EXILE NAOTO、自身初のソロツアー完走！ 三代目メンバーからサプライズで動画も2024/08/28
EXILE NAOTO（EXILE／三代目 J SOUL BROTHERS）が、自身初となるソロツアーのファイナル公演「NAOTO PRESENTS HONEST HOUSE 2024 “THE FINAL”」を東京ガーデンシアターで8月27日に開催。ゲストのØMI、ELLY／Crazyboy、SWAY、林和希をはじめ、サプライズで金田哲（はんにゃ.）、Tani Yuuki、 RIEHATA、SOTA（BE:FIRST）らが出演し、全国8都市を回ったツアーのラストを締めくくった。
今回、NAOTOが後輩グループ・KID PHENOMENONを帯同して敢行した同ツアーでは、NAOTO率いるヒップホップユニット・HONEST BOYZ®の1st ALBUM「HBZ」を引っ提げ、フォーマーとしてダンスの可能性を究極に突き詰めたパフォーマンスを披露。さらに、HONEST BOYZ®メンバーとしての顔も持つNAOTOが送る音楽が融合した、DANCE＆MUSIC ENTERTAINMENTなライブとなっている。
同ツアーファイナルの公演開始を前に、NAOTOが囲み取材に登壇。4月から挑んできたソロツアーを振り返り、「僕は今年41歳になるのですが、この年でパフォーマーとしてソロツアーを回るというチャレンジができることをまず幸せに思いますし、実際にやってみて、1人で舞台を成立させることの難しさと楽しさ、両方を感じることができました。終わっちゃう寂しさもありますが、やりきった充実感もあります」と心境を。
11月からは三代目 J SOUL BROTHERSとしてドームツアーも控えているが、「今回ソロでのライブをやらせていただいて、ファンの皆さんにも楽しんでもらっているのですが、そんな中で“早く7人の姿が見たい”ということも言ってもらえるんです。メンバーそれぞれのライブや活動を楽しんでいただきながらも、7人になった時の力っていうのもすごく期待してもらっているので、集まった時にソロの時以上のパワーを見せなきゃいけないなっていう責任感にのまれています」と前を見据えた。
ファイナル公演は、NAOTOの「皆さん、盛り上がってますかー！」という掛け声とともに、HONEST BOYZ®の代表曲の一つ「要!」からスタート。小気味いいリズムに合わせて観客もオレンジ色のペンライトを掲げ、共に歌い、1曲目からNAOTOを中心に一体感が生まれていく。その勢いのまま「Put Your Hearts Up feat. PKCZ®」「TOKYO DIP」、ディーン・フジオカとのフィーチャリングが話題を呼んだ「TOY BOY feat. DEAN FUJIOKA」と息をつかせぬステージを披露。ドラマ「ナイトヒーロー NAOTO」（テレ東系／16年）の主題歌にもなった「PART TIME HERO」では、SWAYと顔を見合わせ笑顔を浮かべながら歌唱するなど、その曲調も相まって温かい空気で会場を包んだ。
するとここで、黒いサングラスに白のシャツ、唇には真っ赤なリップ…という鮮烈なビジュアルの金田がサプライズで登場。SWAYがはんにゃ.の持ちネタである「ズクダンズンブングンゲーム」にインスパイヤされ、制作したという新曲「ズクダンズンブングン feat. はんにゃ.金田」を初披露した。なお、このコラボレーションについて、NAOTOは「ファンの皆さんに衝撃を与えるんじゃないかと。誰も予想がつかないコラボですよね（笑）。でも、この異色のコラボはHONEST BOYZ®でしか成立しないのかなと思うんです。三代目やEXILEだと違うかなというのがあって…。LDHの中ではきっと僕らにしかできない」と語っている。
次に、KID PHENOMENONのボーカル陣も交えて「SAKURA feat. KOBUKURO」を披露すると、KID PHENOMENONが自身の楽曲である「存在証明」「Show U Light」を堂々とパフォーマンス。続けて、夜の街のような雰囲気の中、林が登場し、彼が色っぽく歌い上げる「WOW」をNAOTOがダンスで彩った。
