ビビンバ発祥の地・全州で韓国ドラマのロケ地探し! マッコリや韓服体験も! 魅力いっぱいの旅2024/07/09
5月下旬、韓国観光公社の全州(チョンジュ)を巡るツアーに参加してきました。ソウル以外にもまだまだ魅力的な都市はたくさん! 朝鮮王朝発祥の地といわれる歴史のある街・全州といえば、まず思い浮かぶのが韓国最大の韓屋村。700軒もの韓屋が連なっており、まるで韓国時代劇の中に入り込んだような気分に。老若男女問わず韓服を着て街歩きする観光客の姿がたくさん見られ、歴史ある建物に溶け込んでいました。
「二十五、二十一」「赤い袖先」など韓屋村は韓国ドラマロケ地の宝庫!
韓屋村には、時代劇はもちろん現代劇まで韓国ドラマのロケ地がたくさん! 限られた時間の中でロケ地を探しながら歩いてみました。
■慶基殿(キョンギジョン)
朝鮮王朝建国の始祖である太祖李成桂(イ・ソンゲ)の肖像画(御真)を奉安し・祭祀(さいし)のために作られたという「慶基殿」は、「宮(クン)~Love in Palace」「ザ・キング:永遠の君主」「ミスターサンシャイン」「赤い袖先」「恋慕」「シュルプ」、映画「王になった男」など、たくさんの作品のロケ地になっています。入場料大人3,000W(ウォン)を払って中に入ってみると、確かにどこかの時代劇で見たようなスポットがいっぱい!
竹林付近が特に有名とのことで、「雲が描いた月明かり」では、キム・ユジョン扮(ふん)するラオンが王宮から逃げ出そうとするが、世子(パク・ボゴム)に見つかってしまう夜のシーン(U-NEXTでは第2話)などがここで撮影されたとか。
■全州郷校(チョンジュヒャンギョ)
高麗・朝鮮時代の国立教育機関だったいう全州郷校も数多くの時代劇が撮影されている場所。昔なつかしのドラマ「トキメキ★成均館スキャンダル」では、全体的にこの中の建物が多く使用されています。さまざまなシーンに登場しているので事前にドラマを見て訪れると「あそこも! ここも出てくる!」と興奮すること間違いなし。「雲が描いた月明かり」「赤い袖先」など多くのドラマがここでも撮影されています。
■ヒドの家「二十五、二十一」
全州郷校から徒歩10分ほどの小高い丘の通りに、「二十五、二十一」でキム・テリが演じたヒドの家がありました。階段とアーチの門が印象的なこの家の外観はドラマの中で何度も登場するため、見つけた時には感動! 思わずナム・ジュヒョクを探してしまいそうなほど(笑)。ナム・ジュヒョクが新聞を放り投げて小便小僧の像にぶつけてしまったシーンを思い出したり、実際にこんな坂を新聞配達で自転車で行き来するのはしんどそう…、など数々の場面が頭に浮かんできました。
キム・テリとナム・ジュヒョク2人のシーンが撮影されたトンネルにも行ってみました。ドラマの場面写真を見ながら、その位置に立ってヒドとイジンになり切って写真を撮ってみたりと、やっぱりロケ地巡りは楽しい。
■現代スーパー「その年、私たちは」
全州郷校から歩いてすぐのところには、チェ・ウシクとキム・ダミ主演の「その年、私たちは」に登場する「現代スーパー」(Netflixでは第3話に登場)を発見! 味のあるたたずまいはそのまま、観光案内所となっていました。
ここで紹介したロケ地は急いでまわって全部で1時間半くらいでしたが、探せばまだまだある全州のドラマロケ地。ドラマファンなら一度は全州を訪れて、たっぷり時間をとって探してみては?
韓屋村を散策するなら韓服を来てまわろう!
せっかくの韓屋村、韓服を着て巡ってみるのも気分が盛り上がります。道のあちこちに韓服レンタル屋さんが軒を連ね、道行く人も大勢来ているので全く恥ずかしさもなし。「HANBOKNAM」では、伝統的な韓服のほかフュージョン韓服などさまざまな種類がたくさん。好きなものを選んで着るもよし、迷ったらスタッフの方が体型に合わせて選んでくれます。髪飾りも着けて、いざおでかけ!
韓屋村にはカフェやレストラン、お店も数多くあります。カフェ「マシランゲ」にはフォトスペースもあり、映え写真を撮ることができます。せっかくなのでぜひチャレンジしてみましょう!
全州といえばビビンバ&マッコリ!
全州のグルメといえば「全州ビビンバ」というわけで、さっそく有名店「古宮」へ。この店の「伝統全州ビビンバ」(12,000W)は、ご飯の上に各種ナムルのほかキムチ、卵黄、栗など多彩な食材が入っており、コチュジャンを入れてかきまぜて食べます。ご飯の白いところがなくなるまでよくかきまぜるのがおいしさのコツ。宮廷料理から始まったといわれるだけあって、真鍮(しんちゅう)の器に盛られていて、見た目にも美しい上に、素材の味が感じられるシンプルな味わいでおいしい! コチュジャンは好みの辛さに調整して。ほかに石焼ビビンバ(14,000W)、ユッケビビンバ(16,000W)などもあるので、食べ比べてみるのもおすすめです。
全州のマッコリも絶対味わって!
韓国3大マッコリの一つとも言われる全州マッコリ。オリジナルのマッコリがシュワっとさわやかでおいしく、たくさんのおかずが出てくる居酒屋「イェッチョンマッコリ」の家族膳(6人までで、96,000Wマッコリ2本付き)では、ゴマ味の参鶏湯、豚足、デジキムチチム、タコ、チジミ、焼き魚とこれでもかというほどの料理が次から次へと登場。マッコリはおみやげとして購入もできます。(2本入りは20,000W)
BTSも訪れた完州(ワンジュ)の古宅で癒やされる
全州まで来たら完州まで足を延ばして、BTSの「2019 BTS SUMMER PACKAGE」の撮影地としても有名な我園(アウォン)古宅、所陽(ソヤン)古宅まで訪れてみるのもおすすめ。モダンなギャラリーと伝統的な韓屋、カフェなどが融合したスポットで、自然の中でゆったり過ごせば、日ごろの疲れも癒やされること間違いなし。宿泊もできるので、ワーケーションで利用するのもいいかも。全州から1日貸切タクシーなどで行くのが便利(30〜40分ほど)。公式ホームページ<http://www.awon.kr>
写真・文/haru*hana編集部 取材協力/韓国観光公社
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