ブラックペアン シーズン22024/09/17

記者会見情報

TBS系の連続ドラマ「ブラックペアン シーズン2」の制作記者会見が行われ、主演の二宮和也をはじめ、共演の竹内涼真、葵わかな、キム・ムジュン、小泉孝太郎、内野聖陽が登壇した。会見の中盤には、オーストラリアでロケが行われた第1話にゲスト出演したチェ・ジウがサプライズで登場。チェ・ジウは「韓国の医師パク・ソヒョンを演じました。最初はすごく緊張していましたが、共演者の皆さんが楽しくしてくださって、緊張もほぐれました。シーズン1から愛されている作品なので、個性豊かな俳優の皆さんとご一緒できて光栄です」と笑顔でコメント。そんなチェ・ジウと共演した感想を問われた二宮は「もう1回シーンを作りたいですね。そして単純にかわいい！」と絶賛。「韓国語の耳触りもそうなんですけど、柔和なオフの時と、お芝居に入った時の強く心（しん）が生まれる瞬間を感じられて、今恵まれた現場にいるんだなって感じました」と喜んだ。

「日曜劇場」の歴史上、一番面白いドラマを作るつもりでいます（二宮和也／天城雪彦）

シーズン2では、僕（のキャラクター）だけが変わっているということが、一つの要となっているんです。逆に言うと、シーズン1から出ている人たちが多い中で、僕以外は変わっておらず、ある意味、異物として扱っていただいているので、比較的素直に表現することができました。演じる上で前作の役柄の残像が残っているということはなく、どちらかというと、天城という先生が自由奔放にというか、天真らんまんというか、割と自分の思った通りに動くことが今回は大事だなと思っていたので、そこを監督と話をしながらやらせていただいています。ほかの作品もすべてそうだと思いますが、僕らも「日曜劇場」の歴史上、一番面白いドラマを作るつもりでいます。というか、作ります。作っています。なので、その気概をぜひ感じていただきたいですし、日本のテレビドラマというものがいかに面白く、楽しく、ワクワクハラハラできるものなのかというのを、今みんなで鋭意探って作っている最中です。本当にずっと面白いものをひたすら求め続けて、1分1秒（身を）を削って撮影しておりますので、皆さんも最後までお付き合いいただければうれしいです。

世良が1人の医者としてどうありたいのか、最終話までに答えを見つけたい（竹内涼真／世良雅志）

第1話は嵐のような撮影だったので、あまり記憶がないんです…。どうつながっているのかすごくドキドキしていますし、どういう感想を持ってもらえるかすごく気になっています。僕が演じる世良は、研修医を卒業して医師としての階段を駆け上がっている途中。テーマとして、1人の医者としてどうありたいのか、どうあるべきなのか、自分の中からふつふつと湧き上がっているものを先輩方の先生にぶつけて、自分の中で最終話までに答えを見つけていきたいなと思っています。最後まで撮影頑張っていきたいです。あと、ムジュンを褒めてあげたい。これだけの日本語をあれだけ聞きやすく、時間もない中、やり遂げたことはすごいことだと思います。感動しました。チェ・ジウさんは、現場に入れられると現場のカラーが変わるというか、持っていらっしゃる雰囲気や色で華やかになるというか…。シーズン1にはなかった雰囲気を現場に持ってきてくれたと思います。劇中では「手術」という言葉が一番難しい。全部「オペ」に変えませんか？　って思ってます（笑）。

