東京オリンピックの競技を解説【ビーチバレー】日本は開催国枠で男女ともに1組出場。上位進出が目標2021/07/15
ビーチバレーは、インドアのバレーボールから派生した競技。インドアより少し狭い16m×8mの砂が敷かれたコートにネットを張り、2人1組のチーム同士で対戦する。19世紀末に誕生したバレーボールが、アメリカ・カリフォルニア州などの海岸の砂浜でも楽しまれるようになり、1920年代にはビーチレジャーとして確立。この時代は6人制で行われていたが、1930年にカリフォルニア州・サンタモニカで2人制大会が開催され、これが現在のビーチバレーの原点になった。その後、世界に広まり、1987年には国際バレーボール連盟(FIVB)公認の国際大会が開催。1990年から世界を転戦する国際サーキットも開始。オリンピックでは1992年バルセロナ大会で公開競技として行われ、1996年アトランタ大会から正式種目になった。
試合形式は3セット(2セット先取)制、1セットは21点(第2セットのみ15点)先取。20-20、14-14のデュースになった場合のルールはインドア(6人制)と同じ。また、風向きや日差しなどによって有利不利が発生することもあるため、両チームの合計得点が7の倍数になるごとにコートチェンジ(第3セットは5の倍数)が行われる。出場は男女各24チーム。4チームずつ6組に分かれて総当たり戦を行い、決勝トーナメントに進む16チームを決定する。
インドアとさほど変わらない広さのコートを2人でカバーするため、どうしてもスペースが生じ、攻撃側はそこを狙う。守備側はコート後方に構えた選手が相手の狙いを読んで指示を出し、前方の選手がブロックに跳ぶ。しかし攻撃側がそれを読んでフェイント…といった動きが繰り返される。また試合中、前方の選手は相手側に見えないように腰の後ろで手の指を使ったサインを送り、後方の選手と意思疎通をはかる。戦略と連携が重要であり、選手たちにはそして攻守それぞれの局面での柔軟な対応力が求められる。
これまでの大会ではアメリカ勢、ブラジル勢が多くのメダルを獲得してきた。現在の世界ランキングでも両国のペアが上位にいる。しかし、男子はノルウェーのアンダース・モル&クリスチャン・ソルム組、カタールのシェリーフ・ユヌス&アハマド・ティジャン組、女子はカナダのサラ・パバン&メリッサ・ヒューマナー・パレデスらも上位に。勢力地図は変わってきている。今大会は、これまでメダルを獲得したことがない国・地域の選手が表彰台に立つかもしれない。
日本男子は、インドアで2008年北京大会に出場した経験を持つ“ゴッツ”こと石島雄介と、3回目のオリンピック出場となる白鳥勝浩のペアが代表権を獲得。女子は2018年アジア大会女子準優勝の石井美樹&村上めぐみ組が出場する。ともに上位進出が目標だ。
▶東京オリンピック 放送スケジュール(地上波・BS放送)はこちらをチェック!(https://www.tvguide.or.jp/schedule-olympic-paralympic/)
▶オリンピックの記事一覧はこちらをチェック!(https://www.tvguide.or.jp/news_category/tokyo2020/)
この記事をシェアする
ドラマガイド(最新シーズン)Drama Guide Season
【2025年冬】TVドラマガイド
2025年の冬(1月・2月・3月)にスタートする連続ドラマを曜日別で特集!
大河ドラマ「べらぼう」、奈緒×松田龍平W主演「東京サラダボウル」、黒木華や佐藤大樹らが出演する「風のふく島」、山田杏奈主演「リラの花咲くけものみち」のほか、深夜ドラマやBS放送の新着ドラマを含め、出演者、主題歌、あらすじ、記者会見リポート情報などを順次公開!
【2024年秋】TVドラマガイド
2024年の秋(10月・11月・12月)にスタートする連続ドラマを曜日別の一覧で大特集!
朝ドラ「おむすび」、月9「嘘解きレトリック」、柳楽優弥×坂東龍汰「ライオンの隠れ家」、松本若菜×田中圭×深澤辰哉「わたしの宝物」、菊池風磨主演「私たちが恋する理由」、現代版「若草物語」や「ザ・トラベルナース」など注目作のほか、深夜ドラマやBS放送の新ドラマを含め、出演者、主題歌、あらすじ、記者会見リポートなど、最新情報を随時更新☆