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間宮祥太朗が「ハスリンボーイ」でオモテとウラのはざまで生きるダークヒーローに2024/08/16

間宮祥太朗が「ハスリンボーイ」でオモテとウラのはざまで生きるダークヒーローに

 間宮祥太朗が、WOWOWで今秋放送・配信スタートの連続ドラマW-30「ハスリンボーイ」で主演を務めることが決定した。オモテとウラの狭間で生きるダークヒーローとして、池袋の裏社会を非合法(ハスリン)ツールで生き抜く“道具屋”の大学生に扮(ふん)する。

 「ハスリンボーイ」は、非合法なツールを扱う“道具屋”として、池袋の裏社会に足を踏み入れたさえない大学生が、ヤクザ、半グレ、中国マフィアなど、ひと筋縄ではいかない悪人たちの中で生き抜いていく姿を、時にユーモラスに、時に緊迫感満載に描いた新感覚クライムサスペンス。

 裏社会の実情に詳しく、これまでに「半グレ」「私刑執行人~殺人弁護士とテミスの天秤~」など、数々のマンガ原作を担当し、動画配信番組「丸山ゴンザレスの裏社会ジャーニー」のプロデューサーも務めるライター兼作家の草下シンヤ氏と、「東京闇虫」「ただ離婚してないだけ」など、社会のダークサイドや人間の業を描いた作品で知られる本田優貴氏がタッグを組み、2018年に週刊ビッグコミックスピリッツにて連載された同名漫画が原作だ。Netflixオリジナルシリーズ「新聞記者」「全裸監督 シーズン2」(共に21年)の小寺和久氏がメイン脚本を務め、監督を連続ドラマW東野圭吾「ゲームの名は誘拐」(24年)をはじめ、数々のWOWOW連続ドラマW作品を手掛ける鈴木浩介氏が担当する。

 “道具屋”とは、裏社会で生きる人間たちを相手に、主に詐欺などに使用される“トバシ(他人や架空の名義で契約された携帯電話やSIMカード)”、“板(他人名義の銀行口座)”、偽造書類などの“非合法ツール”を手配し売りさばくことを収入源とする裏社会の専門職のこと。

 本作がWOWOW連続ドラマ初出演にして初主演となる間宮が演じる主人公の久保田タモツは、“奨学金”という名の“借金”を背負い、日々バイトに明け暮れるさえない大学生。ある日、返済負担を減らすべく一攫千金を狙ってとった行動から詐欺に遭い、人生最大のピンチに見舞われてしまう。そんな時に出会った1人の“道具屋”に窮地を救われたことから、魑魅魍魎(ちみもうりょう)うごめく池袋の裏社会へと足を踏み入れていくこととなる。多額の借金を背負って社会に出ることを憂い、どこか投げやりに日々を過ごしていた彼が、並み居る悪人たちと渡り歩き、命がけの駆け引きを繰り広げた先にたどり着く未来は?

 映画「東京リベンジャーズ」シリーズ(21~22年)や「全員死刑」(17年)をはじめ、これまで数々の不良や悪役キャラクターを演じてきた間宮が、新たなダークヒーロー像を構築する。

 また、タモツが飛び込んでいく池袋の裏社会を牛耳るのは、神保会とその反対勢力である牛頭(ごず)組という2つのヤクザ、そして近年特殊詐欺で台頭してきた半グレ集団・侘威蛾(たいがー)の3大勢力。そこに突如、謎の2人組が現れたことで、なんとか均衡を保っていた池袋の裏社会に一気に暗雲が立ち込めることとなる。原作でも登場する個性爆発の悪党キャラを演じるキャスト陣については、近日発表となる予定だ。

間宮祥太朗が「ハスリンボーイ」でオモテとウラのはざまで生きるダークヒーローに

 WOWOWドラマに初出演にして初主演となる間宮は、「WOWOWドラマに対してはエッジの効いたものが多い印象があり、本作の『ハスリンボーイ』という原作とも、とても相性がいいのではないかと思いましたとコメントしている。

 そして、原作、脚本を読んだ感想を聞かれると「ひょんなことから裏社会に飛び込むこととなったタモツが、知らない世界で、知らないルールや常識の中で奔走する姿が、緊張感を持って描かれていました。存在感の強いさまざまなキャラクターとの交差も魅力だと思います」と語った。

 さらに、タモツを演じる際の役作りについて「タモツは、とにかく懸命にその時置かれた状況を乗り越えようとします。その中で出会った人が彼に興味を持ち助けてくれるような人柄を持っています。本作においても、応援したくなる人物であるよう心がけました」と明かした。

 最後に視聴者へ向けて「本作の舞台は見慣れない環境ではありますが、分かりやすく爽快感のある内容となっています。タモツと一緒に試行錯誤して、サバイブするヒリヒリ感を味わっていただければ幸いです」とメッセージを寄せている。

間宮祥太朗が「ハスリンボーイ」でオモテとウラのはざまで生きるダークヒーローに

 原作の草下氏は、「『ハスリンボーイ』の連載開始は2018年。6年前です。コロナ禍以前のことですし、振り返れば世界の雰囲気も少しのんびりしていた気がします。半グレや暴力団員が参加する会合の取材をした時、奨学金を返済するために犯罪行為をしている若者と出会ったことで、主人公タモツの設定を思い付きました」と制作のきっかけを紹介。

 続けて、「連載時は『奨学金返済のために犯罪をしている大学生などいない』といった批判を受けたこともありましたが、最近は特殊詐欺や薬物売買等で逮捕される大学生も増えてきました。時には中学生が逮捕されたというニュースを目にすることもあります。身元を隠すことができるSNS、通話アプリなどを駆使することで、犯罪のステルス化が進行したことが大きな要因です」と犯罪の増加を憂いつつ、「『ハスリンボーイ』では裏社会の情報を可能な限り、リアルに描いています。間宮祥太朗さんが演じる主人公タモツは、自分なりのポリシーを持って裏社会でハスリンしていきます。犯罪に関わったタモツはどんな結末を迎えるのか。見届けていただけるとうれしいです」と結末に注目してほしいと語る。

間宮祥太朗が「ハスリンボーイ」でオモテとウラのはざまで生きるダークヒーローに

 漫画を執筆した本田氏は「久しぶりに本棚から『ハスリンボーイ』を引っ張り出し、読み返しました。連載中は無我夢中で気付かなかったんですが、当時連載していた時よりも令和の今のほうがしっくりきます。時代がやっと追い付き、そしてこのタイミングでドラマ化!!  やったーー!(笑)。もちろん、あそこはもっとこうすれば良かった、ここはもっと掘り下げれば良かったとか…。いろいろありますが、ドラマではそこをうまく補ってくれていて、しかもバージョンアップしてます」と喜びを爆発させつつ、反省も。

 ドラマについては 「間宮祥太朗さん演じるタモツが、めっちゃハスリンしてます。ドラマ関係の皆さまに、本当に感謝です。ぜひ期待して、観てほしいです!!」と間宮の演技についてコメントし、関係者に感謝を述べた。


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