美和なりの正義はどこにあるのか探しながら演じられたら（葵わかな／花房美和）

6年ぶりにブラックペアンが帰ってきたなと思いました。新しい天城先生がいらっしゃって、ゲストの方やムジュンさんがいらっしゃったり、どんどん広がっていく物語が、演じていても本当に楽しみですし、これから皆さまに新しいものを受け取っていただける作品になるのではないかなと思います。シーズン1では周りに振り回されている印象でしたが、今作で6年経って、誰かに指示を出すような出世を遂げているのではないかと思います。お医者さんたちのお話なので、看護師がどういう仕事をしてるか表現できる場面は少ないかもしれませんが、要所要所でそういう時の流れや病院の雰囲気を出せるように頑張りたいです。それぞれの正義があるお医者さんたちなので、その正義がどうぶつかっていくのか、そして美和なりの正義はどこにあるのかを探しながら演じられたらいいなと思います。

チェ・ジウさんから近づいてくださって、おかげで気楽な気持ちでお話できました（キム・ムジュン／パク・ミンジェ）

オファーをもらったときに、シーズン2だとは知りませんでした。準備をしなくてはいけないなと思って、調べた結果シーズン1があったことを知ったのですが、皆さんの演技を見てあまりにお上手だったので、本当に大丈夫かなという気持ちにもなりました。でもそこから少しずつ考えが変わってきて、ありがたいことだなと…。日本のドラマに出演をして、大先輩方と一緒に演技をできるということは、学べることが本当にたくさんありますし、夢のようなことが実現して、うれしく思っています。（竹内からの称賛の言葉に）台本読みが初対面だったんですが、その後の撮影から今日に至るまで、いつも応援をしてくれて僕のことを褒めてくれて声援を送ってくれました。おかげで少し気持ちに余裕ができて、楽しい気持ちで撮影に臨むことができました。感謝しています。（チェ・ジウとは初共演となるが）僕にとって大先輩。すごく緊張しましたし、大先輩なので怖いのではないかと心配もありましたが、初対面から今日この瞬間まで、いつもあいさつしてくださる時、笑顔で明るくて、ジウさんから近づいてくださって、僕も気楽にお話ができるようになりました。

最先端の医療機器が天城先生にことごとく打ちのめされるのも快感です（小泉孝太郎／高階権太）

第1話を拝見して泣きました。ムジュンくんの最後のシーンで涙がこぼれてきましたし、今回はシーズン2ですけど、オーストラリアのゴールドコーストや韓国を感じることができ、とてもスケール感が大きいなと。そこはものすごくパワーアップして感じましたし、美しかったです。二宮くんのセリフで、「心臓は美しい」というセリフがありましたけど、作品自体、美しいなと思いました。大変なオペのシーンをスーパードクターの天城先生が助けてくれる。そのときにまったくの別人なんですが、天城先生を眺めていると渡海と重なる。これにはゾクゾクとするところもあって。どこか冷たい感じがあった渡海と、チャーミングで、南国の温かさを感じる天城でキャラクターは違いますが、その2人が重なって感じられるシーンは快感なんです。“スナイプ”なる最先端の医療機器が出てきますが、天城先生にことごとく打ちのめされるのも快感です（笑）。

みんなが本当に自然体でできるようないい現場です（内野聖陽／佐伯清剛）

シーズン1から久しぶりに2の第1話を見せてもらったんですけれど、やっぱり心臓外科医ってかっこいいなってすごく思っちゃいましたね。今回は病院長という役割で、相変わらず東城大を牛耳る状態。パワハラ先生でみんなをいたぶりながら盛り上げていく役割なので、楽しんで最後までやっていこうという気持ちが、第1話を見てより強くなりました。皆さんも最後まで、たくさんの謎が秘められている物語を楽しんで見ていただきたいと思っています。現場は、シーズン1でそれぞれのキャラクターの立ち位置を皆さん対等にしている中、（1人だけ役柄が違う）二宮くんだけが手探り状態で（笑）。前の立ち位置を利用できないのは彼だけ。あとはみんなが本当に自然体でできるような現場なので、いい現場だと思います。天城が非常識だとすると僕は常識の世界で、彼が革新だとするとこちらは保守の世界。地に足のついた、変な病院長ですが、スーパーキャラクターを支えていく、そんな部分をナチュラルに演じていきたいです。