「LIFE!」12周年&内村座長60歳をココリコ田中&ドランクドラゴン塚地がお祝い!2024/09/15
9月で12周年を迎える「LIFE!」(NHK総合)。人生の“おかしさ”や“かなしさ”を、さまざまな設定やキャラクターのオムニバスコントでつづるコント番組。今回は、「LIFE!」の12周年&座長の内村光良さんが7月で60歳になったことを記念して特別インタビューを行いました。
内村さん、そして初期から出演しているレギュラーメンバーのココリコ・田中直樹さん、ドランクドラゴン・塚地武雅さん、信頼関係バッチリの3人の掛け合いにご注目ください!
――まず、「12周年SP」の撮影の感想&見どころを教えてください。
内村 「ようやく全部のコントを撮り終えて放心しております。声もかれ、咳も出始め、体力の限界に近付いて…、なんとか撮り切りました(笑)。8月はコント三昧で、久しぶりにレギュラー放送時代を思い出して、楽しかったですね。レギュラーメンバーの新しい面、ゲストの方の意外な面も見ることができて。歴代のレギュラーメンバーもまたパワーアップして来てくれたので、それぞれに魅力のある放送になるんじゃないかな」
塚地 「12年で、総コント数800本と聞いて、そんなにやってんだと驚きました。番組が10年以上続くこと自体も難しいですし、コント番組では一番長いんじゃないですかね。長いことやってきたからこそ、祝ってもらって、振り返りながら新しいコントも撮ることができた期間は、続けてきて幸せだなって思える瞬間でしたね」
田中 「12年前を振り返ったり、そしてまた新作コントをたくさん撮ったり、すごく新鮮でした。12年の歴史を感じることができて、とてもありがたいなと思いながら12年前のコントを見ていたら、声が高かったり、みんな若いんですよ。自分で見るのは恥ずかしいんですけど。でも、内村さんだけ、12年前と見た目が変わってないんじゃないかと思って」
内村 「そんなことない。(12年前は)ちょっとぷくっとしてた」
田中 「自分も、塚っちゃんも変化を感じるんですけど、内村さん、あんまり変わってないのがすごいなと思って。コントの内容もいまだに体張ってるから」
塚地 「今日も踊ってたもんなあ」
――スタート当初は、12年続く番組になることは想像していましたか。
内村 「いえ、BSの特番として始まって。それが、うまいこといって地上波の総合の方でやらせてもらって。その時は、ここまで続くとは思ってなかったですね。12年続いた秘訣(ひけつ)は、毎週やらなかったことです(笑)。毎週放送していた時は、コントの質が落ちたんです。シリーズ物ばかりになって、水増しになっちゃって。作家さんも演者も疲弊(ひへい)していたので、スパッとやめて、年6回、2か月に1回にしたのがよかったですね。毎週やってたら4年で終わってました」
塚地 「最初はスペシャル番組のノリで、『内村さんと田中さんと一緒にコントできんねや!』と思っていました。僕は、それまでやっていた『はねるのトびら』(フジテレビ系)というコント番組が、11年半で終わって、『もうコントする機会ないんだろうな』と思っていた時にお声掛けいただいて。結局は、『はねるのトびら』よりも長くやっているので、そういう意味では、本当にテレビコントって奥深いし、面白いし、まだまだやりたいですね」
田中 「僕も、思い返すと12年続くとは思っていなかったです。コントってなかなか続けていくのが難しいコンテンツなのかなって思っているので、2年目ぐらいの時に、『このありがたい状況はもしかしたら続かないかもしれない。これがもしかしたら最後かもしれない』っていう思いで現場に入らせてもらって。『これが最後のコント…最後のコント…』って思いながら10年も経っていて…。ありがたいですね。僕はスタジオに入った時に、みんなのセットを全部見るのが好きなんです。とっても幸せな気持ちになるんですよね。本当に1秒でも長く、これから先も『LIFE!』に携われたらいいなってあらためて思いました」
――12周年の中、“いい意味でも悪い意味でも”印象に残っていることを教えていただきたいです!
内村 「いい意味はいっぱいあり過ぎて選べないんですけど、悪い意味だと『堂々とした人』っていう洗濯機を買いに来るお客さんをやったんですけど、テイク7くらいまで撮って全部外して、何が正解か分からなくなりました。もう1個は、私が体調不良で休んで。私がやるはずだったのを田中がやったのが、『道枝三郎太』というキャラクターで。オンエアで見た時に、嫉妬を覚えました」
塚地 「良くも悪くも両方重なっていたのが『イカ大王』で。CDもリリースさせてもらって、6年ぐらい『紅白歌合戦』に見切れて出演させてもらってたぐらいすごい展開を生んだコントだったんですけど。函館がイカの名産だからっていう一点突破で、函館出身の人たちと北海道新幹線開通イベントに参加したぐらい、コントを飛び出していろいろやって、すごく思い入れもあるんですけど。フル稼働で、北海道から沖縄まで行って、沖縄の商店街でイカ大王体操を踊ったり、ロカビリーのお店に行ったり、ショッピングモールでトークショーに出たり。いろんな場所に行きました。内村さんに『都合のいいイカ』って言われているんですけど、あちこち行って疲れたなと(笑)」
田中 「もちろんいっぱいあるんですけど、僕の『プラス車掌』っていうコントは、ドライもカメリハもなく、本番1発勝負なんですね。撮影は、基本一連で皆さんのことを話したりするネタがあるんですけど、本当にもう本番への向き合い方が違って、舞台のような感じで、すごく緊張するんですね。特別感が自分の中ではありました。あとは、この初期メン3人でやるシリーズもたまにあるんですよ。アイドルの衣装をこの3人のおじさんが作ってたりとか、振り付けだったりとか。今回もまた新作があるんですが、3人でやらせてもらってる時は、すごく特別感があって、心躍ります」
塚地 「われわれ3人集まると、たいがいおじいさんになってますよね(笑)」
――星野源さんが7年ぶりにコントに参加されましたが、共演した感想を教えてください!
