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「アンメット」主演・杉咲花が若葉竜也に直電で「やるよね?」とプレッシャー!? 会見で見せた信頼関係2024/04/08

「アンメット」主演・杉咲花が若葉竜也に直電で「やるよね?」とプレッシャー!? 会見で見せた信頼関係

 フジテレビ系で4月15日にスタートする連続ドラマ「アンメット ある脳外科医の日記」(月曜午後10:00=関西テレビ制作。初回15分拡大)の制作発表会見が行われ、主演の杉咲花、共演の若葉竜也岡山天音生田絵梨花千葉雄大吉瀬美智子井浦新が出席した。

 「アンメット ある脳外科医の日記」は、原作・子鹿ゆずる氏&漫画・大槻閑人氏による「アンメット-ある脳外科医の日記-」(講談社「モーニング」連載)を実写化。1年半前に不慮の事故で脳を損傷し、重い後遺症を抱える脳外科医・川内ミヤビ(杉咲)が再生していく姿を描く医療ヒューマンドラマだ。

 過去2年間の記憶がなく、さらに今日のことも明日にはすべて忘れてしまうミヤビは、寝て翌朝起きたらすべてがリセットされてしまう。ある日、医療行為が一切できず、医師であることを諦めかけたミヤビの前に、変わり者の脳外科医・三瓶友治(若葉)が現れる。空気を読まず、強引でマイペースな彼の言動によって、ミヤビはもう一度、脳外科医としての道を歩むことに。そして、そんなミヤビを、主治医である大迫紘一(井浦)も応援。周囲の心配や反対を受けながらも、ミヤビは脳外科医として、新たな一歩を踏み出していく。

「アンメット」主演・杉咲花が若葉竜也に直電で「やるよね?」とプレッシャー!? 会見で見せた信頼関係

 作品に懸ける真摯(しんし)な思いが現場の空気をよくしていると伝えられた杉咲は、「今まで『アンメット』と関わる人たちと何百時間言葉を交わしてきただろうと思うと、胸の奥がジーンとする気持ちになるんですけど、個人的には一昨年プロデューサーの米田孝さんと初めてお会いして、原作に出合って、それを映像化するにあたっての熱を帯びた思いを伝えてくださって、そこから本当に素晴らしい制作陣の方々が集って、今日まで過ごしてきました。とんでもなくすてきなシーンが収められているように感じていて、もうすぐそれが放送されると思うと、息が速くなるような気持ちですね」とこれまでの道のりを振り返り、感慨深げに語った。

 撮影現場の雰囲気を「みんな仲良しで、現場に行くのが楽しみ」と話す杉咲。「自分にとっては初めての現象なのですが、自分も含めたすべての方々がすごく緊張されているように感じていて…。本当に、本番が始まるにつれてすごく緊張してきて、私の心臓の鼓動を録音部さんが拾ってしまって、マイクを下げられるみたいなことがあるくらい緊張しています。それがコンプレックスに思う時もあったのですが、皆さんもナイーブに役と向き合っているからこそ、そこにたどり着けない領域があるんだなということを目の前で感じて、光を見つけられたような気持ちです」と心境を告白した。

「アンメット」主演・杉咲花が若葉竜也に直電で「やるよね?」とプレッシャー!? 会見で見せた信頼関係

 続けて、変わり者の脳外科医という役どころを担う若葉は、本作に出演するきっかけを「米田プロデューサーの熱い思いに応えたいと思いました」と述べた。また、杉咲から直接電話がかかってきたそうで、「杉咲から『やるよね?』というプレッシャーをかけられたので、じゃあ、やるかと思いました」というエピソードを披露。電話した理由を、杉咲は「三瓶先生の役がぴったりで、若葉さんしかいないんじゃないかと思って、気付いたら電話しちゃっていました」と付け加えた。

「アンメット」主演・杉咲花が若葉竜也に直電で「やるよね?」とプレッシャー!? 会見で見せた信頼関係

 吉瀬は、原作のイメージに近づけて髪を伸ばして看護師長・津幡玲子役に挑む。「早い段階でオファーを受けたので、『伸ばせるかも?』と思ったので、役に寄せて原作に近い状態にできるかもと、伸ばしてみました。メークさんに固めてもらって見た目を寄せています」と説明。役とリンクする部分について聞かれると「私も真面目で緊張しちゃうタイプで、皆さんに連鎖させてしまっているかもと思うのですが、玲子も真面目が故に1人で抱え込んでしまい、一直線に向かって、周りをまとめられないところもあると思うんです。そういうところは、現場でもまだ探りながらの状態で、早く自分自身も解きたいなという感じがあるので、玲子と同じ状態にあります」と話した。

「アンメット」主演・杉咲花が若葉竜也に直電で「やるよね?」とプレッシャー!? 会見で見せた信頼関係

 次に岡山にマイクが渡り、「この現場は、僕も普段ない種類の緊張を味わっているなという印象はあります。取り扱っている内容の濃さというか、ディープな話というのもあると思うんですけど、ここにいるキャストの方たちの中でやるということによる緊張感は大きい気がします」と語った。演じる脳外科医・綾野楓の政略結婚の相手役・生田については「愛のない政略結婚なので、まだサラッとしているシーンが多いのですが、いろいろな場所でお仕事をされていて、さまざまなフィールドのことをご存じな方なので、現場でお話を聞いていると楽しいです。優しい方です!」と話すと、司会者から「愛が芽生えないように。戦略結婚ですからね!」と念を押され、会場から笑いが起きた。

