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岩本蓮加が竹財輝之助「そんな家族なら捨てちゃえば?」で親子役。家族の再生を目指す姿を描く人間ドラマ2024/07/01

岩本蓮加が竹財輝之助「そんな家族なら捨てちゃえば?」で親子役。家族の再生を目指す姿を描く人間ドラマ

 岩本蓮加乃木坂46)と竹財輝之助が、カンテレで7月18日スタートの連続ドラマ「そんな家族なら捨てちゃえば?」(木曜深夜0:25、関西ローカル)で、ダブル主演を務めることが分かった。カンテレが動画配信サービス“ DMM TV ”とコラボした“リベンジ・復讐 ”がテーマのドラマ企画の第3弾となる本作は、DMM TVにて独占見放題配信される。

 「そんな家族なら捨てちゃえば?」は、“家中に貼られたテープを越えてはいけない”というルールによって家庭内で孤独な生活を強いられている男・篠谷令太郎(竹財)と、複雑な“家族のクイズ”を解き明かそうとする娘・一花(岩本)が、家族の再生を目指す姿を描くヒューマンドラマ。原作は、芳文社のwebサイト「コミックトレイル」にて連載中の村山渉氏の同名コミックス。スキャンダラスなテーマと先が読めない展開がSNSを中心に話題を呼び、電子版を含む累計発行部数は100万部を突破している人気作だ。脚本は、「サンクチュアリ-聖域-」(Netflix)を手掛けたヒットメーカー・金沢知樹氏が中心となって手掛け、オリジナルストーリーを盛り込んで展開していく。

 岩本と竹財は、いびつな家族の父娘役で初共演。岩本が演じる一花は、物心ついたころから険悪な雰囲気の家庭で育ち、学校では周囲から浮いている内気な高校生。趣味のクイズのように、なぜ母が家中にテープを張って父を無視するようになったのか、複雑な“家族のクイズ”を解きたいと願う。一方、竹財が担うのは、“家中に貼られたテープを越えてはいけない”というルールによって妻子から無視をされ、家庭内で孤立している一花の父・令太郎。

 そして、家中にテープを張り巡らせている篠谷家の母・和美役を片山萌美が、令太郎の相談相手となる倉敷沙耶子役に水崎綾女が決定した。また、沙耶子の息子で一花のクラスの転校生・倉敷光役には、田中洸希SUPER★DRAGON)が、一花が通う高校の担任教師・荻野慎也役にSWAY劇団EXILE)が抜てきされた。さらに、ドラマオリジナルキャラクターである荻野琴葉役を森日菜美が務めることも発表された。

 本作が連続ドラマ初主演となる岩本は、「最初に主演のお話をいただいた時は、不安もありました。演技の経験が多いわけではないですし、主演となると覚えるセリフやシーンも多いので“大丈夫かな”と。でもすごく明るい現場で、楽しんで撮影しています。柔らかくいろんな表情をする一花をお届けできたらいいなと思います」と、心境を語った。さらに「実はオファーをいただく前に原作を読んだことがあって、家の中にテープが貼られている家庭という異様な感じにまず惹かれました。ドラマのお話をいただいて改めて漫画を読んで、それを踏まえたうえで台本を読みました。ドラマだと一花が暗すぎず、やろうと決めたらすぐ行動に移すような天真らんまんな部分も持っている子になっていて、感情移入がしやすいと思います」と話している。

 役作りについて聞かれると「高校生という思春期に、一花は家族の問題に直面します。少しの変化が大きな刺激になってしまう繊細な部分や、同級生の光と出会って一緒にクイズ形式で謎を解いていく、つらいけどちょっと楽しんでもいるところが表現できたらいいなと思っています」と述べ、役と向き合っている様子。続けて「過去にもちょっとひねくれた、だけどその中にかわいい部分がある子の役をやってきたのですが、今回はその色がより濃く出る役です。“よくある学園ドラマ”の役をやらない私を見てきたファンの方は『どうして蓮加ちゃんはこんなに暗めの役をやるんだろう?』と思うはずです(笑)。私も明るいようでいて、学校生活に悩んだ時期があったので、少なからず自分に重なる部分もあります。『難しいシーンも共感しながらやってるのかな』とか、いろいろな視点で新しい私を見ていただきたいです」とアピールし笑顔を見せた。

 次に竹財が、最初に台本を読んだ際の心境を振り返る。「ラストシーンを読んだ時、『これオンエアできるの? 大丈夫?』と聞きました(笑)。カオスです。お芝居としては面白いなと思いましたが、それ以上にまともな人が1人もいないので大変だなと。令太郎は大したことないです。周りの女性陣が大変、というのが率直な感想です」と心配している様子。

 今回は、無精ひげをたくわえた孤独な夫役に挑むが「令太郎には別に注目してもらわなくても大丈夫です(笑)」といたってクール。しかし役作りに関しては「今回は、令太郎の軸は作らず、和美や一花の軸に合わせて僕が回れたら、と思って演じています。軸を作ってしまうとその人中心になってしまうので、ふわふわしてるというか。現場に行ってお芝居をしてみないと、自分でもどうするか分かっていないです。監督とは、令太郎について元々は優しくて家族を大事にする人が、仕事などで疲れて自分自身にもがっかりして病んでいるのかな、とお話しています。まともな精神状態じゃない人ですね」と分析している。

 見どころを聞かれると「個性的な人たちが多いので、このドラマに限っては共感していただくことはないと思います。本当に『これ、共感したらやばいですよ』というお話だと思っているので(笑)。でも、見ていて面白いお芝居をされる方がいっぱいいらっしゃいます。こういう世界もあるんだな、こいつらばかみたいなことやっているなというのを楽しんでいただければと思います。カオスです」とメッセージを送った。


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