「仮面ライダーガヴ」知念英和&日野友輔&宮部のぞみインタビュー2024/08/31
テレビ朝日系で9月1日よりスタートする「仮面ライダーガヴ」(日曜午前9:00)。子どもが大好きなお菓子をモチーフにした令和ライダー第6作目となる本作。異世界からやって来た青年・ショウマ(知念英和)がいろいろな人と出会いながら、ショウマがお菓子を食べることで生み出すお菓子の見た目をしたモンスター・“ゴチゾウ”の力で仮面ライダーガヴへ変身し、人間を襲う敵・グラニュートへ立ち向かう。
放送に先駆け、仮面ライダーガヴ/ショウマ役の知念さんと仮面ライダーヴァレン/辛木田絆斗役の日野友輔さん、そしてヒロイン・なんでも屋はぴぱれの社長・甘根幸果役の宮部のぞみさんへ出演の感想や作品への思いなどをお聞きしました。
――出演が決まった時の感想を教えてください。
知念 「僕の出演が決まった時はマネジャーさんにサプライズで『仮面ライダーの主演が決まった』とクラッカーとケーキでお祝いしていただきました。最初に驚きでいっぱいでしたが、少し落ち着いてからやっと決まったという感動が入り混じってきました。僕は昔からテレビっ子だったこともあり、仮面ライダーへの強い憧れがあって、俳優を志した時から周りに『仮面ライダーになります』と叶えるまで言い続けようと思っていたので、夢が叶った瞬間でもありました」
日野 「僕もマネージャーさんからのドッキリで伝えていただきました。僕の高校の同級生に藤井(聡太)棋士がいて、彼が活躍すると取材の仕事が来るという不思議な関係性なんです。今回も藤井君のコメント動画を撮らせてほしいと言われて、カンペをめくったら“2号ライダー決定”と書いてあって、驚いてその場で崩れ落ちてちょっと涙を流しました。僕も役者として仮面ライダーを目指していましたし、子どもの頃から夢見ていたヒーローになれるっていうのはとてもうれしく思うと同時に、責任も大きくしっかり自覚を持って頑張っていきたいと思います」
宮部 「私も同じようにサプライズでした。マネジャーさんに呼び出されて『動画を回してくれる?』とビデオを渡されて、その時は『怒られる?』と思っていましたが、突然『仮面ライダーのヒロインに決定しました』と告げられ、頭が真っ白になりました。前回の仮面ライダーやスーパー戦隊のオーディションも受けて悔しい思いをしていて、いろいろな場所の神社で『仮面ライダーのヒロインになれますように』とお願いしていたので本当にうれしかったです。両親にすぐに電話をかけて報告したら2人とも喜んでくれて、あらためて頑張ろうと思いました」
――知念さんに伺いますが、主演としての思いを教えてください。
知念 「今まで憧れて見てきた分、どれだけ大きな作品なのかを分かった上で撮影に臨ませていただきました。でも想像の何倍もたくさんの人に支えられて作品ができているということをあらためて実感しました。僕自身座長という大きな役割を頂いていますが、俳優として経験が浅く、それでもキャストやスタッフの皆さんから『支えるよ』と言っていただいてすごく心強かったですし、ありがたく思います。等身大の今の自分にできることを頑張ろうと思っています」
――主演としての知念さんの姿はいかがですか。
日野 「こんなにピュアな人を見たことがないというくらい真っすぐで、引っ張っていくリーダーというより、自然に周りに人が集まるリーダーという存在です。お互い助け合う中、真っすぐに前を向いてくれている人がいると、負けていられないなと、僕も一緒に頑張ろうと思います」
宮部 「現場で見ていてほっこりして和ませてくれるような人です。それでいて2人で練習している時から、この演技をこうしてみようと提案してくれたり、練習に誘ってくれたり、演技に対して真剣に向き合っていて、ショウマがヒデでよかったなと思います」
――台本を読んだ感想を教えてください。
