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誉田哲也原作「Qrosの女」ドラマ化決定! 桐谷健太が挑むゴシップミステリー2024/08/21

誉田哲也原作「Qrosの女」ドラマ化決定! 桐谷健太が挑むゴシップミステリー

 桐谷健太がテレ東系で10月7日からスタートする、ドラマプレミア23「Qros(キュロス)の女」(月曜午後11:06)でテレ東連ドラ初主演を務めることが分かった。

 原作は、「アクセス」で第4回ホラーサスペンス大賞特別賞を受賞した誉田哲也氏の長編小説「Qrosの女」。話題のCM美女の正体を巡って、芸能界、週刊誌業界だけでなく一般人までも巻き込んだミステリーとサスペンスが入り混じる物語だ。

 現代の情報社会において、ネットの情報がテレビよりも早いことは当たり前となっている。その中で、週刊誌は「ここにしかない情報」を提供することで、依然として売り上げを伸ばしている媒体が週刊誌である。ドラマの主人公である週刊キンダイの記者・栗山孝治(桐谷)は、「世の中が求めるネタを提供しているだけだ」と冷静に語りながらも、次々と芸能人の“真実”を暴き、部数を上げる。ゴシップ記事により失脚する著名人、そしてそれをあざ笑う大衆。誰もが誰かの人生を監視し、エンタメとして消費していく日常を、栗山は冷めた目で眺めていた。だが、謎の女性「Qrosの女」との出会いをきっかけに揺らぎ始め、思いもよらぬ事件に巻き込まれていく。

 主演の桐谷は、本作の主演オファーに際し、「近頃、記者や出版社で働く役や、情報屋の役をすることが偶然か必然か、多かったので、今の世の中が抱える情報の在り方が、表現として大きなテーマになる時代なんだなと、勝手に感じています」と解釈。

  敏腕記者としてスクープを連発する一方で、過去に深いトラウマを抱える複雑な人物を演じるにあたり、「この物語の主人公が、自分が犯した過去や、情報が持つ包容や狂気、葛藤を抱えながらも喜びも感じてしまうという正義の中から、何を選びつかみ取るのか、その道のりを楽しみにしています」と主人公の葛藤と成長に期待しつつ、「この人物を演じていく上で、自分の中でも何が変化していくのかが興味深いです」と自身の変化も楽しみにしている様子。

 そして、視聴者へ「今や情報は、衣食住、と並ぶほど我々の内側や外側に根付き、それぞれが持って生まれた『本当の自分』があったことを忘れる、ということさえ忘れるくらいに大きく、そして細部にまで入り込みました。ただそれは悲しい一面だけではなく、光が射し込むような素晴らしい面もあるということです。この物語の主人公が、飛び込んだ情報の大渦の中、もがきながらも何を選び、生きていくのか、 そこを魅力的に表現出来ればと感じています」と意欲を語った。

誉田哲也原作「Qrosの女」ドラマ化決定! 桐谷健太が挑むゴシップミステリー

 原作者の誉田氏は、「私はこの『Qrosの女』以外にも、マスコミや情報社会に関する小説を書いてきました。それらの多くは『人間が心の奥底に持つ“知りたい”という欲求、その醜さといかにして向き合うべきか』というテーマを内包し、それに応える形でメッセージを発するものでした」とこれまでの作品を回顧。

 続けて、「でも正直、そういう物語は、キツい。人間の本性をさらすだけで、救いがない。だったら、と思って書いたのが、この『Qrosの女』です。確かに“厳しい真実”を突き付ける物語は必要ですが、たまには真逆の“優しい嘘”の物語があっても、いいんじゃない? そんな気持ちで、この作品を書きました」と執筆の経緯を説明し、「魅力的なキャストがそろいました。原作同様、ドラマも楽しんでいただけたら幸いです」とコメントを寄せた。

 ドラマ制作を手掛ける森田昇チーフプロデューサーは「今も昔から変わらず芸能人・政治家など著名な人々のスキャンダルが、世の人々の注目を集め話題になってきました。それらの記事がSNSの力によって更に拡散し情報は盛られ、一般の人々がその対象をたたくこともよく見られます。これらの現象は大変現代的であり、まさに今を表していると思われます。そんな今だからこそ、『Qrosの女』はやるべき作品であり、ドラマを通してこれらの現象の怖さや難しさを描ければと思います。とはいえ、社会を告発する堅い側面ばかりでなく、原作小説のミステリアスなストーリーに、昨今のスキャンダルなどのネタを織り込ませながら最高のエンターテインメントを作りたいと思います」とドラマ制作の意義を話し、抱負を語る。

 また、「今回、桐谷さんをはじめ強力な役者さんが数多く参加してくれることになりました。さまざまな業界でうごめく癖のあるキャラクターがたくさん登場し楽しめます。今だからこそ見たいと思わせる、まさに現代を斬るエンターテインメント作品です」と見どころをアピールした。


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