そこからがらりと空気感が変わり、MCコーナーへ。NAOTOは「僕のホームパーティーに皆さんを招き楽しんでもらう、というのがこのライブのコンセプト。なので、ここは家です。リビングですよ（笑）。そこは2階、3階、屋上…」と客席とコンタクトを。「しかも、まだ全然早くはありますが僕の誕生日（8月30日）の近くでやらせていただいて…。あっ、“祝え”って言ってるんじゃないですよ！ ただ事実を述べてるだけです」とニヤリと笑った。その後は今回のツアーの恒例企画として行っている「質問コーナー」で大盛り上がり。事前に観客から質問を集め、当日NAOTOがくじで引いた席に座っている人から直接その質問をぶつけてもらうというものだ。
ユニークな質問がいくつも寄せられたが、「初めてのソロツアーで一番大変だったことは？」には「1人でライブを進めていくから、ちょっとでも何か僕にトラブルがあったらライブが止まること。三代目やEXILEだったら、例えば僕がけがをしてしまってもライブは進むけど、今回は絶対に止めちゃいけないっていう、ステージを背負っているプレッシャーがあった」と。一方で、「三代目のメンバーの中で一緒に住むなら誰を選びますか？」という問いには「絶対に嫌だ！（笑）。きっと向こうも嫌だと思ってるよ」と即答。しかし、「俺、結構家は奇麗にしたいタイプだから…」とメンバーの家事情や過去を踏まえて熟考しはじめ、最終的に「岩ちゃん（岩田剛典）かな」とその名を挙げた。
その後はサプライズでTani Yuukiが登場し、「Myra」「W/X/Y」をコラボ。特に「Myra」はNAOTOが4年前に自身のYouTubeで「踊ってみた動画」をUPしていることからファンの中でも思い入れがある人が多いようで、Tani Yuukiの生歌唱で踊るNAOTOという夢のコラボに大きな歓声が。なお、この2人は今回がめでたく初対面となったそう。息つく間もなく、8月28日に先行配信された新曲「チキンハツ feat.LIKIYA（MA55IVE THE RAMPAGE）」ではLIKIYAが映像で出演し、楽曲をかわいらしく演出。かと思えば、ØMIを迎えての「BEPPING SOUND feat. HIROOMI TOSAKA」、曲中でELLY／Crazyboyを呼び込んでの「HeartBreakerZ feat. CRAZYBOY」と会場のボルテージを最高潮に上げ、怒とうのエンディングを展開した。
しかしそれでは終わらず、アンコールでRIEHATA、SOTAがサプライズ登場すると、会場からは悲鳴にも似た喜びの声が。NAOTOも交え、3人でハイレベルなダンスショーケースを繰り広げた。なお、NAOTOとRIEHATAは「大親友」だそうで、NAOTOは「RIEが17歳の頃から知っている」と。対して、SOTAとは昨年の「FNS歌謡祭」でのダンスコラボをきっかけに親交を深めたといい、SOTAは「NAOTOさんは10代の頃の憧れの人」と目を輝かせた。
続けて、NAOTOが敬愛する小沢健二の名曲「ラブリー」のカバーを披露すると、三代目メンバーからツアーファイナルを迎えたNAOTOをねぎらうサプライズ動画が。小林直己は「MATE（※ファンの呼称）の皆さんからすてきな思い出と素晴らしいパワーを頂いたと思いますので、ぜひ三代目でもよろしくお願いします」と。岩田は「もうええでしょう」とはやりのフレーズを交えつつ、「チャレンジしていく姿をメンバーとしてすごく誇りに思いました」と称賛。今市隆二と山下健二郎はペアで登場し、「リーダーとして14年間引っ張ってもらってありがとうございます」と感謝を。2人が少々クセが強めの「ハッピーバースデー」を歌唱し始めたかと思うと、ステージ上にØMIとELLY／Crazyboyがバースデーケーキを運びながら再登場するサプライズが。
ケーキはNAOTOのメンバーカラーのオレンジ色基調で、今回のペンライトと同じハート型、グッズの手袋型の菓子などがあしらわれた愛の詰まった特注品だ。観客からも「おめでとう」の声が飛び、NAOTOは満面の笑みを浮かべながら「涙が出そうだったけど、健ちゃん（山下）の（ハッピーバースデーの）溜めで涙が引っ込んだ！（笑）」と笑いに変えていた。
最後の最後は、ファイナルの出演者一同がステージに集い、大所帯でにぎやかに「要!」をパフォーマンス。「皆さん、本当に本当にありがとうございました！」と何度も観客に感謝の思いを伝え、NAOTOにとって初挑戦となるソロでのツアーファイナルを約3時間という熱演で盛大に締めくくった。
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