内村 「いやあ、感慨深かったです。みんな緊張してガッチガチでしたね。7年ぶりにお迎えして、星野源につまらないコントをさせるわけにはいかないと。何回か撮り直していくうちにやっとほぐれてきて、最後はめっちゃいいのが撮れました」
――7月で60歳を迎えた内村さんの魅力をお二人に語っていただきたいです!
塚地 「いつも背中を見せてくれて、テレビコントを内村さんとご一緒にできていることで、学ぶこともたくさんありますし、もう本当にありがとうございますという気持ちでいっぱいです。末永くお元気でいてください」
田中 「本当にすごく幸せな瞬間がたくさんあって、ドライ、カメリハ、本番通してもそうなんですけど、楽しいんですよ。いちファンになって笑ってしまってる時があるんです。12年も『LIFE!』に携わらせてもらってるんですけども、1年目と同じような感覚で…。1番の特等席で内村さんのコントを見ることができるのは本当に幸せで。そういう幸せな瞬間をたくさん感じるんですね。ずっと続けばいいなって思っています」
塚地 「やっぱちょっと違うんですよ、内村さん。『おお』って思うことがいっぱいあるっていうか。テレビコントに関していえば、お芝居になり過ぎてもいけないし、“素”過ぎてもいけない。コントキャラクターっていう絶妙な部分、真面目と不真面目の混在みたいなラインが内村さんにバーンと見える時があるから、それを僕も目指してやっているんですけど」
内村 「めっちゃ褒められてる」
塚地 「これができるのは、まじで内村さんしかいないんじゃないかな」
田中 「カメリハとか終わった後に、たまに、内村さんがぽつっと『ちょっと今ドラマ寄り過ぎたな』ってことをおっしゃる時は、芝居とコメディーコントとの境を探ってるんです。ほんでそれが出る時は、大体その直前ぐらいまで映画に携わってる時。監督目線でほかの演者さんの芝居とかも見ている中で『LIFE!』に戻ってきた時です」
塚地 「習性発見したんや。(田中さんは)動物好きやから、すぐそういう習性見るから(笑)」
――内村さんからもお二人の好きなところを教えてください!
内村 「2人ともやっぱり、コントが好きだっていうのが表れていて。だからこれだけ続くんだと思いますよね。不思議なんですが、お客さんの前でコントやるのとは違うんです。でも、2人とも本当にテレビコントが好きだなと。あとは向いてるなと。3人とも卑怯なのが、それぞれの顔で笑わせようとして。それを熟知しているこの3人のいやらしさ(笑)」
塚地 「(顔で笑わせる方法は)教えない。若手には教えない(笑)」
――「LIFE!」には毎回豪華なゲストが登場していますが、個人的に参加してほしいゲストの方はいらっしゃいますか?
内村 「西田敏行さんは昔からもうあこがれで。もし、機会がありましたら」
塚地 「パク・ソジュンとか、パク・ボゴムとか、韓国大ヒットドラマをこっちでパロディーしている日本人がいるんだぜって知ってもらって。一緒にやってもらうとか、面白そうですよね」
田中 「僕は、薬師丸ひろ子さん。『LIFE!スペシャル 忍べ!右左エ門』では共演の機会がなくてお見掛けできなくて残念で…。いち大ファンなのでぜひ共演させていただきたいです」
――ありがとうございました!
【番組情報】
「LIFE!12周年SP 第一夜」
NHK総合
9月16日 月曜 午後9:30~10:15
「LIFE!12周年SP 第二夜」
NHK総合
9月23日 月曜 午後10:00~11:14
【プレゼント】
サイン入り生写真を2名様にプレゼント!
TVガイドweb公式X@TVGweb(https://twitter.com/TVGweb)をフォローし、下記投稿をリポスト。
https://x.com/TVGweb/status/1835894680862839115
【締切】2024年10月17日(木)正午
【注意事項】
※ご当選者様の住所、転居先不明・長期不在などにより賞品をお届けできない場合には、当選を無効とさせていただきます。
※当選で獲得された権利・賞品を第三者へ譲渡、または換金することはできません。
※賞品をオークションに出品する等の転売行為は禁止致します。また転売を目的としたご応募もご遠慮ください。これらの行為(転売を試みる行為を含みます)が発覚した場合、当選を取り消させていただくことがございます。賞品の転売により何らかのトラブルが発生した場合、当社は一切その責任を負いませんので、予めご了承ください。
※抽選、抽選結果に関するお問い合わせにはお答えできませんので予めご了承ください。
取材・文/Kizuka 撮影/蓮尾美智子
この記事をシェアする