• スペシャルインタビュー

• 
• 
• 
• 

【独占！】“顎外し”が武器の強キャラ・東城真役のカルマに最終回直前インタビュー！2024/09/06

　いよいよ最終回が目前に迫った、ヤンキー青春ドラマ「伝説の頭（ヘッド）翔」。この作品で、主人公・伊集院翔（高橋文哉）が率いる「グランドクロス」と敵対する「ブラッドマフィア」のボス・東城真を演じているのがカルマさん。登録者数180万人超えのYouTuberとして人気を誇った彼が、俳優として臨む本作への思いには並々ならぬものが…。得意技“顎外し”や不敵な笑みで注目を浴びる東城をどう作り上げていったのか、そして、最終回でどんな東城が見られるのかなどなど、もりだくさんお話を伺いました。

──「この作品に賭けている」という覚悟で「伝説の頭 翔」に臨んでいたそうですね。

「僕はYouTuberとしては成功したかもしれませんが、“俳優として絶対に売れてやる”とずっと思っていて。そんな自分にとって、こんなにやりがいのある作品に出られることになって、気合が入らないわけがなくて。住田（崇）監督は、YouTube時代から僕を見てくれていて、俳優として最初のお仕事になったドラマ『波よ聞いてくれ』でお世話になった方なので、僕を信頼して東城役を任せてくれたのかなとは思います。とはいえ、豪華なキャストがそろう中、俳優としてはまだ無名の僕にベットするのは賭けだったとも思うんですよ。実際、監督やプロデューサーからのプレッシャーはかなりありました。『120％の力で来い』とも言われましたし」

──台本を読んだ時に思ったことは？

「最初、僕が演じる東城真は、毎話出るわけではないと聞いていたんです。それが、プロデューサーと会った時には『東城はキーマンだから、出番が結構増えますよ』と言われて。届いた台本を読んでみたら、増えるどころじゃない（笑）。なんなら、視聴者さんが東城目線で物語を見るぐらいの役割になっていて。そうなると、東城の存在がインパクトを残さないと、ドラマ自体の面白みがなくなってしまうなと。監督やプロデューサーからのプレッシャーも感じましたし（笑）、そこでなおさら、全員を食うつもりでやろうとより気合が入りました」

──「ブラッドマフィア」のボスで腕っぷしの強い東城を演じるにあたり、役作りで意識したことはありますか？

「形から入っていった部分はありますね。まず、制作側からの要望もあって、体重を10kg増やしました。もともとはむちゃくちゃ線が細くて、今思えばあの状態で東城役は明らかにできなかった。ただ、肉体改造にかける時間は3カ月しかなかったので大変でした。ただ太ればいいわけではなく、カッコよく増量しないといけなかったから。ほかのお仕事もありながらやっていたので、顔はできるだけスッキリさせながら肉をつけていくのが大変でした。ほかにも、衣装やメークも僕からも要望を出しながらスタッフさんと一緒に作っていきました。たとえば髪型は、『東城はコーンロウにしようと思ってます』と言われて、最初はビックリしたんです。それだとちょっと軽い感じになって、ボス感が出ないんじゃないかな？　って。それで、コーンロウにちょっとアレンジを加えて、前髪を垂らしてみたらどうかとか、意見を重ねながら東城のスタイルができたんです」

──ほかに、役作りで難しかったことはありますか？

「東城らしいヤンキー感を出すのは難しかったです。東城って『オイ、コラ』ってすごむようなキャラクターじゃないし、ひょうひょうとした中に怖さを出さないといけないので。だから、役を作るというよりは、自分の経験に委ねた部分はありました。東城の目つきや雰囲気って、つらいこともあったしいいこともあったという“悟り”があったうえで出来上がっているのかなって思ったんですよ。僕も、紆余（うよ）曲折ありながら、俳優という今をつかむことができたので、自分の中にある要素をいろいろ引っ張りながら、東城に落とし込んだ感じですね。そうやって命懸けで東城に近づいていったので、反響が思った以上に大きくなったことはすごくうれしいです」

