鈴木亮平が国立科学博物館へ! 「世界遺産」で見る巨大生物と進化の秘密とは?2024/09/23
TBS系で放送中の「世界遺産」(日曜午後6:00)では、10月6日の放送回で、番組ナビゲーターの鈴木亮平が東京・上野の国立科学博物館を訪れ、「世界遺産でたどる! 人類と生命の進化」をテーマに取材した内容を放送する。パンダに7本の指があることを発見したことで知られる、東京大学総合研究博物館教授・遠藤秀紀氏と共に学ぶ。
国立科学博物館の常設展には2万5000点以上の展示品がある。鈴木は展示を見ながら、遠藤教授に積極的に質問をぶつける。本企画は、巨大生物に興味があった鈴木の提案により実現。ナレーションブースを飛び出して、“世界遺産にも暮らす動物たちの進化の秘密”を、意欲的に学ぼうとする鈴木の姿勢も見どころの一つだ。また、普段は東京大学に保存されているアジアゾウの骨盤の骨格標本を遠藤教授が特別に持参し、大型動物の骨盤の仕組みを解説。そこには、大型化する進化の過程で得た知恵があった。
そして、これまで番組が世界遺産の数々を撮影する中で出合った動物の映像からも、生命進化の謎に迫る。
アラスカ・カナダの氷河地帯には、多くのクジラが集まる。その近くでは、バブルネット・フィーディングという、クジラが進化する中で得た効率的な狩りの方法を見ることができる。タンザニアのンゴロンゴロ保全地域は、巨大生物の宝庫。生物が巨大化する理由は草原にあった。ケニアにあるトゥルカナ湖国立公園群では、約150万年前の人類である11歳ほどの男の子の化石が発掘されている。トゥルカナ湖で発見されたことから「トゥルカナ ボーイ」と名付けられた。その復元模型は国立科学博物館にも展示されており、鈴木は人類の進化の過程を学ぶ。
さまざまな経験をした鈴木は「大変面白かったです。かつて巨大生物と人間が共存していたということにロマンを感じました」とその壮大さに感銘。さらに「今も生きている“世界最大の哺乳類・シロナガスクジラ”は、(今回学んだ)巨大生物よりも大きい生物。それを現代でも見られるということはとても幸運なことだと改めて感じました」と充実した収録の感想を述べた。
番組制作を担当する堤慶太プロデューサーは、「世界遺産に選ばれるための基準の一つに“生命進化の記録”があります。そのため生命と人類の進化の重要な証拠として世界遺産になったものがたくさんあります。今回の企画はここに焦点を当てました。パンダ、巨大なクジラ、太古の人類が描き残した壁画…別々の世界遺産を“進化”という縦糸で織り上げてみました。横糸となったのが東大の遠藤秀紀教授と国立科学博物館です。遠藤教授の深い知識と国立科学博物館の貴重なコレクション、そして世界遺産の映像がコラボしたスペシャルな企画。ぜひお楽しみください」と企画意図を説明。
また、内田淳ディレクターは、「鈴木さんの方から番組で巨大生物をテーマに取り上げたいという話をきっかけに、対話をしながら今回の企画を進めました。撮影前に『巨大生物の中でも、特に人類と共に生きた巨大生物に一番興味がある』と言っていた鈴木さん。オオナマケモノの化石を前にし、目がキラキラと輝いていたのが印象的でした」と鈴木の意欲と撮影時の様子を明かした。
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