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メンタルアドバイザー・並木良和にインタビュー!【前編】「常に自分にチャンネルを合わせると疲れない」その極意とは?2024/03/27

メンタルアドバイザー・並木良和にインタビュー!【前編】「常に自分にチャンネルを合わせると疲れない」その極意とは?

 幼少の頃から目に見えないものが見えたりと、不思議な能力を持っているメンタルアドバイザーの並木良和さん。そんな彼がDJを務めるFMヨコハマ「言ったもん勝ち!だもん」(火曜深夜0:00)は、並木さんが毎回リスナーからのお悩みや質問に丁寧に答えてくれる番組だが、これまでに寄せられたリスナーからのお悩みへの数々の名回答をピックアップし、1冊にまとめた書籍が3月25日に発売される。今回はラジオ収録終わりの並木さんを直撃し、インタビューを行った。

――まず、「言ったもん勝ち!だもん」はどういう経緯で始まった番組なのでしょうか?

「もともとは、世の中が殺伐(さつばつ)としていた時に、誰かの光になったり、人生のヒントになったりするようなことをラジオで発信して、悩んでいる人たちの道しるべになったらいいですね、という趣旨で始まったんです。悩みや苦しみが少しでも軽減すると、生きる力に変わったりするじゃないですか。だからそういうことをラジオで発信していきたいなという思いがありました」

――どういうお悩みが多いですか?

「四つのカテゴリーに分けられますが、まずは人間関係。仕事や家族も含め、さまざまな人間関係ですね。あとは健康問題、仕事の問題、人生のテーマや目的です。『自分は何のために生まれてきたんだろう』『何をやるためにここに存在しているんだろう』とか、存在の根本的な定義に関する質問が少し前から増えています。以前は、恋愛や人間関係、仕事の悩みが主だったんです。女性の場合は恋愛、男性の場合は仕事みたいな傾向があったのが、だんだん健康や人生の目的、使命、役割など、そういうことに関心が向く人たちが増えてきていますね。これは、皆さんの意識が高まってきているからだと思います。あと、ペット人口が増えているからか、ペットに関するお悩みも多いですね」

――番組では、毎月マンスリーゲストの方が来てくださっていますが、思い出に残っている方はいますか?

「羽田美智子さん。僕とすごく感覚や感性が合うんですよ。だから、羽田さんとやるとすごく評判がよくて、『ずっと羽田さんとやってください』って言われることもあります。印象的というと、昆虫博士の篠原かをりさんも印象に残っています。ゴキブリの始末の仕方や、ほかにもいろいろ教えていただくんですが、『すごい…』と思いますね。僕はゴキブリが出たら『ギャーーー!』となるタイプなので(笑)。タランチュラも飼われていて、餌で生きているゴキブリをあげる話も強烈に印象に残っています。こういう世界があるんだな、と。あとは、研ナオコさん。ナオコさんはいるだけで面白いです、いい意味で。いるだけでずっと笑ってるので、収録はとても楽しいです」

――守護霊やスピリットガイドは誰にでもいるそうですが、普段はゲストの方のスピリットガイドを見ながらしゃべっているんですか?

「スイッチを切っている時は何も見えません。スイッチを入れて、その人の周りを取り巻くオーラやその人の情報を、“視覚”と“感覚”を使って取り入れることで見えるものがあります。例えば、その人の3歳ぐらいの映像が見えた時に、映像だけでは分からないことも、“感覚”を使うと『3歳の時、お父さんと旅行に行った時の映像だな』とか、そういうようなことが分かるんです」

――今後、ゲストで来てほしい方はいますか?

「米倉涼子さん。彼女の心(しん)の強さがとてもすてきなので、お話してみたいなと思います。僕、あんまり『この人と話したい』と思ったりしないタイプなんです。人に関心がないので(笑)。基本的にあまり話も聞いてないし、見てもいないです。道端で手を振ってくれている友達がいても気付かないので、急に電話がかかってきて『さっき手振ったのに無視したでしょ』って言われることもあります」

――それは意識的に見ていないということですか?

「僕は常に自分に意識が向いてるんです。それは自分しか見えていないという意味ではなく、自分に意識を向けていると、本当に必要なことにはちゃんと気付けるんです。でも、必要のないことにはチャンネルが合わなくて済む。これは疲れない極意なんです。もともとはあらゆることに気付いてしまうタイプで、『今この人はこう感じてるな』とか『この人はこういう状況なんだな』と、全部情報が入ってきていたんですが、疲れてしまって。それをどうコントロールしていくかと考えた時に、外に意識を向けるのをやめたんです。『当たり前じゃん』と思われるかもしれませんが、これってなかなか難しいことなんですよね。自分にチャンネルを合わせていくと、自分にとって必要なものにはすぐにチャンネルが合うようになるので、エネルギーの浪費が最小限に抑えられて、疲れなくなりました」

――それは訓練すれば誰でもできることですか?

「できます。自分にチャンネルを合わせるというのは、自分が常に何を感じているのか、何を思っているのか、今どんな状態でいるのかということに意識を向けるということで、それを続けていくと自分とつながることができるので、何を聞かれても悩まずに即答できるようになります」

――「今日何食べようかな?」という悩みもないですか?

「ないです。だって食べたいものを言えばいいんですよ。僕からすると『食べたいものは何?って聞いてるんだけど』って、悩む意味が分かりませんね(笑)」

――なるほど(笑)。ありがとうございます。

 近日公開予定の【後編】では、なかなか普段聞く機会のない並木先生のプライベートに迫ります。

【プロフィール】

並木良和(なみきよしかず) 
幼少期から不思議な能力を持ち、整体師として働いた後、本格的にメンタルアドバイザーとして独立。ワークショップ、講演会の開催等活発な活動を通じて、世界中で1万人以上のクライアントに支持されている。2021・22年の冬至には東京・両国国技館、23年の冬至は東京・有明コロシアムで、会場・オンライン合わせ1万人以上を動員。FMヨコハマをはじめ、東海ラジオなど全国のラジオ放送局でパーソナリティーとしても番組を持つほか、20冊以上の書籍を出版し、いずれもベストセラーになっている。

公式YouTubeチャンネル https://www.youtube.com/watch?v=VD68l-RfESc&t=369s

【INFORMATION】

書籍「ラジオ 言ったもん勝ち!だもん お悩み解決!並木良和の生きるヒント」  
発売中 
定価:1,650円(税込) 
発行:東京ニュース通信社 発売:講談社

メンタルアドバイザー・並木良和にインタビュー!【前編】「常に自分にチャンネルを合わせると疲れない」その極意とは?

取材・文/前嶋由美子 撮影/尾崎篤志



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