「アンメット」主演・杉咲花が若葉竜也に直電で「やるよね?」とプレッシャー!? 会見で見せた信頼関係

 脳外科秘書を務める西島麻衣役の生田は「カメラが回っていないところで、プロデューサーさんを含め、役者の皆さんと話し合ったりコミュニケーションを取る時間を作っていただいています。天音さんとプロデューサーさんともランチを食べながら、台本を開いて疑問点をぶつけ合ったりもします。そこに井浦さんも参加してくださり、話を聞いてアドバイスしていただいけたので、すごく励まされて鼓舞されながら、毎日頑張れているなと感じます」と現場の雰囲気を報告。

「アンメット」主演・杉咲花が若葉竜也に直電で「やるよね?」とプレッシャー!? 会見で見せた信頼関係

 そして、井浦も今回の現場に関して、「皆さん一人一人が役や作品と真正面から向き合っているなと感じています。皆さん緊張するとおっしゃっていますけど、最年長とか年齢は関係なく、僕もすごく緊張します。共演者の皆さんはドラマや映画、音楽でも第一線で活躍されている方たちですし、僕個人的にも初共演の方たちがたくさんいらっしゃるので、ワンシーンワンシーンが刺激的です。いい緊張感が現場には漂っていて、僕自身もいい緊張をしながらやらせてもらっています」と充実感をうかがわせた。

 ここで岡山が、クランクイン時、撮影がないはずの杉咲が現場にいたことを回顧。「現場の隅っこに杉咲さんっぽい人がいて、一気に芝居が堅くなりました。緊張しましたね(笑)。杉咲さんは座長で一番ハードなポジションなのに、僕らのシーンに顔を出してくださって、まず、そこで“座長パンチをくらったというか…。杉咲さんは魅力的な方ですし、感心しました。出会ったことのない方ですね」というと、これに対して杉咲は「その日は入り時間もゆっくりで、ちょうどタイミングがあったので。すてきなシーンを見られて、あらためて自分自身も気合が入りました。声をかけるのは恥ずかしいので、そっと見て帰ろうと思っていたらバレていました。そうしたら圧力かけちゃってたみたいですね」と恥ずかしそうに笑った。

「アンメット」主演・杉咲花が若葉竜也に直電で「やるよね?」とプレッシャー!? 会見で見せた信頼関係

 千葉は救急部長・星前宏太役を担う。「(医療ドラマを)ガッツリやらせていただくのは初めてなので、実際にお医者さんにいろいろと教えていただきながらやっています。現場はすごく楽しいのですが、僕の役の紹介文で『熱い、熱血なムードメーカー』みたいなことをいわれるのがプレッシャーだなと…」と苦笑。そして、現場のムードメーカーを聞かれると「現場ではみんながしゃべっているのですが、花ちゃんの屈託のない笑顔と、よくしゃべる若葉くんと2人のかけ合いみたいなのは、場を温めてくれているなと思います」と語った。

「アンメット」主演・杉咲花が若葉竜也に直電で「やるよね?」とプレッシャー!? 会見で見せた信頼関係
「アンメット」主演・杉咲花が若葉竜也に直電で「やるよね?」とプレッシャー!? 会見で見せた信頼関係

 そんな杉咲と何度も共演経験のある若葉は、杉咲に関して「数少ない本当に頼りになる座長だと思いますね。僕は4本目の共演になるんですけど、すごく信頼しています。座長としても役者としても人間としても信頼しています」と話し、それを受けて杉咲も「うれしいです。私自身も全く同じ気持ちなので!」と喜んだ。さらに「人が疑わないようなところを疑って、そして見過ごすようなところに感動とか幸福を見つける方だと思っていて、やっぱりそんな若葉くんの感覚をものすごく信じているし、自分たちにない視点で作品に携わってくださっているので、本当に心強い存在ですね」と全幅の信頼を寄せた。

「アンメット」主演・杉咲花が若葉竜也に直電で「やるよね?」とプレッシャー!? 会見で見せた信頼関係

 その後、撮影現場ではやっていることや、満たされないという意味があるタイトル「アンメット」にちなんで、満たされないエピソードについてトークしたり、日々のルーティーンを発表し、大いに盛り上がった。また、イヌを飼っているという吉瀬が、若葉のヘアースタイルが愛犬に見えて癒やされると話すと、そこからペットの話で盛り上がる場面も。

「アンメット」主演・杉咲花が若葉竜也に直電で「やるよね?」とプレッシャー!? 会見で見せた信頼関係

 最後に、あらためて杉咲から、視聴者に向けて「生きてきて、不安なことだらけだなと感じている方もいると思います。例えば自分が恐怖に感じることや、苦手なことをそばにいる人が理解しようとしたり、想像しようとしてくれるだけで、自分のことをもう少しだけ受け入れてみようと思えたり、明日のことを考えてみようと思えるんじゃないかなと考えていて。そんなふうに光に包み込まれるようなドラマになったらいいなと思っています」とメッセージを発信した。


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