──撮影中はどんな意識で東城役に臨みましたか？

「（高橋）文哉が1人2役で物語を回していくドラマだから、その“立てるべき人”を振り回していく存在が必要なんじゃないかと考えたんです。それに、登場人物たちが置かれている環境が危険ですからね。いろいろ背負うものがある人たちだとも思うし、視聴者をその世界に巻き込んでいかないといけない。じゃあ誰がその役割をやるんだ？　と思った時に、東城だろうと。最初は『東城、200％までいきま～す！』っていう感覚で現場に入って、最初はほかのキャストに嫌われるぐらいの覚悟でアドリブとかバンバン入れまくりました。監督とは『東城ってこういうやつ』ということを事前に話し合って、互いの方向性が合致していたうえなので、アドリブに対するNGは一度もなかったです」

──同世代のキャストが集まった現場の雰囲気はいかがでしたか？

「めちゃくちゃ楽しかったですよ！　男が多い現場だったので、部活の部屋みたいな雰囲気もあって。僕はキャストだけじゃなく、スタッフさんにもどんどん声を掛けていったので、全員と仲良くなることができて。楽屋で待機することもなく、ずーっと現場でワイワイしていました（笑）」

──そうやって、作品のなかで育っていった東城は思った以上の反響とのことですが、実際にどんな声が届いていますか？

「今まではやはり、YouTuberとしてのイメージが強かったと思いますが、東城役をきっかけに“元YouTuberで俳優のカルマ”と言ってもらえるようになりました。インスタのフォロワーさんには、YouTuberとしての僕を知らない人がかなり増えてます。それと、街中で『顎外して』と言われたりすることも多くて。それはめちゃくちゃうれしいですね！」

――カルマさんは子どものころからテレビが大好きで、「将来はこの世界にいくんだ」と思っていたとか。その夢がかなったこれから先の展望は？

「テレビというデバイス自体の影響力は明らかに下がっているとは思います。でも、入れ替わりの激しい動画の世界とは違って、テレビで放送する作品ってずっと残るものだと思うんです。だから、そんな世界で俳優としてお仕事をいただけるようになった今がいちばん楽しいんですよ。もちろん、YouTubeで頑張ってきたおかげでここまで来れたという感謝もありますけど、今は何より、『伝説の頭 翔』でお世話になったスタッフさん、応援してくれる視聴者の皆さんへの感謝が大きいです。僕が出演している映画『ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ』（9月27日公開）ももうすぐ公開になりますし、これからもいろいろなメディアに出ていきます。バラエティーも含め、東城とは違う一面をどんどん見せていきますので、今後の活動に期待してほしいですね。皆さんから寄せられる反響がメディアを動かす材料になっていますし、僕の夢をかなえるのは僕だけじゃないんです」

──では、最終回でどんな東城が見られるか、視聴者へのメッセージをお願いします。

「第7話を見た視聴者の方々から、『東城が暴れる姿がやっと見られる！』という声がすごく多く届いていて。皆さん、東城が追い込まれるところが見たいんでしょうね（笑）。東城は、強過ぎるがゆえに派手に暴れることがあまりなかったですけど、その東城でさえも乗り越えられないデッドヒートが待っています。それと、東城と翔の関係性も見えてくるかな？　怒涛（どとう）の展開が待っているので、期待してください！」

取材・文／高橋真希子　撮影／蓮尾美智子

キーワード

• # カルマ
• # ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ
• # 伝説の頭（ヘッド）翔
• # 波よ聞いてくれ
• # 高橋文哉

関連記事

• 

  「伝説の頭（ヘッド）翔」が今夜、最終回！ 感動の大団円フィナーレを迎える

• 

  弟にも容赦しないナルシストな「北総愚連隊」の総長・瀬山大護を演じる金城碧海ヘインタビュー 

• 

  藤原大祐が「伝説の頭（ヘッド）翔」に登場。ナゾ多き男を冷徹に体現

• 

  高橋文哉「二役頂いたという期待と信頼に応えたい」――「伝説の頭　翔」インタビュー

• 

  「伝説の頭 翔」ファンミ開催。高橋文哉ら14人の豪華キャストがジェスチャーに挑戦！

• 

  「伝説の頭 翔」第3話で彩（関水渚）と直子（井桁弘恵）女同士のバトルが勃発!?

関連リンク

• 公式サイト
• 公式X
• 公式Instagram
• 公式TikTok

この記事をシェアする

• 
• 
•