東京オリンピックの競技を解説【自転車競技/ロード】壮絶なサバイバル戦はオランダ勢が引っ張るか? ベテラン・新城幸也ら日本勢の健闘にも期待2021/07/16
自転車競技のロードレースとトラックは、1896年の第1回アテネ大会で行われ、現在も実施されている数少ない種目の一つ。このうち一般道を走るロードレースは、1900年パリ大会から1908年ロンドン大会まで実施されない時期があったものの、自転車競技で初採用された女子種目は、1984年ロサンゼルス大会の個人ロードレースだった。今大会は、男女のロードレースとタイムトライアルの計4種目でメダルが争われる。
ロードレースは一斉にスタートして着順を競う。今大会のコースは、東京都の武蔵野の森公園をスタートし、神奈川県、山梨県を通過し、静岡県の富士スピードウェイまで1都3県を走破するもの。走距離は、男子約244km、女子は147km。ただし、スタート後10kmまでは集団を保って走るパレード走行であり、実際のレースは多摩川に架かる是政橋から開始される。コースは距離が長いだけでなく、アップダウンも激しい。気候も猛暑になるのはほぼ確実で、リタイアする選手が続出する壮絶なサバイバル戦になるだろう。一方、個人タイムトライアルは富士スピードウェイが舞台に。選手が一定の間隔をあけてスタートし、男子は22.1kmのコースを2周、女子も男子と同じコースを1周走り、タイムを競う。
ロードレースは男女とも世界ランクに応じて出場枠が与えられ、男子で最大の5枠を確保したのは、ベルギー、イタリア、コロンビア、スペイン、フランス、オランダ。女子最大の4枠は、オーストラリア、ドイツ、オランダ、アメリカ、イタリアが確保した。各国・地域がそれぞれの戦略をもとにチームとして走り、選手の数が多ければ有利にレースを進められる。そのため、上記のチームからメダリストが生まれるのは間違いない。男子は過去の実績からジュリアン・アラフィリップ(フランス)、アレハンドロ・バルベルデ(スペイン)が優勝候補に挙げられていたが、アラフィリップが欠場を表明。バルベルデが抜け出すか。女子は過去2大会連続でオランダ勢が金メダルを獲得。世界選手権でも昨年まで4年連続でオランダチームから優勝者が生まれている。今大会もアンナ・ファン・デル・ブレッヘンらオランダ勢がレースを引っ張るだろう。男子タイムトライアルは2018、2019年世界選手権王者のローハン・デニス(オーストラリア)、2020年王者のフィリッポ・ガンナ(イタリア)らに注目。女子はやはりオランダ勢が力を発揮しそう。
日本男子は3大会連続出場のベテラン・新城幸也、初出場の増田成幸がロードレースに出場する。女子ロードの代表は與那嶺恵理と金子広美が出場。與那嶺はタイムトライアルにもエントリーしている。それぞれ健闘が期待される。
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