怪談とキャンプ飯の異色コラボ「ヒロシの心霊キャンプ」案内役・ヒロシに直撃!2024/10/09
BS日テレ・BS日テレ4Kで10月10日から、キャンプブームの火付け役となったヒロシが案内役を務める、キャンプ飯とホラーが融合する異例のコラボドラマ「ヒロシの心霊キャンプ」(木曜午後10:00)がスタート。どこかの山奥にあるキャンプ場でくつろぐ、「ヒロシ」と呼ばれる男の下には、なぜか人が集まり、山にまつわる実際にあった恐怖体験を回想する「心霊キャンプ」なる催しが行われていた。ヒロシがキャンプ場で絶品飯を楽しみつつ、実話を基にしたホラーの世界へと案内する。
――キャンプ飯と怪談を組み合わせた異色のドラマ企画を聞いた時の率直な感想を教えてください。
「ほかの番組になりますが、稲垣吾郎さんの『ほんとにあった怖い話』(フジテレビ系)をパッと思い付いて、よく見ているので、やった、やりたいと思いました。確かにキャンプって幽霊など出そうじゃないですか。元々、ホラーものが好きですし、面白そうな企画だなとも思って。僕は怪談のドラマ部分には出ていないので、どう融合するのか楽しみですね」
――ヒロシさんは怪談以外のドラマ部分に出演されていますが、監督から演技の要望はあったのでしょうか?
「役を演じるというより、ほぼヒロシです。キャンプ場にいろんな怖い話をする人が訪れてきて…というストーリーなので、その役の役者さんたちに引っ張られている感はあります。僕は普通のヒロシのつもりですが、いつもと違うヒロシになっているかもしれないですね」
――いつものヒロシさんとの違いで、ご自身で自覚されている部分は?
「まず、テントとかキャンプ道具、着ている服が僕のではないです。そういう意味でもいつものヒロシとは違いますし、何より、知らない人が来たら帰りますもんね」
――ちなみにヒロシさんにとって演技のお仕事とは、どんな位置づけですか?
「若い人以外はご存知だと思いますが、『ヒロシです』というネタですごく売れたじゃないですか。それで落ち目になった時に当時の事務所は、たぶんですが、舞台の仕事を入れておけば間が持つと思ったんだと思います。1カ月くらい稽古して、さらに1カ月くらい公演するので。僕もネタをあまりやりたくない、テレビは無理だなって思っていたから、役者の道もいいなとか。あわよくば役者で売れたらいいなとか思っていたんですけど…。僕にとってお芝居は、落ち目の時を思い出します。お芝居にはあまりいい思い出はないけど、(『ヒロシの心霊キャンプ』では)僕自身はお芝居しているつもりはあまりないですね。ほぼヒロシだし、アドリブでやる部分も多くて」
――ほぼヒロシさんで出演されて、楽しめた部分はありますか?
「怪談話をしに来る人を迎え入れる役ですけど、いろんな若い役者さんがいて、自分の若い時を思い出させてもらったのが面白かったですね」
――ホラーが好きと話されていましたが、どれくらいホラー好きなのか、好きになったきっかけを教えてください。
「もちろん、吾郎さんの番組も好きで見ますし、YouTubeで怖い短い動画を見たりしています。好きなものは、100回ではすまないくらい見ていて、セリフを覚えているくらい。好きになったきっかけは、僕が小学生の時にやっていた『怪奇特集!!あなたの知らない世界』(日本テレビ系)でしたっけ…? 心霊研究家の新倉イワオさんが出演されていて、夏休みに1人で見るのが怖いから、友達と集まって見てましたね。小学生の頃は怖がりで、習字教室の帰りが暗くてたまらなく怖かったのに、そういうのは見ていたから、自分でも自分がよく分かんないですよね。今は52年生きてきて、霊を見たことないので怖くないですけど」
――今まで心霊体験を全くしてこなかったんですか?
