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「無能の鷹」ドラマ化決定! 菜々緒が圧倒的無能ヒロインを熱演2024/08/06

「無能の鷹」ドラマ化決定! 菜々緒が圧倒的無能ヒロインを熱演

 テレビ朝日系で10月から放送される金曜ナイトドラマ「無能の鷹」(金曜午後11:15)に、菜々緒がテレビ朝日ドラマで初主演を務めることが分かった。

 「無能の鷹」は、女性コミック誌「Kiss」で連載中のはんざき朝未氏の同名人気コミックスを原作とした実写ドラマ。原作の人気キャラクターである鷹野ツメ子は、外見は有能そのものだが、実際は想像を絶するほどの無能であり、そのギャップが魅力となっている。

 本作の脚本を手掛けるのは、ドラマ「ハコヅメ〜たたかう!交番女子〜」(21年/日本テレビ系)や「監察医 朝顔」(19年/フジテレビ系)を手掛けた根本ノンジ。演出には「忍びの家 House of Ninjas」(Netflix)や「アンナチュラル」(18年/TBS系)などで知られる村尾嘉昭が参加している。豪華スタッフ陣が集結し、無能な主人公の奮闘を描く脱力系お仕事コメディが誕生する。

 有能オーラが半端ないのに、PCの起動も、コピーも、資料のホチキス止めも、何が分からないのかも分からない。想像を絶するレベルに圧倒的無能なのに全然気にせず清々しく生きる主人公・鷹野ツメ子を演じるのは、テレビ朝日の連続ドラマ初主演となる菜々緒。まさに完璧にしか見えない菜々緒が、圧倒的無能なヒロイン・鷹野を演じる。

 本作では、数々の無能っぷりを発揮する鷹野だが、現在の会社に就職したのは、東京・丸の内のオフィス街をパリッとした服でカツカツ歩いて、受付で社員証をピッとしたかったから…というまさかの浅っっっっっい理由。無能であるにも関わらず、面接でも持ち前の“デキるオーラ”でまわりに極上の勘違いを生み、なんと一発パスした強者。入社後も、もちろん任せられる仕事もなく、難しいことを考えると頭が痛くなると堂々公言。怒られていても、怒られたことに気付かない。私が会社に必要とされているかではなく、私がこの会社を必要としているかが重要…という、謎の自信に満ちあふれたまま、堂々と“無能ライフ”を謳歌(おうか)。しかし、“なにかありそう…”という底知れぬオーラが功を奏して、なぜか大口の契約を成立!? 次々奇跡が巻き起こり、世界が平和になっていく。

「無能の鷹」ドラマ化決定! 菜々緒が圧倒的無能ヒロインを熱演

 菜々緒は、原作を読んだ時の印象を「今までにないお仕事コメディーだなという感想を持ちました。というのも、ヒロイン・鷹野ツメ子が最初から最後までずっと無能(笑)。ダメな主人公が切磋琢磨しながら、最終的に成長していくストーリーではないんです(笑)。新しい風が吹いたなという印象の原作でしたので、この令和の時代に、そんな斬新なお仕事コメディーをお届けできるのがすごく光栄です」と一風変わった作品を楽しんでいる様子。

 “超有能そうなのに衝撃的かつ圧倒的無能なヒロイン”である鷹野を演じるにあたり、「できないことがあっても、清々しく生きている鷹野という存在は、すごく今の時代に深いメッセージを届けてくれると感じました。ダメな自分も認めてあげられるような、さわやかな無能さを皆さんにお届けできたらいいなと思っています」と本作ならではの魅力を語る。

 鷹野の人物像については、「鷹野は禅とか仏のような、ある意味で超越した存在だと思っています。敵を作らないと言いますか、もはや《敵ができない無敵さ》といったものがありますし、超人的な部分もあり、そこが彼女の魅力なのかなと考えています。さらけ出してありのままの自分でいられるというのは、素晴らしいことだなと思いますし、ありのままの自分であるがゆえに、物事がうまく進むというのは、本来の人間のあるべき姿ですよね」と分析し、「今の時代、息苦しさを感じたり、切羽詰まった状況に置かれているような方もたくさんいらっしゃると思いますので、『私も大丈夫かもしれない』と、肩の力が抜けるような、クスッと笑える鷹野を演じていきたいです」と役柄への思いを述べる。

 また、完璧にこなす印象の菜々緒だが、「これだけはできない…!」という“無能エピソード”を聞かれると「実は音読がすごく苦手で、カンペを読むのが不得意なんです。何回もかんでしまって、何回もNGを出して…。このお仕事を始めて15年近く経つのですが、未だに慣れません。小学校の時から、授業で音読をするのが恐怖で仕方がなくて(笑)。それだけは、克服できないままですね。だけど、鷹野は失敗しても何も感じないんですよね(笑)。その精神性は、すごく勉強になります」と苦手なことを告白。

 そして、撮影現場で楽しみにしていることとして「個性豊かなキャストの皆さんが、それぞれ個性的なキャラクターを演じられます。皆さんとの掛け合いであったりとか、テンポ感も楽しみですし、何度か打ち合わせもさせていただきましたが、その時に『これは本気で、真面目に芝居をするのが面白いよね』という意見で一致しました。大人が真剣に芝居をし笑わせる、面白みや楽しさが詰まった作品になると思います。そのあたりも注目して見ていただきたいです」とキャスト陣との掛け合いを挙げ、注目ポイントであることもアピール。

 最後に視聴者に向けて「電子書籍で原作を読んだのですが、コメント欄に『菜々緒で実写化してほしい!』といううれしいご意見がいくつも見受けられました。この作品に、すごく運命や使命を感じていますし、多くの方に届いて、少しでも楽しんでいただけるとうれしいです! ぜひ楽しみにしていてください!」とメッセージを寄せた。

 また、原作者のはんざき氏からもコメントが届き、「『無能の鷹』が実写化されると聞いて、不思議な感覚でした! 初連載作ということもあり、頭の中にしか存在しない物語を漫画の紙面という物理に落とし込むこと自体にまだワンダーを感じていたので、そ…それを元に生身の人間が現実の世界で演じる…? 魔法みたいな話だなぁ…と思いました」と実写化への思いを話す。

「無能の鷹」ドラマ化決定! 菜々緒が圧倒的無能ヒロインを熱演

 続けて、「実写化される上で、鷹野のビジュアルのインパクトがわりかし大事な物語だと思うのですが、菜々緒さんに決まったことでその辺りの心配が一気に吹き飛びました! 菜々緒さんが元々持っていらっしゃる圧倒的オーラと生命力、ストイックそうな感じと鷹野のあの内面がどんなケミストリーを起こすのか、とても楽しみです!」と菜々緒に絶大なる信頼を寄せる。

 さらに、「脚本の根本ノンジさん、演出の村尾嘉昭さん、そしてプロデューサーの貴島彩理さんら、製作陣のこれまでの作品を拝見して面白かったことと、原作を大事に思ってくれてこちらの意思を丁寧にくみ取ってくださることもあり、ドラマオリジナルの要素もOKですよとお伝えしていました。脚本を途中まで読んだところ、原作の核はそのままに、よりブラッシュアップされて面白いドラマになりそうな予感がしております! そして何より鷹野のイメージにピッタリな菜々緒様! これから発表される豪華なキャスト陣! 私自身が楽しみです! 皆さんにもお楽しみいただければと思います〜!」と原作の核を大切にしつつ、ドラマオリジナルの要素も取り入れた脚本に期待を膨らませる。


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