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山下智久主演「ブルーモーメント」に岡部大、仁村紗和、平岩紙、音尾琢真、真矢ミキがレギュラー出演2024/03/07

山下智久主演「ブルーモーメント」に岡部大、仁村紗和、平岩紙、音尾琢真、真矢ミキがレギュラー出演

 フジテレビ系で4月にスタートする連続ドラマ「ブルーモーメント」(水曜午後10:00、開始日未定)に、岡部大ハナコ)、仁村紗和平岩紙音尾琢真真矢ミキの出演が決定した。

 山下智久が主演を務める「ブルーモーメント」は、甚大な気象災害によって脅かされる人命を守るべく、知恵と知識を駆使して現場の最前線で、命懸けで救助に立ち向かうSDM本部(特別災害対策本部)メンバーの奮闘物語。原作は、現在「COMIC BRIDGE」(KADOKAWA)で連載中の小沢かな氏による同名コミックだ。“ブルーモーメント”とは、日の出前と日の入り後のほんのわずかな間だけ、その街全体が濃い青色に染まる時間のこと。ブルーモーメントを見られることは、「いつもとなんら変わらない朝を無事に迎えられること」を意味している。

 岡部が演じるのは、国土地理院官僚であり、SDM情報班・山形広暉。超が付くほどの地理オタクで、日本で唯一の国家地図作成機関である国土地理院で働く夢を抱いて入庁したが、気象研究所・予報研究部部長から熱烈な推薦を受け、半ば強制的にSDMのメンバーへ選出される。「人の生き死にには関わりたくない、地図が作りたいだけ」と豪語するが、なんだかんだ言いつつも、結局は地理に関する膨大な知識から晴原柑九朗(山下)らを全面的にバックアップする。

 ドラマのオリジナルキャラクターである山形役で登場する岡部は、「原作には登場しないキャラクターですが、災害救助というシリアスな場面でちょっとホッとするような存在になれたらいいなと思っています。でも、やる時はしっかりやるんだぞという姿も見せていきたいです。第1話で山形が車に酔うシーンがあるのですが、リアルな感じがいいのか、ちょっと抑えめがいいのか、悩みながら自宅のお風呂場でえずく練習をしているところです(笑)。家族は『ああ、おじさんになったな』と心配しているかもしれません(笑)」と話し、笑いを誘った。

 フジテレビドラマへの初出演については「バラエティー番組ではレギュラーをさせていただいているのに、なかなか呼んでいただけないなと思っていました(笑)。向かいのスタジオで『教場』シリーズ(フジテレビ系)などを撮っているのを見て、いつかフジテレビのドラマにも出させていただきたいなと思っていたので、ようやく呼んでいただけてうれしかったです! ハナコは、2017年の『新しい波24』(フジテレビ系)をきっかけにテレビに出られるようになったと思っていますので、全身全霊で頑張ります」と恩返しを誓う。

 さらに「話のスケールの大きさに驚いていますが、相手が自然なので、どんな映像になるのか想像もついていません。でも、見応えはすごいと思いますし、自然に立ち向かい続ける姿から勇気をもらえる作品だと思います。山下さん含め、SDMの皆さんといいチームを作っていきながら、僕も勇気を与えられるように、そして、見てくださる方のホッとする時間になれるように頑張りますので、ぜひ楽しみに待っていてくださればと思います!」とアピールしている。

 SDM対策本部車のドライバー兼料理人・丸山ひかる役には仁村が抜てきされた。SDMが指揮を執る場所が決まると指揮車両を運転してくるが、一刻も早く場所を整えるためか少々運転が荒く、山形をはじめ車酔いしてしまう人も。一方で、SDMのために温かくておいしい食事を作り、彼らへのケアは一切怠らない。そんな彼女の普段の明るさからは一切感じさせないが、家族を災害で亡くした経験から、SDMへの参加を志願したという背景がある。

 仁村は「4月期の水10に帰ってくることができてとてもうれしかったですし、光栄です」と23年の「わたしのお嫁くん」以来の出演を喜び、「気象災害は決して他人事ではないことです。天気や空のことは個人的にとても興味があるので、自分にとっても学びの多い時間になりそうで、どういうドラマになるのかワクワクしています。スタッフ・キャストの皆さまと共に心を込めて作り上げていけたらいいなと思っております」と意欲を見せる。

 演じる役柄に関しては「サバサバとしたはっきりした性格で、演じていて気持ちがいいです。SDMチームに合流するほどすご腕のドライバーであり、チームの胃袋を支える存在です。拠点を守り、作る者として、チームにいたらホッと安心するようなキャラクターを演じていけたらと思っております。(作品の中で)豚汁を振る舞うシーンがありそうだったので、とりあえず家で豚汁を作ってみました! ゴマ油が香る豚汁が好きです」と役づくりにも余念がない。

 山下との共演には「私が10代の頃からドラマでよく拝見していました。ご一緒できてうれしく思っています。SDMというチームを共に作り上げていけることがとても楽しみです。『この人を信じて動きたい』と思わせてくれるのは、晴原さんにも、(晴原を演じる)山下さんにもあるパワーなのだと思います」とし、続けて「気象災害に限らず、災害というのはいつどこで何が起こるか分かりません。今年の能登半島の地震でも、あらためてこの日常は当たり前ではなく奇跡みたいなことなんだと思いました。この地球で生きている以上向き合わなければならない現実もドラマに出てきて、心が痛む場面もあるかもしれません。どうか無理せず見ていただきたいですが、私たちの当たり前という奇跡を守るために向き合っている人間がいます。誰かの光や支えになりますように」と心境を伝えている。

