貫地谷しほり主演「ディア・ペイシェント」後半突入! 今後の注目ポイントは?2020/08/21
現在放送中の「ディア・ペイシェント~絆のカルテ~」(NHK総合ほか)。現代日本の医療界の現実に向き合う医師たちの成長と挫折、喜びと悲しみをつづるヒューマン“サスペンス”ストーリーです。本作はハートフルドラマでもありますが、時にサスペンスを交えて描かれています。ということで、これまでに登場した怪しいシーンや、疑問に思ったシーンなど、記者の独断と偏見で、気になる部分をまとめてみました。
①千晶が拾ったメモ
第1話(7月17日放送)で、主人公・真野千晶(貫地谷しほり)が勤務先の佐々井記念病院の階段で、紙を拾ったことを覚えていますか? その紙には心臓血管の図解が描かれており、心筋梗塞の症状が記されていました。千晶が先輩医師・浜口陽子(内田有紀)に心当たりはないかと尋ねた時、陽子が少し動揺していたように見えたのは気のせいでしょうか…。陽子は、同僚医師・金田直樹(浅香航大)のものかもしれないから預かっておくと、千晶からメモを受け取っていました。そして、何か考え事をしながら自分のロッカーにしまっていたような…。
②毎回登場するシステマ教室
千晶が運動不足解消のために始めたロシア武術のシステマ。講師・吉良大輔役を永井大さんが演じています。マッチョな体でシステマを教えている姿がとてもお似合いです。
吉良は「システマは安全におうちに帰るための武術」「闘いを目的としない、護身術のようなもの」と言っていました。第1話で、千晶はクレーマー患者に突き飛ばされていましたが、今後も暴力をふるうモンスター・ペイシェントは現れるのでしょうか? システマで学んだ護身術を発揮する時が来るのか!? 注目です。
③千晶と座間の関係
ある日突然、千晶の前に現れた“最凶”モンスター・ペイシェントの座間敦司(田中哲司)。彼が登場するシーンは、毎回ホラーの雰囲気が漂っていて怖いですよね。第2話(7月24日放送)では、待合室で倒れている患者に遭遇した時、「介護に慣れているから」という理由で運ぶのを手伝い、帰り際に診察室を物色していたような…。また、第3話(7月31日放送)では、金田が座間のブログを発見! 真野千晶を“魔の千晶”と紹介し、千晶に対する不満を書きつづっています。さらに、第4話(8月7日放送)では、他の患者と結託し、診察内容まで書いていました。今後もブログの内容がエスカレートしていきそうです。あまりにも千晶に詳しすぎるので、座間に共犯者がいるようにも思えてきました。
④千晶を取り巻く怪しい人々
◆佐々井記念病院の経営の実権を握っている事務長・高峰修治(升毅)
高峰は座間のブログに千晶のことが書かれていることを知り、「患者様プライオリティー委員会」いわゆる“院内裁判”を開会! 千晶は助けを求めましたが、高峰は「患者様を不安にさせたからではないですか」と追い込みました。同じ病院で働いているのに、高峰は千晶の味方ではないのでしょうか?
◆事務局主任・沼田晋也(浜野謙太)
立場的に高峰には逆らえないのか、控えめで仕事をしっかりこなす男。千晶が座間に襲われた時も、看護師と共に助けに駆け付けていましたね。しかし、第4話では、デスクの引き出しに入れている家族写真を見つめてから、険しい表情でパソコン作業をしていたのを覚えていますか? その時なぜか、座間が「必要な薬の処方を渋り、信用できない医者だ」と叫んでいる様子がフラッシュバックしていた沼田。彼と座間はどのような関係なのでしょうか? また、沼田は近隣のライバル病院から移ってきた過去があります。さすがに気にしすぎでしょうか?
◆常連のモンスター患者・浅沼知恵子(鷲尾真知子)
千晶が認知症を疑う患者。毎回同じ話を繰り返していますもんね。記者が見ていても怪しいと思います。最終話まで問題を起こさないといいのですが…。
細かいことを気にしていたらきりがありませんね。皆さんが怪しいと感じている人物はいましたか?
さて、8月21日放送・第6話のサブタイトルは「新しい風」です。千晶は乳児のワクチン接種を担当。しかし、ちょっとした行き違いで、乳児の母・岩見春菜(朝倉あき)から「誤ったワクチンを打とうとした」とクレームをつけられます。その様子を見た千晶は、春菜が育児ノイローゼに陥っているのではないかと疑います。今回は、どのような方法で患者に寄り添うのでしょうか。そして医師、病院スタッフ、患者の怪しい動向もお見逃しなく!
【番組情報】
「ディア・ペイシェント~絆のカルテ~」
NHK総合
金曜 午後10:00~10:45(再放送は、火曜 深夜1:20~2:05)
NHK BS4K
水曜 午後11:15~深夜0:00(再放送は、金曜 午後10:00~10:45)
NHK担当 M・I
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