荒木飛羽主演で永井三郎の人気漫画を実写化！ ひと夏の淡い青春物語描く2024/08/23
MBSのドラマフィル枠にて、9月19日より新ドラマ「スメルズ ライク グリーン スピリット」（木曜深夜1：29～ほか）がスタート。主演を務める荒木飛羽、原作者の永井三郎からコメントが到着した。
2011年から2012年まで「コミックBe」（ふゅーじょんぷろだくと）で連載され、2012年「SIDE A」、2013年「SIDE B」の計2巻として単行本化された、永井三郎原作の金字塔「スメルズ ライク グリーン スピリット」が、10年以上の時を経て、実写ドラマ化することが決定した。
本作は、閉鎖的な平成のド田舎を舞台に、こっそり口紅を塗る少年・三島フトシが、自分のアイデンティティに目覚め、彼を取り巻く少年たちが織り成すひと夏の淡い青春ストーリー。
クラスで浮いていて、“髪が長い”という理由で同級生からいじめられるが抵抗せず、唯一の心のよりどころが、隠れて母親の口紅を塗ったり、服を着たりすること。そん三島役を演じるのは、まだ18歳ながらに俳優歴10年の荒木飛羽だ。
荒木はスカウトをきっかけに芸能活動を始め、Netflixにて全世界配信された「First Love 初恋」（2022年）で満島ひかり演じる野口也英の長男役や、「あなたの番です」（2019年／日本テレビ系）で木村多江演じる早苗の息子で狂気的な少年役で注目を集めた。
そして、2022年にはMBSドラマ特区「少年のアビス」でドラマ初主演を務め、現在上映中の清水崇監督のホラー映画「あのコはだぁれ？」（松竹配給）や現在放送中の「GO HOME～警視庁身元不明人相談室～」（日本テレビ系）の第4話（8月3日放送）にゲスト出演するなど、話題を呼んでいる。
監督は、ドラマ「帰ってきたらいっぱいして。」（2023年／読売テレビ）、「俺の美女化が止まらない!?」（2023年／テレビ東京）、「ちょい釣りダンディ」（2022年／BSテレ東）を手掛けた澤田育子氏。脚本は、ドラマ「きみはペット」（2017年／フジテレビ系）、「南くんの恋人」（2015年／フジテレビ）で執筆した新井友香氏が担当する。
発表に当たり、荒木は「三島役のお話をいただいた時にすぐに原作を読みました。三島たちの住んでいる田舎特有の閉鎖的な社会の中で家族や友達、学校で関わる人たちがとても個性的で、登場人物一人一人が気になりました」と感想を語った。
続けて「特に三島が抱いていたかわいいものに惹かれたり、青春の真っただ中での葛藤、そのような気持ちを僕自身も抱いたことがあり、自分に正直に生きることがどれだけ難しいかをどのように表現していこうかと考えました」と役柄に共感しながら、真摯（しんし）に向き合っていた様子。
そして、撮影では「とにかく三島の日常を意識することを大事にしました。会話や行動に表すのではなく、田舎社会の日常を一部切り抜いただけということを意識しながら現場に挑んでいました」と振り返り、「僕自身もひと夏の思い出となる撮影で、とても思い入れのある作品になりました。たくさんの方に愛される作品になってほしいです」と期待を述べた。
一方、原作者の永井は「正直不安でした。10年以上前の作品ですので、だいぶ常識や見方も変化しているので今さら感はないかなと…」と率直な思いを明かしつつ、「でも、思春期の敏感さとか悩む姿はいつの時代でも誰でも思い当たるものだと思うので、そういう点に共感しておいただけたら幸いです」と視聴者にメッセージを寄せている。
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