知念 「初めて読んだ時は面白過ぎて、すぐに読み終えて、もう一度見たいと何度も台本を開いていました。僕自身は演じる側ですが、世界観にぐっと引き込まれて、香村純子さんの脚本の凄さを感じました。僕たちの芝居を通して皆さんにどれだけ楽しんでいただけるか、脚本の良さを伝えられたらいいなと思います」
日野 「台本を見るたびに次の展開が気になって、次の台本が欲しいと思ってしまうぐらい面白かったです。仮面ライダーは子どもたちの憧れのヒーローであると同時に、この年齢になっても面白く魅力があふれるストーリーになっていました。登場人物の人生がとても濃く魅力的に描かれていて、いろいろな人物が複雑に混じり合っていくので、最後まで見逃さず見ていただけたらと思います」
宮部 「登場人物のみんなが面白おかしくコミュニケーションを取って、楽しそうにやっている裏で、実は1人1人が、悩みやコンプレックスと戦っていて、どんどん成長していく。そんな姿に私自身も勇気をもらっていますし、視聴者の皆さんにも勇気を与えられるよう演じていけたらと思います」
――今回演じられるそれぞれの役についての印象を教えてください。
知念 「ショウマは明るく元気で食べることが大好きな青年です。普段は笑顔がいっぱいで無邪気でかわいげがあるキャラクターですが、異世界から来たこともあり、謎が多い人物で人懐っこい反面、目を離したらどこかに行ってしまうようなつかめないところもあり、いろいろな物、特にお菓子に対して強い好奇心を抱いています。そして不器用だけど何事にも一生懸命で見てくださる皆さんが応援したいと思って寄り添っていただけるキャラクターになっています」
日野 「辛木田絆斗は生い立ちなどでとても苦労して生きてきて、ある種の世の中を生き抜く強さを持ちつつも、トラウマから人を遠ざけて自分一人で抱え込んでしまう。自分の身を危険にさらして進んでいく危うさを持っていると感じています。そんな中でショウマと出会い変化して成長していく絆斗の姿を見ていただければと思います」
宮部 「幸果ちゃんは明るく元気なキャラクターで偏見がなく、絆斗のようなクールなキャラクターでも臆せず、むしろショウマ共々振り回すような子です。人を幸せにしたいという強い思いを抱きつつそれを自分にできるのか悩んで、どんどん強くなっていく姿を届けられたらと思います」
――理想のヒーロー像はありますか?
知念 「誰かを助けてあげたい、見返りを求めず人のために何かしてあげたい、身をていして動ける、弱くてもそういう気持ちがあれば誰でもヒーローになれると思っています。ショウマも誰かを守りたいという気持ちで勝手に体が動いてしまうキャラクターなので理想のヒーローです」
日野 「人として当たり前のことですが、小さい頃から自分がされて嫌なことを人にするなと言われて育ってきましたが、ヒーローはそれに加えて人が何をされたらうれしいか、どうしてほしいかを考えて行動できる人だと思っています。そして絆斗としてどういうヒーローを目指すかを考えた時、王道で真っすぐな魅力あふれるヒーローではなく、泥臭くてどれだけやられても諦めない人間味のあるヒーローをスーツアクターの鍜治洸太朗さんと一緒に作っていきたいと思っています」
宮部 「幸果ちゃんは今作のヒロインですけど、心の底から自分より人に幸せを優先して考えられるヒーローのようで私の憧れになっています。人が悲しんでいる時に一緒に悲しむことができるし、悩んでいるときは励ますことができて格好いいので見習いたいと思います」
――好きな仮面ライダー作品を教えてください。
知念 「一番好きな仮面ライダーは『仮面ライダーオーズ/OOO』です。オープニングは今でも歌えますし、当時人気でベルトが全然買えなかったのを覚えています。クリスマスシーズンでどうしても欲しいとお願いしたら、仕事が忙しい両親に代わり亡き祖父がお店に並んで買ってくれたという思い入れがある作品です」
