メトロンズ主演ドラマ「向かいのアイツ」 初回放送直前イベントをロケ地の商店街で開催2024/03/21
BS松竹東急で4月3日にスタートする連続ドラマ「向かいのアイツ~メトロンズ初主演 連続ドラマ~」(水曜午後11:00)の初回放送直前イベントが開催され、吉本興業所属の人気コント師・しずる(KAƵMA、村上純)、ライス(関町知弘、田所仁)、サルゴリラ(赤羽健壱、児玉智洋)と、作家で演出家の中村元樹氏で結成された演劇集団・メトロンズが出席。実際のロケ地だった商店街の中にある「キラキラ会館」で行われ、第1話上映会も実施。駆けつけたファンが一足先に試写をした。
「向かいのアイツ」は、ある商店街でいつも閉店セールをやっている洋服屋「コシカワ」と、品ぞろえのおかしい雑貨屋「レ・コケットリー」という向かい合わせに建つ二つの店を中心に繰り広げられる物語。2店は昔からライバル同士で、ある日、ひょんなことから閉店するはずの「コシカワ」に新しくアルバイトが入るが…。
「コシカワ」の店長・越川をKAƵMAが、児玉が「レ・コケットリー」の店長・山本を演じる。それぞれの店には、赤羽が扮(ふん)する商店街の理事長・成田や、村上と関町と田所が担う個性的な客たちが連日やって来ては、さまざまなエピソードを展開。村上、田所、関町はそれぞれ1人で複数の役を担当し、登場人物はほぼすべてメトロンズの面々が演じ分けるという、彼らならではの演技力が生かされた構成となっている。
上映会の後に登場したメンバーは、7人のセンターに立つ赤羽から順番にあいさつ。
赤羽は「この商店街にお世話になりました。タコ焼き屋さんに美人おかみさんがいるんですけど、皆さん、これが終わったら、タコ焼き屋さんで買ってあげてください。おかみさんはこのドラマにちょっと出ているのかな? なのでぜひ!」と、店をPRして商店街へ恩返し。ほかのメンバーも「結構大きいサイズで味もいっぱいあって、めちゃくちゃおいしいです」と付け加えた。
さらに、KAƵMAも「(演じた)越川は、自分と似てる部分が結構あったので等身大でできたと思います。ぜひタコ焼き屋さんも楽しんでいただければ!」と話し、会場から笑いが起こった。
越川のライバル・山本を演じた児玉は「メトロンズの中で僕とKAƵMAさんが主演で、あとはザコキャラをやっているっていうね…。本当に頑張りましたので楽しんでください!」とアピールした。
その“ザコキャラ”として出演した関町は「撮影日数はこの中で僕が一番少ないかもですけど、その分濃い役どころというか、見た目を作るだけでほぼ僕の仕事が終わるんですよ。メークさんと衣装さんがこだわってくれたので、僕の演技なんていらないなと思いました」と話すと、メンバーから「おばちゃんを?」とツッコまれていた。
一方、おじいちゃん役の田所は、試写を終えたファンに「信じられないと思うんですけど、あのおじいちゃん僕なんで!」と説明するが、説明されなくてもファンは気付いていた様子だった。
続けて、撮影時「キラキラ会館」を控室として使用していたことを明かした村上が「そこにみんなで座って、ここで着替えていました。懐かしいです。ついこのあいだのことですけど、本当にここでやってたんだなと思い出して、感慨深いものがございます」とコメントした。
その後、出演者でありながらも脚本の執筆をした中村氏にマイクが渡る。「第1話を見た段階ではまだ何のことか分からないことが多いと思いますが、2話目以降でどんどん分かってくると思います。ここにいる皆さんも強制的に見て!」と視聴を呼び掛けた。
全員が一言あいさつをした後、MCから見どころを聞かれた7人。しかし、主演でもないのにセンターに立っている赤羽に不満があるメンバーから「なんでお前が真ん中?」とクレームが入ったり、「マイクと同じ色合じゃん!」とビジュアルをいじられる赤羽。このネタのようなやりとりは、イベント中に何度もあり、そのたびに会場は笑いに包まれた。
商店街で撮影した際のエピソードや、印象的なシーン、撮影秘話などでトークが盛り上がり、最後にメンバー全員が締めの言葉を発信した。
まず、中村が「僕が書いた脚本プラス、アドリブも結構入れていただいて助かりました。一度、撮影を見に来た時に、2時間くらい僕が書いていないアドリブのシーンをやっていたんですよ。何をやっているのかなと思ったんですけど、2時間くらい書いてないシーンを撮っていました。そういうところもどうなっているのか、僕も楽しみなので、皆さんも楽しみにしていただけたらなと思います」と複雑な心境を交えて告白。
村上が「全12話は丸々見て楽しめるんですけど、1話ごとでも楽しめるドラマだと思うので、毎週楽しみにしていただければなと思います」と話すと、田所も「この作品が僕の役者としてのターニングポイントになりました。ぜひ、いろいろな役の違いを見ていただきたいです。本当にお願いします」とアピールした。
次に関町が「性別を超えたいろいろな役をやらせていただいて、ジェンダーレスの時代に一石投じられた役になったと思います。楽しみにしていてください!」と述べ、役者としての手応えをにじませた。児玉は「時間がない中、みんなで頑張って撮ったので、(劇中で)めちゃくちゃかんでます(笑)。でも『OK』が出たのでね…。どういう編集がされているのかも楽しみにしていただければと思います」と振り返った。
続けてKAƵMAが「多くは語りません。見ていただければ。あと、キラキラ商店街が活性化していって、(ファンの皆さんが)聖地巡礼してもらえれば。コシカワとレ・コケットリーは本当にあるので。実店舗の名前は違いますけど、常に営業しています」と呼び掛けた。加えて、撮影中のために「閉店セール」の張り紙をしたら、本当に閉店かと思って客が入って来てKAƵMAが接客をしていたという、驚きのエピソードを披露した。
最後にセンターの赤羽がマイクを握り「(ドラマ化できたのは)BS松竹東急さんのおかげです」と感謝しつつ、「次はメトロンズで旅番組もいいと思います。1回はこのキラキラ商店街さんで街ブラとか、熱海とかね」と希望を伝えた。
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