ライオンの隠れ家2024/12/23

記者会見情報

TBS系の連続ドラマ「ライオンの隠れ家」の第1話先行プレミア試写会＆舞台あいさつが行われ、主演の柳楽優弥、共演の坂東龍汰、齋藤飛鳥、佐藤大空、桜井ユキ、柿澤勇人が登壇した。今作がTBSドラマ初主演となる柳楽。個性的な役柄を演じることの多かった柳楽だが、今作で演じるのは平凡で真面目な普通の青年。役作りについて問われると、「これまで演じてきたキャラクターとは少し違うんですが、平凡な役を演じることにはまた違うやりがいがあって。自分を表現することをちゅうちょせずに、現場で本当に感じたことをキャラクターにうまく反映させられたらいいなと思いながら演じました」とコメント。柳楽とは初共演となる坂東は、兄弟役として自然な空気感があり、柳楽さんのお芝居から多くを学びました。柳楽さんの目を見ると、泣きそうになる不思議なパワーを感じることがありました」と、柳楽の目力に圧倒されていることを語った。

大空くんがカメラに写っていない時でもしっかり泣いていて、本当に感心しました（柳楽優弥／小森洸人）

演じる洸人の、人生で安定した生活をしている時に変化を求めない気持ちはすごく分かります。ただ、予期せぬ出来事に直面した時に人が成長するというのを、このドラマで感じました。横断歩道を渡るシーンで、自分が一歩前進し、ちょっと違う自分を見つけようとする部分が印象的でした。（ライオンを演じる佐藤について）先日、涙を流すシーンがあったんですが、大空くんがカメラに写っていない時でもしっかり泣いていて、本当に感心しました。（主題歌を担当するVaundyがタイトルバックの映像も手掛けていることについて）Vaundyさんの曲をもともと聴いていたのでうれしかったです。カメラアングルや演出も的確で、素晴らしいシーンを作ってくれました。（今作の見どころは）この作品はヒューマンドラマやサスペンスとして注目されていると思いますが、実は監督が“愛の掛け違い”と表現されている部分がとても大事なテーマです。それは家族愛や職場での絆など、人を支えるさまざまな愛の形が描かれています。回を重ねるごとに、そういった愛や絆が浮き彫りになっていくのが、この作品の魅力だと思います。ぜひ最後までご覧ください。

撮影に入る前の1カ月間は、他の仕事を一切入れずに美路人と向き合いました（坂東龍汰／小森美路人）

（自閉スペクトラム症の美路人を演じるにあたっての役作りの過程を）撮影に入る前の1カ月間は、他の仕事を一切入れずに美路人と向き合う時間を作りました。その中で見たり学んだことを、できる限り忠実に、素直に表現できたらいいなと思いました。自閉症に関する映画を見たり、書籍を読んだり、監督やプロデューサーと共に自閉症の子どもたちが通う学校を訪問し、さまざまな準備をしました。大空くんの演技は、セリフがセリフに聞こえないというか、神秘的で、彼がいるだけでシーンに説得力が生まれるんです。本当に勉強になります。（主題歌を担当するVaundyがタイトルバックの映像も手掛けていることについて）以前から、Vaundyさんのファンで（日本）武道館のライブにも行かせていただきました。そんなVaundyさんの指示でシーンを撮影できたのは光栄でした。特に、足の指を捉えるシーンを撮影する際には4回くらい指示を頂きました。「撮りたくなる指をしている」とVaundyさんが興奮していて、僕もうれしかったです（笑）。

柳楽さんが意外なツッコミやおちゃめなボケをされるのが、すごく面白いです（齋藤飛鳥／牧村美央）

現場は、ほのぼのと和気あいあいとした雰囲気です。（同僚役の）岡崎体育さんが現場でも率先して面白いことを言って盛り上げてくださるのですが、意外にも柳楽さんもそれに乗っかって、意外なツッコミやおちゃめなボケをされるんです。すごく面白くて、いつも笑わせていただいていました。美央も小森兄弟とライオンに影響を受けて、彼女自身も成長していくために深く関わっていきます。美央は優しすぎる部分があるので、何も裏がないとは思えないですよね（笑）。私も台本を読みながらそう感じていました。これから小森兄弟との関わりが深まっていき、ライオンも美央を少しずつ覚えてくれるようになっていくので、みんなで一緒に成長していくところを注目して見ていただければと思います。（「もし好きな食べ物が消えるなら最後に何を食べたいか？」という質問に）柳楽さんが差し入れてくださったウナギ。撮影の最初の頃に差し入れていただき、持ち帰った人もいたほどおいしかったです。（自身の隠れ家はありますか？という質問に）どの現場でも撮影セットでちょっと隠れられる場所を見つけて隅っこに座るのが好きです。

撮影の合間に、小道具のヨーヨーで遊んでいます（佐藤大空／ライオン）

撮影の合間に、小道具のヨーヨーで遊んでいます。（坂東「最初は全然できなかったんですが、今ではすごくうまくなったんですよ」）。（「もし好きな食べ物が消えるなら最後に何を食べたいか？」という質問に）トマトです！　（ライオン役を演じているが、自身が好きな動物を尋ねられると）トラです！　足が速いから。

柳楽優弥ファンとして、新しい一面を見ることができてワクワクしてます（柿澤勇人／高田快児）

共演者の中で注目しているキャストはやっぱり柳楽くんですね。僕たちは20代の頃に共演したことがあって、その時は深い関係性の役を演じました。撮影の前後もよく飲みに行ったりしていたので、10年ぶりの再共演が本当にうれしいです。柳楽優弥ファンとしては、新しい一面を見ることができて、ワクワクしています。（「撮影中にびっくりしたことがあれば教えてください」という質問に）交通状況で2時間ほど空き時間ができたので、僕は近くの喫茶店で本を読んでいたのですが、戻った時に桜井さんに何をしていたのか尋ねると、本格的な火鍋を食べに行っていたと聞いた時はびっくりしました。（桜井「辛いものが大好きで、2時間あれば火鍋を楽しめると思い、マネージャーさんにお願いして行っちゃいました」）

後輩役を演じる尾崎匠海（INI）さんは、表裏がなくて本当にチャーミングな方（桜井ユキ／工藤楓）

すごく心が豊かになれる温かなドラマになっていると思いますので、放送もぜひ見ていただけたらと思います。（後輩役を務める）尾崎（匠海）さんは本当に裏表がなくてチャーミングな方。クランクインの時からその印象は変わらず、愛すべき存在だなと思っています。この間、柳楽さんと尾崎さんと3人で車の中で撮影していた時、尾崎さんが何度かかんでしまってNGが続いたんです。でも、周りのスタッフも「大丈夫だよ、好きなだけやって」という温かい雰囲気で、最後にOKが出た時も「できるじゃん、大丈夫だよ」と、すごく和やかでした。尾崎さんのキャラクターがそのまま現場にも反映されているようで、とても魅力的です。（自身の隠れ家はありますか？　という質問に）子どもの頃、畳の部屋の押し入れに小さな空間を作って、親の怒られた時にはそこに入って、お菓子を持ち込んで閉じこもっていました。