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趣里&ジェシーの周りにいる「モンスター」とは? 弁護士演じる難しさも語る2024/10/13 10:00

趣里&ジェシーの周りにいる「モンスター」とは? 弁護士演じる難しさも語る

 趣里が主演を務めるドラマ「モンスター」が、10月14日よりカンテレ・フジテレビ系にて放送。“常識”に捉われず、“感情を排除して”相手と向き合う得体の知れないモンスター弁護士・神波亮子(趣里)が、時に法が追いついていない令和ならではのさまざまな問題と向き合い、まるでゲームのように法廷闘争に立ち向かう異色のリーガル・エンターテインメントだ。

 放送スタートを前に、主人公・亮子役の趣里、亮子が入所する法律事務所の若手弁護士・杉浦義弘を演じるジェシーSixTONES)に、役に対する思いや互いの印象などを聞いた。

──弁護士役ということですが、台本を読んで感じたことを教えてください。

趣里 「裁判では白か黒を決めますが、弁護士は黒だと分かっていても弁護をすることもあると思いますし、さまざまな角度から物事を見なければいけない。無罪を勝ち取ればいいというわけではなくて、法律を通して人間の本質を見ていくことが大切だと感じました。『モンスター』というタイトルの通り、誰が本当にモンスターなのか? というところを写し出していきたいです」

ジェシー 「自分の発言で人の人生を左右させてしまう職業なので、いつも以上に真剣に向き合っています。とにかく難しいですね。『アンチヒーロー』(TBS系)で弁護士を演じられた長谷川博己さんと食事に行った時に、『緊迫したシーンは緊張するけれど、その緊張感がリアルに見えるよね』と話をしました。いろいろ深いなと感じています」

──演じる役の魅力的な部分を教えてください。

趣里 「真実にたどり着くまで諦めないところ。絶対裁判に勝つという信念があり、振り回されながらも、周りの人が『先生にお任せしたい』と思ってしまう引力が魅力的なキャラクターです」

ジェシー 「弁護士で、法律用語をスラスラしゃべっているという時点で魅力的です(笑)。自分を曲げないところや、なんだかんだ亮子に付いていったり、心配したりする優しいところもいいなと思います」

──お互いの印象はいかがでしょうか。

ジェシー 「ちょうど4年前にバラエティー番組でご一緒して、とても明るい人だなと思っていました。その時は東野幸治さんと佐藤栞里ちゃんもいて、今日からみんな友達だね! と話してから4年ぶりの再会です(笑)」

趣里 「オリンピック並みに期間が空きました(笑)。私も、ジェシーさんは場を盛り上げてくださる明るい人という印象です。初めて共演するこの状況と、ドラマ内の2人の状況を重ね合わせて考えると、何が出てくるか分からない面白さがあります」

──演じる役に共感する部分はありますか?

趣里
 「思ったらすぐ行動する部分は少し共感できますが、亮子ほどではないです(笑)。私はとても怖がりで、石橋をたたいて渡るタイプですね」

ジェシー 「杉浦はエリート弁護士でプライドも高くて…。共感できる部分があまりないです(笑)」

──亮子と杉浦はでこぼこコンビですが、趣里さんとジェシーさんから見てこの2人はどうでしょう?

趣里
 「亮子の行動は大迷惑だなと思っています(笑)」

ジェシー 「杉浦は慎重派なのに対して、亮子はどんどん行ってしまう。そんな亮子に杉浦が付いていく掛け合いのシーンが多く、演じていても『え? どこ行くの?』とハラハラします。納得はしていない部分はありますが、認めざるを得ない部分もあるので、『じゃあ付いていくか!』と思うのでしょうね」

趣里&ジェシーの周りにいる「モンスター」とは? 弁護士演じる難しさも語る

──お二人の中高生時代の勉強方法はどんな感じでしたか?

趣里
 「私はバレエをやっていたので、勉学の方は一夜漬けでした(笑)。テスト前日に寝ないで勉強をしていました」

ジェシー 「僕もテスト前日に勉強して、本番に挑んでいました」

──周りにいる“モンスター”だなと思う人を教えてください。

ジェシー 「歌声で言ったら、玉置浩二さんはモンスターですね。初めてお会いした時もご本人に『玉置さんはモンスターです!』と言ってしまったくらい、すごくすてきな歌声でした」

趣里 「塚本晋也監督の映画『ほかげ』に出演させていただいた際、(子役の)塚尾桜雅くんと一緒だったのですが、お芝居以外では『しりとりしよう!』と元気いっぱいなのに、撮影が始まると役者の顔でセリフを言い始めるんです。切り替えがすごくて、将来どんな大人になるのだろうと、今からモンスター味を感じています」

──ご自身の“モンスター”級に気になる弱点は?

趣里 「とても心配性で、気にしすぎてしまうところです。『まだ言っているの?』と言われるくらい気にしてしまいます。 舞台やドラマの初日は、緊張しすぎて気持ちが悪くなることもあります」

ジェシー 「僕も気にするタイプです。嫌なことがあった日は、風呂場で『みんな聞いてよ! 今日、こういうことがあったんだけどさ、普通こうやったらこうなるよね!?』みたいな演説をすることで、ストレスを発散しています」

──振り回す側の後輩と振り回される側の先輩として、今後どうなっていくと思いますか?

趣里 「杉浦さんは自分が先輩だと思っているのですが、弁護士界では司法試験に受かった順番で先輩後輩が決まります。“弁護士事務所に入った順番としては後輩だけど、弁護士バッジをもらえたのは先輩”というのを亮子は分かっていながら、気にしていないので自ら言わないのです。最初は、自分の信念を貫くために手伝ってもらっているのが、徐々に杉浦さんが信頼できる人だと分かって頼りにしていくと思います」

ジェシー 「自分が先輩で、亮子を後輩として見ているけれど、次第に『もうこの人にはかなわないな』という感じになっていくのでは? と思っています」

趣里&ジェシーの周りにいる「モンスター」とは? 弁護士演じる難しさも語る

──最後に視聴者へのメッセージをお願いします。

趣里 「毎週、何かを感じていただけるようなドラマにできるように頑張ります。よろしくお願いします」

ジェシー 「健康第一で、体調管理をしっかりしながら、面白い作品にできたらいいなと思います。ディープだけれど身近な題材もあるので、皆さんに楽しんでもらえるように頑張ります」

──ありがとうございました。

【番組情報】

「モンスター」
カンテレ・フジテレビ系
月曜 午後10:00~10:54

取材・文/五條亜唯(フジテレビ・関西テレビ担当)



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