、マネージャーさんにお願いして行っちゃいました」と笑顔で返答。火鍋の匂いについても「匂いは結構しましたね(笑)」と振り返り、場内の笑いを誘った。さらに、ライオン役の佐藤には「好きな動物は何ですか?」という質問が飛び、佐藤は「トラです! 速いから(笑)」と、無邪気な返答で会場に温かい雰囲気をもたらした。
最後に、柳楽は、「この作品は、ヒューマンドラマやサスペンスとして注目されていると思いますが、実は監督が『愛の掛け違い』と表現されている部分がとても大事なテーマです。それは家族愛や職場での絆など、人を支えるさまざまな愛の形が描かれています。回を重ねるごとに、そういった愛や絆が浮き彫りになっていくのが、この作品の魅力だと思います。ぜひ最後までご覧ください」と見どころをアピールし、イベントは終了した。
関連リンク
この記事をシェアする
ドラマガイド(最新シーズン)Drama Guide Season
【2025年冬】TVドラマガイド
2025年の冬(1月・2月・3月)にスタートする連続ドラマを曜日別で特集!
大河ドラマ「べらぼう」、奈緒×松田龍平W主演「東京サラダボウル」、黒木華や佐藤大樹らが出演する「風のふく島」、山田杏奈主演「リラの花咲くけものみち」のほか、深夜ドラマやBS放送の新着ドラマを含め、出演者、主題歌、あらすじ、記者会見リポート情報などを順次公開!
【2024年秋】TVドラマガイド
2024年の秋(10月・11月・12月)にスタートする連続ドラマを曜日別の一覧で大特集!
朝ドラ「おむすび」、月9「嘘解きレトリック」、柳楽優弥×坂東龍汰「ライオンの隠れ家」、松本若菜×田中圭×深澤辰哉「わたしの宝物」、菊池風磨主演「私たちが恋する理由」、現代版「若草物語」や「ザ・トラベルナース」など注目作のほか、深夜ドラマやBS放送の新ドラマを含め、出演者、主題歌、あらすじ、記者会見リポートなど、最新情報を随時更新☆