 平岩は、気象庁気象研究所・予報研究部長の上野香澄役を務める。晴原の上司である上野は、雲田彩(出口夏希)を彼の助手に推薦した張本人だ。SDMの本部が置かれる東京・霞ヶ関で、大臣と晴原らSDM現場チームをつなぐことに徹している。また、上野と晴原の関係は長く、晴原の婚約者が上野の大学時代の後輩で、姉妹のように仲がよく、彼女を通じて知り合った。そのため、上野は晴原にとって頭が上がらない存在だ。

 晴原にとって大きな存在である上野役の平岩は、山下とは初共演。「山下さんは、いい意味でとても普通な方。リハーサル室に入った時、すぐに見つけられないほど“俺います感”が全くなく、ニュートラルに存在している感じです。だけど、確実に奇麗なイオンを放っていて、近づいて行くと、せせらぎが聞こえてくるんじゃないか?というくらい(笑)。みんなを自然と心地よく引き寄せてくれるリーダーです。お芝居に対して真摯(しんし)で柔軟、ユーモアもあり、そしてすごく落ち着いている…。頼もしいです」とエピソードを披露。

 ドラマオリジナルキャラクターの上野に関しては、「人をまとめるポジションなので、その説得力は必要ですが、そこに気負いすぎないように、温かく見守られるような気持ちでやってみようと思っています」と話し、「魅力的な若い方々、素晴らしい先輩方が出演されます。皆さんからすてきなトスをいただき、足を引っ張らないように頑張りたいです。私たちが日々意識しなければならない自然災害を取り扱う作品ですので慎重になりますし、見てくださる皆さまにとって、今一度の備えになり、そして実際経験された方々へも、少しでも何か心に届く作品になりますよう、向き合いたいです」と意気込んでいる。

 音尾が扮(ふん)するのは、東京消防庁・消防救助機動部隊長で、SDMの消防班統括責任者・佐竹尚人。試験運用中で寄せ集めのSDMにおいても“唯一の希望”と大臣に言わしめるほどのエースレスキュー隊員だ。園部優吾(水上恒司)の上司でもあり、登山中に遭難した中学2年生だった優吾を救助して以来、彼の憧れの存在に。佐竹は、これまでの経験と実績からレスキュー隊員として「命を懸けても、命は捨てない」という強い信念を徹底して優吾らに教えてきたが、ある出来事が彼を襲い、究極の選択を迫られる。

 佐竹を演じるにあたり、音尾は「災害時に人命を救うため自分のすべてを捧げてきた人なので、統括責任者として指示を出す時も現場で行動する時にも、洗練された無駄のない所作と精神でありたいと思っています。水上くんが演じる部下の園部にも影響を与える存在ですので、たとえ撮影が過酷な状況になっても、私自身も堂々とした背中を見せていられるようにします」と気合十分。

 山下に対しては「とてもすてきな方で、私が『普段電車に乗ることあるんですね』などと話しかけても気さくに話してくださいます。気象用語や数字のデータなどのセリフが多いので『撮影の直前に話しかけたら迷惑かな』と思うのですが、今のところ快く返事してくださっています。私もあまり邪魔しないよう心がけます」と現場の様子を含めて明かし、「私自身、いつどこで災害に遭うか分からないという事を実感して生活しております。この作品の登場人物たちのように、事前に防ごうとしたり、少しでも被害が少なくなるように尽力したり、災害時に1人でも多くの人命を救うために力を尽くしている方々の思いを背負って演じさせていただきますので、最終回までご覧になっていただけるとうれしいです」とメッセージを寄せた。

 そして、総務省・総務大臣の立花藍役は真矢が担う。既存組織を否定する形になるSDMに対して慎重派であり、SDM推進派の防災特命担当大臣と対立している。特に、SDMチームが適材適所に人材がすべてそろっていないまま活動を始めていることを鋭く追求。しかし、SDMに対して希望を感じている一面も。彼女がここまでSDMに固執する理由は、晴原の亡き婚約者の存在が関係している。

 総務大臣やくということで、真矢は「立花の含みある物言いや行動は、台本を読んでいても問題集を解いているようです。立花に入る前に、政治家、大臣の1日、過去のコメント、国会答弁、派閥などについて調べ、今は政治に浸かっています。根底に息づかせたいことは、やはりいろいろな意味でタフでなければと思います。可能でしたら、どこかのタイミングで実際の女性大臣の方にお会いできればと思っております」と述べる。

 09年の「ブザー・ビート~崖っぷちのヒーロー~」(フジテレビ系)などで、山下の母親役を演じるなど共演経験がある真矢。「去年は同じ場面はなかったものの、海外制作ドラマでもご一緒できてご縁を感じています。彼の成長は私が言うまでもなく、あの思春期のバスケをやっていた繊細な息子は、いまや懐かしく感じられるほどたくましく大きく、私自身も鼓舞されております。今回、時を経て何を感じられるのか楽しみです」と、久しぶりの共演に期待を寄せている。

 そして「今まで警察、検事、弁護士、医師といろいろな役を演じてきましたが、いよいよ政治家、それも大臣ですかと。襟を正すような気持ちとともに、容易ではない世界に飛び込むぞという心です。温暖化による自然災害が、日本だけではなく世界で巻き起こる昨今。このドラマのメッセージはきっと多くの方々に響き、多くの方に立ち上がっていただけるのではないかと思えてなりません」と思いを口にしている。


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