【「僕キミ」連載企画 第4弾】“俺様”宮沢氷魚は意外と奥手!?「真逆に近い存在感」2019/02/09
青木琴美の大人気漫画を原作に、2009年には映画化も果たした超大作、「僕の初恋をキミに捧ぐ」(テレビ朝日系)が、2月9日の放送で第4話を迎えます。インターネットTVガイドの「僕キミ」連載企画第4弾は、“俺様”全開なキャラクターで大人気の生徒会長・鈴谷昂を演じる宮沢氷魚さんが登場! “昂サマ誕生秘話”や、作中の堂々とした立ち居振る舞いからは想像もできないようなエピソードまで語り尽くしていただきました!!
── 今回実写ドラマ化の話を受けた際の、率直な感想をお聞かせください。
「高校生の青春ドラマというふうに聞いて、僕ももう24歳なのでまたその青春を味わえるんだというワクワク感と、当時は男子校に通っていたので、『共学に通える!』という楽しみがありました(笑)。また、キャストを聞いた時に、今をときめく方からこれからを担っていく方までいて、刺激を受けながら演じられるんだなって」
── ご自身が演じる、鈴谷昂(こう)の役柄についてはいかがですか?
「学校のアイドルみたいな存在で、王子様感を満載に出していると言いますか。でもそんなキラキラ感の奥には苦い思い出があって。心の底に閉じ込めていた思いが、(野村周平演じる)垣野内逞くんとの出会いで復活していて。大事な人をなくす苦しみを(桜井日奈子扮する種田)繭に味あわせたくないという。一見ちゃらちゃらしているんですけど、すごく人のことを考えていて。愛する人を悲しませたくないという思いがにじみ出ているのかなと思います」
── そんな“昂サマ”を演じる上でのポイントはありますか?
「普段僕、昂サマの要素が実はあまりないというか…(笑)。人前で騒いだり、目立つタイプではないので、いつもの自分とは真逆に近い存在感を出していかないとなって。僕が思う“鈴谷昂”に近い人物と多めに時間をとったりして、他から吸収をしています。普段の僕を知っている人や、過去の作品をご覧いただいた方にはギャップがあるように映るかもしれませんが、新しい一面を見ていただけるのではないでしょうか」
── 昂サマにはあまり似ていないということですが、登場するキャラクターの中では宮沢さんは誰に似ていると思いますか?
「う~ん、強いて言えば逞かな、実際に共感できるところがいくつかあって…。大事に思っている人を苦しませたくなくて、自分を押し殺してでも距離をとったり、人が悲しむ顔を見るのが本当に嫌なので、だったら自分が苦しんだ方がという思いは近いのかなと思います。本当に今回キャラクターがそれぞれ違うので、自分ってどういう人間なんだろうって照らし合わせる瞬間がたまにあって。とても楽しい作品になっています」
── この人現実にいてほしいな、というキャラクターは?
「昂ですかね~。明るくて、一緒にいて間違いなく楽しいと思いますし、みんなが憧れる部分が分かるというか。本当に王子様みたいな役なので、僕もそうなりたいです!」
── ドラマのタイトルにちなんで、宮沢さんの初恋についてお聞かせください。
「初恋は、小学校4年生の夏休みに、父の母校に2週間だけ体験で入学したんですけど、そこにいた女の子がタイプで当時は大人っぽい子に憧れていて。その子は頭が良くてスポーツも万能で、身長も高いしモデルさんみたいな女の子でした。あ、ちょっといいなって(笑)。同じ班で活動をしていて、僕はインターナショナルスクールに通っていたので英語を教えてあげたりと、最高に楽しかったです。その子に思いは伝えられなかったんですけどね。大切な思い出で、今でも当時の班のみんなからもらった手紙を大切に保管しています」
── 宮沢さんの高校生活はいかがでしたか?
「男子校だったので、恋愛とかは周りでもそこまでなくて。男子校って、半日とかで情報がすぐみんなに回るんですよ。誰々に彼女ができたらしいとか」
── 半日は早すぎですね(笑)。では、宮沢さんがこれまでの人生で“捧げてきた”ものは何かございますか?
「僕はスポーツが大好きで、野球以外にもクロスカントリー、テニス、サッカーなどをやっていて。自分の時間やお金はスポーツに捧げてきたんじゃないかと。野球には本当にハマっちゃって、少年野球から大学までずっとやっていました」
── ではこれからの人生で“捧げていきたい”ものはございますか?
「成人して仕事を始めると、親への“感謝の気持ち”がすごく湧いてきて。インターも大学も、すごくお金がかかったと思いますし、親孝行の意味も込めて時間を捧げたいです。ゆくゆくは学費の返済や仕送りなどもしていくとは思うんですけれども、一緒に時間を過ごすことが一番の親孝行になると思うので、感謝の気持ちを込めて」
── では、弟・鈴谷律役を演じる佐藤寛太さんの印象をお聞かせください。
「初めて会った時から気が合うというか。兄弟役をやるということで最初は意識的に話したりしていたんですけど、考えることが少し似ていたりとか、何もしなくても一緒にいて楽しくて。まだ撮影始まって1カ月ですけど、“昂と律”としてではなく、僕と寛太くんで本当の兄弟みたいな。僕は実際2歳下に弟がいるんですけど、寛太くんも二つ下なのでそれに近い存在というか。とにかくずっとしゃべっているので、一緒にいてホッとして、リビングにいてテレビを流し見しているような感覚です」
── ところで、世間はもうすぐバレンタインデーです。昂サマ全開で一言お願いいたします!
「チョコは苦手なんでキャンディーでよろしく!(笑)」
次回は俺様全開な兄とは真逆の性格(?)の鈴谷律役・佐藤寛太さんです、お楽しみに!
【プロフィール】
宮沢氷魚(みやざわ ひお)
1994年4月24日生まれ、米・サンフランシスコ州出身。2015年「MEN’S NON-NO」専属モデルオーディションにてグランプリを受賞し、同年モデルデビュー。17年には、ドラマ「コウノドリ」(TBS系)でドラマデビューを果たし、「トドメの接吻」(18年/日本テレビ系)などに出演。
【番組情報】
「僕の初恋をキミに捧ぐ」
テレビ朝日系 土曜 午後11:15~深夜0:05
自分の気持ちにけりを付けると決めた繭は「来なければ諦める」と言い、逞を呼び出す。20歳までしか生きられないという命のタイムリミットを抱えている逞は、繭を悲しませたくないと、気持ちを押し殺してきたが、律から「お前と離れているよりは一緒の方が幸せなんじゃねえの」と言われ、目が覚める。その言葉に背中を押され、自分の気持ちに正直になると決めた逞は、自分を思ってくれる照(馬場ふみか)との関係にケジメをつけるため病院へ向かう。
お見舞いに来てくれたと喜ぶ照に「照ちゃんの彼氏にはなれない」と告げる逞。「あなたがいなければ生きていけない」とすがる照に背を向けて歩き出すが、苦しそうな呼吸音が聞こえてきて、思わず立ち止まる。振り向いた逞の目に飛び込んできたのは、胸を押さえて苦しむ照の姿だった…。一方、公園で逞を待ち続け繭の前には、昂が現れる。昂は「俺のものになれ」と思い詰めた表情で立ちつくしている繭をそっと抱きしめる。
── 季節は移り変わり、逞と繭は2年生になる。仲間たちと文化祭の準備に追われていた放課後、ファミリーレストランで出し物についての会議を続けているところに、大学生になった昂がやって来て、繭をドライブデートに誘うが…。
テレビ朝日担当 I・S
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