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高橋一生、「岸辺露伴」シリーズ新作「密漁海岸」で「意識を失いそうになった」水中シーン。見学した飯豊まりえが感動2024/04/22

高橋一生、「岸辺露伴」シリーズ新作「密漁海岸」で「意識を失いそうになった」水中シーン。見学した飯豊まりえが感動

 NHK総合で5月10日放送のドラマ「岸辺露伴は動かない」シリーズ第9話「密漁海岸」(午後10:00)の試写会・出演者会見が行われ、主演を務める高橋一生、共演の飯豊まりえ、脚本・監督の渡辺一貴氏、制作統括の土橋圭介氏が登壇した。

 「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズで世界的な人気を誇る荒木飛呂彦氏の原作漫画を実写化した「岸辺露伴は動かない」。相手を本にして生い立ちや秘密を読み、指示を書き込むこともできる特殊な力=“ヘブンズ・ドアー”を持つ漫画家・岸辺露伴(高橋)が、編集者・泉京香(飯豊)と共に奇怪な事件や不可思議な現象に立ち向かっていく。

 「密漁海岸」では、露伴と京香が、露伴邸の近くにひっそりとオープンしたイタリアンレストランを訪問する。そこで出会ったのは、提供する料理で客の体の悪いところを改善させる不思議な力を持ったシェフのトニオ・トラサルディ(Alfredo Chiarenza)。トニオは露伴に、どんな病気でも治してしまうという伝説のヒョウガラクロアワビを手に入れようと密漁の話を持ちかける。実はトニオには、重い病気を抱えた森嶋初音(蓮佛美沙子)というフィアンセがいた――。

高橋一生、「岸辺露伴」シリーズ新作「密漁海岸」で「意識を失いそうになった」水中シーン。見学した飯豊まりえが感動

 2020年にスタートして、今年で5年目を迎えた「岸辺露伴は動かない」シリーズ。土橋氏の「コロナ禍で撮影が始まり、これまでずっとマスクをして撮影してきましたが、昨年公開した『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』もマスク姿で撮影していました。今回、初めてマスクなしで全編を撮影したので、個人的には非常に感慨深いです」というあいさつに続いてマイクを握った高橋は、「土橋さんが感慨深いとおっしゃったように、僕もとても感慨深く思っています。19年まではこの形で撮影ができていましたが、今回久しぶりにスタッフ一人一人の顔を見ることができ、とても感動的でした。撮影中にスタッフの笑顔や充実した表情を見ることが、演技にもいいエネルギーを与えてくれました」と、マスクなしでの撮影が及ぼした演技への影響についてコメント。

高橋一生、「岸辺露伴」シリーズ新作「密漁海岸」で「意識を失いそうになった」水中シーン。見学した飯豊まりえが感動

 飯豊は「映画『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』を撮影している時に、次の作品が決まっていなかったので、新作をお届けできるのが本当にうれしいです。5年間続いてきた『岸辺露伴は動かない』チームで作り上げた絆が、何でもできると感じさせてくれます。どんな反応があるかが楽しみです」と、新しい作品への期待と、チームとの強い絆に言及した。

高橋一生、「岸辺露伴」シリーズ新作「密漁海岸」で「意識を失いそうになった」水中シーン。見学した飯豊まりえが感動

 渡辺監督は「満を持して、今まで手の届かない存在だった(原作でも人気の高い)『密漁海岸』にようやく手が届きました。これまでの4年間の蓄積がこの作品に表れています。今回はこれまでで一番(高橋に)体を張っていただいた作品です。そういった面でもこれまでの安定感にプラスして、新しいチャレンジが映し出されていると思います」と自信をのぞかせた。

 渡辺監督が触れたように、水中シーンで体当たり演技を見せている高橋。「皆さんにはあまり伝わらないかもしれませんが、思った以上にきていました。息が続かない時には本当に肺が浮袋なんだと実感しましたね。息を吐ききらないと体が沈んでいかないし、でも吐き切ってしまうと、カットがかかった後に上がってこれない。息ができなくて、こんな一瞬で意識を失いそうになるんだということが分かりました。水中撮影チームの皆さんも来てくださって、チームワークよく撮影できましたが、アワビにおもりを入れて散々僕を沈めようとしてくださったりして…(苦笑)。映像としては、ある意味芸術的な仕上がりになっていると思います」と苦労のかいあって、映像としていいものになっていることを伝えた。

高橋一生、「岸辺露伴」シリーズ新作「密漁海岸」で「意識を失いそうになった」水中シーン。見学した飯豊まりえが感動

 台本を読んだ時と、実際の撮影が異なった点について質問が及ぶと、高橋は「やはり水中シーンです。水中では自由が効かないため、お芝居が大きく変わるんです」と言い、「ドラマ自体は前・後半に分かれていると僕は思っていて。前半は比較的静かで、後半はよりアクティブなシーンが多いですが、全体的には露伴らしい暗さのテイストが保たれています。監督のセンスや菊地(成孔)さんの音楽が加わることで、非常に面白い作品になっていると思います。CGをほとんど使っていないので、この現場ではアナログ技術でどこまでいけるのか追求しています。その部分も作品の大きな見どころの一つです」と作品のポイントに触れた。

 飯豊は「私が演じる泉くんは普段は明るいキャラクターですが、今回はちょっと寝不足で、歯が痛いという設定でした。食事をして体に変化が起こるというシーンは、かなりトリッキーな動きが必要でした。涙が出るシーンでは、最初は本当にあれだけ涙を流さないといけないのかなと覚悟を決めて挑んだ部分もありましたが、人間の涙には限界があるので(笑)。特殊メークを使いましたが、実際にはおぼれてしまうんじゃないかと、想像以上に大変でした。高橋さんがアワビで沈められるシーンを見学したんですが、撮影中のスタッフさんの顔を見られたことにも感動しましたし、5mぐらい潜った場所で演技をしている高橋さんの身体能力の高さや、現場のチームワークのよさにもあらためて感動しました。そういった部分が、この作品のよさをさらに引き立てていると感じています」と、撮影を通じて現場で感じた思いを明かした。

高橋一生、「岸辺露伴」シリーズ新作「密漁海岸」で「意識を失いそうになった」水中シーン。見学した飯豊まりえが感動

 また、トニオ役を演じたアルフレッドもゲストとして客席に登場。「一生さんとまりえさんと共演するチャンスをいただけてうれしいです。トニオというキャラクターは漫画でも人気なので、プレッシャーを感じていますが、皆さんに気に入ってもらえたらうれしいです」とコメント。

 そんなアルフレッドに対して、高橋は「非常に実直で真面目な方で、役に対する取り組み方が本当に素晴らしいです。説得力のある姿勢でいつもお芝居に臨んでいらっしゃるので、彼との目線のやりとりはとても心強く、安心して演技に集中できました。特に海のシーンでは、本当に溺れてしまうのではないかというほど、ギリギリまで頑張って撮影に臨んでいたので、その真剣さが作品の質を高めています。今回の物語は彼が主役だと思っています。ですので、その部分にも注目してほしいです。アルフレッドの人柄が役柄ににじみ出ていると感じます」と尊敬の念を示した。

 飯豊も「アルフレッドさん、日本語のセリフが非常に多く、それを完璧にこなすのは大変だったと思います。テーブルマナーや細かな振る舞いにも気を配ることが多く、本当に努力されているなと感じました。彼の衣装も原作のイメージにぴったりだなと思いました」と称賛していた。

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