「あれは何だろうというのは見たことありますね。怪談をする芸人さんはいっぱいいて怖いですけど、僕の話は怖がられない話ばかり。例えば、大学生の時に繁華街にあるサパークラブで働いていて、開店前に1人で留守番しているとトイレから10人くらいの声が聞こえてきて、怖いから先輩を呼びに行って『トイレから声がするんですけど』っていったら、『いつもだよ』と言われて。そんな店で接客していて、白い人影と黒い人影がふわーって通ったりするのを見たこともあります。…ほら、別に怖くないでしょ。ドラマチックな起承転結がないから(話として)怖くないですけど、自分が経験したらと思ったら相当怖いですよ」
――「ヒロシの心霊キャンプ」では、山にまつわる怖い話が紹介されます。ヒロシさんも山での怖い体験があれば教えてください。
「う~ん、僕がソロキャンプを始めて2、3回目ぐらいの時ですね。テントの中で寝ていたんですけど、まだキャンプブームじゃなかったから、他に客はいないのに、たき火の周りを人の足音でザクザクと周っているような音が聞こえて…。音の感じから幽霊や動物ではない、人だと思ったのですが、テントなので外が見えない。だからこそ、襲われたら怖いと思って、チャックを音が鳴らないようにちょっとずつ開けたら、誰もいないというのはありました」
――そういう怖い体験をした後は、どうやって心を落ち着かせるのですか?
「やっぱり人だと思ったら怖いので、逆に幽霊だったと思うことで怖くなくなります。自分のキャンプサイトってパーソナルスペースなので、そこに立ち入ってくるって、どうかしている人じゃないですか。本当に人の方が怖いです。例えば、ソロキャンプ中に知らない人が訳の分からないことを言って、連絡先を交換しようと言ってきたら、超怖くないですか。だから、僕は人が行かないところに行きます。自然も怖いところがありますけど、人の方が怖い。幽霊なら実害がないですし、マシですよ」
――ドラマのようにキャンプしている時に怪談をしたりすることは?
「これはちょっと前の話で怪談やホラーではないですが、海外ドラマの『ウォーキング・デッド』を見るのがたまらなく好きな時がありました。テントを張っているシーンが結構あって、テントの外にゾンビがいたりするんです。僕も山の中でテントを張っているので、そこで『ウォーキング・デッド』を見ると臨場感があって、とてもリンクしていますね」
――今作ではベアーズ島田キャンプさんがキャンプ飯を作ってくれます。
「知らない方のためにいっておくと、ベアーズ島田キャンプという友達がいて、僕が料理を作れないから、作る担当で出てくれました。友達だから、プライベートでキャンプに行っていた仲なんですけど、僕が最近忙しくてプライベートでキャンプに行けてないので、仕事現場でしか会ってないです。島田は僕と違って人が好きなので、元々お笑い芸人で営業職になって営業成績No.1になるくらい人と打ち解けるのがうまいんですよ。なので、島田は現場でも若い人と盛り上がってましたね。僕があまりしゃべらない分、島田がしゃべってくれてよかったですよね」
――ベアーズ島田キャンプさんが作ってくれた料理はいかがでしたか?
「いい感じですね。普段はややこしいのを作ってますけど、今回はカレーや焼きそばだったり、シンプルな料理を作ってくれました。僕が好きなものばかりでしたが、久しぶりに食べたせいもあって、焼きそばが一番おいしかった。まあ、カレーは誰が作ってもおいしくなりますし」
――キャンプ飯はおいしそうですし、怪談との組み合わせが、どんな化学反応を起こすのか楽しみです!
「キャンプ飯と怪談を混ぜる番組を、僕は見たことも聞いたこともないので、僕も楽しみです。皆さんに見てもらって成功して、『ヒロシのキャンプ刑事(でか)』に続けばいいなと」
――続編として希望している「ヒロシのキャンプ刑事」の内容は?
「僕がキャンプでたき火をしていると、若い女の人がちょっとだけ困って『助けてください』って助けを求めてくるんです。僕は『どうしたんだい。キャンプ刑事だよ』って問題を解決して、たき火を囲んで話をしているうちに恋に落ちます。『ヒロシのキャンプ刑事』実現のためにも、まずは『ヒロシの心霊キャンプ』を見ていただきたいです!」
【プロフィール】
ヒロシ
1972年1月23日生まれ。熊本県出身。トリオやコンビを経てピン芸人で活動し、2004年頃に「ヒロシです」のネタでブレーク。15年に開設したYouTubeの「HIROSHI CHANNEL」に趣味のソロキャンプの動画を投稿し、徐々に注目されるなど、キャンプブームの火付け役に。キャンプ関連はもちろん、芸人、俳優、ラジオ、執筆活動など幅広い分野で活躍する。ヒロシの出演情報は公式HPにて掲載中!
【番組情報】
「ヒロシの心霊キャンプ」
BS日テレ・BS日テレ4K
10月10日スタート
木曜 午後10:00~11:00
※毎週2話ずつ放送
【プレゼント】
サイン入り生写真を2名様にプレゼント!
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【締切】2024年11月6日(水)正午
【注意事項】
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取材/TVガイドWeb編集部・山木敦 文/山木敦 撮影/尾崎篤志
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