日野 「僕は『仮面ライダーキバ』です。兄がいるので平成初期の変身ベルトも家にあったんですけど、兄のおさがりばかりで、初めて自分のベルトとして買ってもらったのがキバのベルトでした。小さい頃に変身シーンをよくマネしていました」
宮部 「私は弟と見ていたので『仮面ライダードライブ』に一番なじみがあって、今回のオーディションに向かうときにオープニングを聴きながら行きました。『仮面ライダードライブ』でで詩島霧子役を演じた内田理央さんの強いイメージに憧れがあり、そんなヒロインになれたらと思っています」
――今回、お菓子がモチーフになっていますが、好きなお菓子や思い出のお菓子を教えてください。
知念 「僕は渋いと思われちゃうかもしれませんが、ボンタンアメが好きです。初めて食べた時に『オブラートも一緒に食べられる』という衝撃があって、子どもの頃に感動したのを覚えています、今もカバンに忍ばせているくらい好きです」
日野 「亡きおじいちゃんが会うたびにくれた大きなキャラメルが思い出に残っています。味は覚えていないんですけど、おじいちゃんとの楽しい思い出にはキャラメルがいつもありました。思い出の中にそっと寄り添ってくれるのが、お菓子のすてきなところだと思います」
宮部 「私は小さい頃から梅のお菓子が大好きで、梅や干し梅を撮影の際にカバンに忍ばせています。食べ過ぎると塩分でむくんじゃって、メークさんに迷惑をかけてしまうので食べ過ぎないように気を付けています(笑)」
――ありがとうございました。最後に視聴者の方へ一言お願いいたします。
知念 「『仮面ライダーガヴ』は1人の青年が異世界からやって来て、人間界の人たちと出会いながら、グラニュートと対峙していく話です。その中でもあらためて僕たちが食べているお菓子がどれだけ素晴らしいのか、お菓子を食べられることがどれだけ幸せなのかも感じていただければうれしく思います。老若男女問わず、いろいろな方に見ていただきたいです」
【プロフィール】
知念英和
2005年3月19日 沖縄県生まれ。 「マルス -ゼロの革命-」 (テレビ朝日系)に出演。「仮面ライダーガヴ」の主演に抜てき。
日野友輔
2002年6月3日 愛知県生まれ。舞台「ハイスクール・ハイ・ライフ」で活躍。2号ライダーの仮面ライダーヴァレン/辛木田絆斗を演じる。
宮部のぞみ
2003年05月22日 愛知県生まれ。2019ミス・ティーン・ジャパン グランプリを受賞。「ひきこもり先生」(NHK)や「君に届け」(テレビ東京ほか)などで活躍。ヒロイン・甘根幸果を演じる。
【番組情報】
「仮面ライダーガヴ」
9月1日スタート
テレビ朝日系
日曜 午前9:00〜9:30
【プレゼント】
サイン入り生写真を2名様にプレゼント!
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https://x.com/TVGweb/status/1829797798415647009
【締切】2024年9月28日(土)正午
【注意事項】
※ご当選者さまの住所、転居先不明・長期不在などにより賞品をお届けできない場合には、当選を無効とさせていただきます。
※当選で獲得された権利・賞品を第三者へ譲渡、または換金することはできません。
※賞品をオークションに出品する等の転売行為は禁止致します。また転売を目的としたご応募もご遠慮ください。これらの行為(転売を試みる行為を含みます)が発覚した場合、当選を取り消させていただくことがございます。賞品の転売により何らかのトラブルが発生した場合、当社は一切その責任を負いませんので、予めご了承ください。
※抽選、抽選結果に関するお問い合わせにはお答えできませんので予めご了承ください。
撮影/蓮尾美智子 取材・文/S・A
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