南沙良が「光る君へ」で紫式部の娘に！ 泉里香＆片岡千之助＆伊藤健太郎も初出演決定2024/07/26
南沙良、泉里香、片岡千之助、伊藤健太郎が、NHK総合ほかで放送中の大河ドラマ「光る君へ」（日曜午後8：00ほか）に出演することが分かった。泉、千之助、伊藤は大河ドラマ初出演となる。
吉高由里子が主人公・紫式部（まひろ）を演じる「光る君へ」は、貴族文化が花開いた平安時代を舞台に、世界最古の女性文学と言われる「源氏物語」を生み出した紫式部の人生を描くもの。脚本は、同局の大河ドラマ「功名が辻」や連続テレビ小説「ふたりっ子」、「セカンドバージン」など、数多くのヒット作を放ってきた大石静氏が手掛けている。
南が演じるのは、紫式部と藤原宣孝（佐々木蔵之介）の娘である藤原賢子。祖父の為時（岸谷五朗）にかわいがられて育ち、母であるまひろに反発する時期もあるが、その文才を受け継ぎ、やがて宮仕えすることに。実の父は道長（柄本佑）。
南は「賢子は、明るく情熱的で、後に女性としては異例の従三位という高位に上りつめたといわれています。母に対しては、放置されてきたという思いから、敵対心にも似た複雑な感情を抱き、母娘の間の緊張感が存在しています。私も毎回いただく台本をとても楽しみにしています。賢子が持っているかわいらしさ、利発さを丁寧に表現できたらと思っています」と、賢子の複雑な感情を理解しつつ、その成長を丁寧に演じる意気込みを示す。
大河ドラマへの出演は、「鎌倉殿の13人」に続き2作目。「当時は大河ドラマの偉大さを、身をもって体験させていただきました。今回も大河ドラマならではのぜいたくな緊張感を楽しみたいです。素晴らしいキャストの方々の背中を見ながら、前回より成長した姿をお届けできればと思っています」と意欲を燃やす。
泉里香は、「和泉式部日記」の作者で、まひろとは四条宮の和歌を学ぶ会で知り合うが和泉式部役を担う。恋多き華やかな女性であり、和歌には突出した才能を持ち、やがて彰子（見上愛）の女房となる。
泉は、「あこがれであり、目標のひとつでもあった大河ドラマに出演でき大変うれしく思います。お話を聞いたときのドキドキは忘れられません。とてもうれしい気持ちと同時に重圧と緊張感が走り、身を引き締めながら挑みました。本名と同じ『泉』の文字が入る和泉式部にご縁を感じながら、これからも精いっぱい演じさせていただきます」と大河ドラマ初出演への喜びを伝える。
続けて、「多くの男性を魅了したといわれる和泉式部は恋多き女性のイメージですが、今回の大石先生が描かれる脚本では、当時としては珍しく前衛的な人物像だったのではないかと新しい気付きが得られます。愛らしいだけではない、多彩な魅力を持つ和泉式部を表現できるように精いっぱい務めたいと思います」と、新たな和泉式部の魅力を伝えられるよう撮影に挑んでいる。
片岡が扮（ふん）するのは、一条天皇（塩野瑛久）と定子（高畑充希）の第一皇子・敦康親王。道長の長女・彰子のもとで養育され、次の東宮候補だったが、彰子にも皇子が生まれたことで運命が変わっていく。母代わりの彰子を慕うようになっていく。
片岡は、「光源氏のモデルという説のある敦康親王を演じさせていただけることを心から光栄に思います。せんえつながら、僕自身も家を継ぐというような環境に長男として生まれた身ということもあり、敦康親王も長男としてお生まれになり、本来ならばそのまま皇太子になられるはずが、人々の思惑、また世の中の流れによって、悲劇的な運命をたどられる生涯であったと思います。ただ、悲劇的であったと言いましても、父上や2人の母上をはじめ、いろいろな方に愛されて育った方だと思っております。短い生涯でしたが、そのかけがえのない愛をもらった敦康親王の美しい人物像を僕自身、精いっぱい務めさせていただきたいです」と、敦康親王の悲劇的な運命と、その中で育まれた愛情を丁寧に表現していくことを誓う。
大河ドラマは初出演。「父（片岡孝太郎）や祖父（片岡仁左衛門）をはじめ多くの歌舞伎役者の先輩方が出演し、長い歴史ある大河ドラマは、日本の一つの大切な文化だと思います。そこに参加させていただけることとてもうれしく、まず一つの夢がかなったような思いです。これからもずっと続くであろう大河ドラマの世界で学ばせていただきならがら、まい進したいと存じます」と気合が入っている。
伊藤は、賢子を盗人から救ったことでその屋敷に出入りするようになり、まひろとも知り合う武者・双寿丸役を担当。武者としての生き方に独自の考えを持っており、興味を持った賢子がひかれていく人物だ。
伊藤は、「初めての大河で、しかも『アシガール』、『スカーレット』でお世話になった内田チーフ・プロデューサーをはじめとするスタッフさんとのお仕事、出演キャストの皆さんとのお芝居がとても楽しみです。大河ドラマは、とても歴史あるドラマですし、出演されている方々、作っている方々の熱量がすごく伝わってきます。役者をやっているからには、大河ドラマに出るというのは夢でもありました」と、大河ドラマ初出演に胸を弾ませる。
そして、「双寿丸はオリジナルのキャラクターということもあり、すごく演じがいがある人物だと思っています。『光る君へ』の後半戦で双寿丸がどのように物語に関わっていくのか、ぜひ楽しみにしていただきたいです。誠心誠意、務めたいと思います」と、オリジナルキャラクターを演じることへの期待を述べている。
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