仲村トオル、泉里香、池田鉄洋、戸塚祥太が松岡昌宏主演「密告はうたう」第2シーズンに続投。新たな出演者も決定2024/04/27
WOWOWで8月に放送・配信される松岡昌宏主演の「連続ドラマW 密告はうたう2 警視庁監察ファイル」(日曜午後10:00)に、前作から引き続き、仲村トオル、泉里香、池田鉄洋、戸塚祥太が出演することが決定した。また、新たに浜中文一、マキタスポーツも登場する。さらに、本編映像初出しとなる特報映像も解禁された。
2021年8月に放送・配信された本格サスペンス「密告はうたう 警視庁監察ファイル」は、“警察の中の警察”とも言われ、警視庁職員の不正を取り締まるプロ集団・警視庁人事一課、通称・ジンイチの監察係の知られざる内部捜査を描いた、伊兼源太郎氏の「警視庁監察ファイル」シリーズが原作。
主人公・佐良正輝(松岡)は、ジンイチ所属となって2年が経過。監察係の主力となった佐良が、1通の密告文に端を発し、警察の不正を洗うプロとして、捜査二課における「特殊詐欺捜査の情報漏洩事案」に挑み、やがて警察組織全体を揺るがす組織の陰謀と対峙(たいじ)することになる。
仲村が演じる監察官・能馬慶一郎は、佐良の上司で公安出身のエリート。身内の不正を表情一つ変えず暴くことから「能面の能馬」と恐れられる存在だ。池田が担う公安出身の「首切りのプロ」と呼ばれる能馬の右腕である監察係長・須賀透も登場する。能馬と須賀の佐良に対する容赦ないプレッシャーは健在。さらに、能馬と須賀の知られざる過去も明らかになる。
泉が扮(ふん)する皆口菜子は、前作では不正を疑われてジンイチの監察対象となったが、今作ではジンイチに異動となり、佐良と共に不正の全貌解明に臨む。捜査一課時代の佐良の後輩で、佐良の目の前で殉死を遂げた斎藤康太役は戸塚祥太が演じる。斎藤の死の真相が明らかになるのかも注目だ。
主人公・佐良を熱演する松岡は、続編制作の決定に際し、「また大変な時間が始まる」と率直な心境を吐露。次のステージへと進んだシーズン2の魅力について「団体戦」と一言で表し、視聴者へ向けて「お手柔らかに」とメッセージを寄せている。
ジンイチ宛てに密告文が届くと、佐良に全容解明の指揮を命じる能馬役の仲村は、「脚本を読み終えた時の印象は、『こんなリアリティーのある怖い話をドラマにするのは怖いな…』という“二重の怖れ”でした。ホラー映画も見ない、絶叫マシンにも乗らない、恐怖にエンタメ料金を払う気のない自分ですが『この怖さは面白い!』と思いました。闇の中の泥沼の淵を歩く、松岡昌宏くんが演じる佐良正輝を冷たく見守り、時に堅く支え、静かに背中を押す。そんな能馬慶一郎になれば、と思っています」とコメントしている。
泉里は「私にとって、前作は練習を重ねたアクションシーンや水中ダイブしたりと、体当たりで向き合った思い入れが深い作品で、監督、スタッフさん、共演者の方々など同じチームでまたご一緒できることをうれしく思っております。今作で私が演じる皆口は交通課から警視庁人事一課に異動して、佐良さんの部下として葛藤しながらも情熱を持って警察という大きな組織と戦い、前作で殉職した恋人の斎藤康太の死の真相に迫っていきます。行確(尾行)される側からする側になっても、自分の信念を持って真っすぐに歩む皆口を表現できるように演じていますので、成長した姿をぜひご覧ください」と呼び掛けている。
行確の技術は一流で神出鬼没の須賀役を担う池田は「私の中で最もタフな撮影でした。皆が皆を疑い、対象者を行確する。そんなシーンの数々を演じていると、結末を知っていながら、疑心暗鬼に陥り、苦しくなってくるのです。お互いを疑う関係性では、共演者に頼ることもできません。そんな緊迫した撮影現場から作り出される物語は、視聴者の皆さまを、揺さぶり、惑わせ、夢中にさせます。前作を超えるただならぬ緊張感を、ぜひお楽しみください」と撮影時の苦労を明かしながらも、確かな手応えを伝えている。
第2シーズンから新加入する面々も、意欲をみなぎらせる。
サイバーセキュリティー対策本部から異動し、佐良の部下となった毛利洋平役を務めることについて、浜中は「警察の厳しい上下関係のなかでも、思ったことを悪気なく言ってしまう“今どき”なキャラクターです。私はどちらかというと上下関係に気を使うタイプなので全く逆なのですが、世代ごとの考え方の違いがでるよう意識して役づくりをしました。この作品は、登場人物のすべてが怪しく、疑わしく見えます。もし自分がこの作品の世界にいたら人間不信になるのでは、と感じるほどです(笑)。シーズン2から初めてご覧になる方も、ご自身で推理しながら楽しんでいただける作品だと思いますので、ご期待いただければと思います」と語る。
佐良や皆口が所属する班の班長で、能馬や須賀と同じく公安出身だが、公安時代のことを一切語ろうとしない原西道男役で加わるマキタは、「前シーズンの重厚な雰囲気は踏襲したまま、警察の中の警察という神経がすり減る役どころですが、どこか人間味を残せるよう撮影に臨んでおります。撮影現場も緊張感があり、そのかいもあってか見どころの多い内容になっています」と、スリリングな作品の魅力を伝えている。
そして、2年前の夏、殺人事件の捜査中に殉職した斎藤役の戸塚は、「内片輝監督の下で、松岡さんの背中を追いかけた時間が今も体の隅々まで染み込んでいます。真正面から闇に飛び込む佐良先輩の物語を楽しみながら、再び背中を追わせていただきます。楽しみにしていてください」とアピールしている。
ある日、警視庁人事一課(通称:ジンイチ)に1通の密告文が届く。捜査二課が追う特殊詐欺犯罪の捜査情報が何者かによって漏洩しているとされ、捜査を指揮する管理官の関与をもにおわせる内容だった。ジンイチに配属されて2年がたつ佐良は、上司の能馬と須賀に呼び出され、実態解明の指揮を執ることを命じられる。1年前にジンイチに配属された皆口、班長の原西、そして新たに異動してきた毛利とともに、管理官の行動確認(尾行)を開始する。管理官の不可解な行動から、ある推論を立てる佐良。しかしそんなさなか、捜査資料の情報がネットで拡散され、佐良たちも危険にさらされる事態に発展するーー。
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