塩野瑛久が「ぼくの人格シェアハウス」で主演。脳内の三つの人格と自問自答しながら奮闘するヒューマンコメディー2024/03/06
塩野瑛久が、関西テレビで3月17日放送のスペシャルドラマ「ぼくの人格シェアハウス」(深夜0:30、関西ローカル)で主演を務めることが分かった。さらに、菅生新樹、桜井玲香、星乃夢奈、溜口佑太朗(ラブレターズ)、時任勇気が共演する。
「ぼくの人格シェアハウス」は、“トラブル回避”をモットーに働く主人公・相田雄介(塩野)が、トラブルメーカーの後輩・大城守(菅生)と出会い、あらゆる非常事態に見舞われながらも、相田の脳内で暮らす3人の人格と共に、自分の働き方や生き方を見つめ直していく、ちょっと変わった自問自答系ヒューマンコメディー。
ハウスメーカー「住谷ハイム」の営業部員・相田は、何よりも“トラブル回避”を最優先に、上司や同僚たちと波風を立てないように過ごしている。そんな相田には、ピンチの時にいつも駆け込む場所があった。それは、頭の中にある“脳内シェアハウス”。そこには、恋愛至上主義で明るく積極的な人格(星乃)、クールで知性派の人格(溜口)、ビビリで消極的な人格(時任)が暮らしている。個性はバラバラだが、いずれも相田の人格の一部である3人を集めて作戦会議を開き、忖度(そんたく)やヨイショ、場の空気を敏感に察知する能力などをフル稼働させながら、あらゆるトラブルを避けてきたのだ。
そんなある日、営業部に後輩社員の大城が異動してきた。初日から遅刻し、部長からあいさつをうながされても「別に…」と受け流す大城のマイペースな振る舞いに、営業部員たちはあ然。相田の“脳内シェアハウス”の住人たちも「絵に描いたようなトラブルメーカー!」と大騒ぎになるが、よりにもよって相田は大城の教育係を任されてしまう。
大城の言動は理解しがたいものばかりで、トラブルの種を振りまく状況に、相田は頭を抱える。ひそかに思いを寄せる人事部の同期・宮川陽子(桜井)に「普通分かるだろ?ってことが伝わらない…」と愚痴をこぼすと、宮川から「昔の相田くんなら、大城くんのこと、なんとかしてくれた気がする」と告げられ、ハッとさせられる相田。「普通」が分からないという大城に、相田はある“マニュアルノート”を渡す。そこに書き込まれた社会人としてのルールに従って仕事を進めるうち、大城が順調に職場になじみ始める。しかし、相田がホッとしたのもつかの間、大城に異変が起きる。相田が脳内の仲間たちとたどり着いた“答え”とは!?
今回の主演を受けて、塩野は「物語の主軸の部分を演じさせていただけるというのは、すごくありがたいなと思います。台本を読んだ時、自分の新しい可能性、幅を広げられる作品だな、そして、素直に面白い作品だなと思えたので、撮影するのが楽しみでした」と明かす。
演じる相田については「似ている部分、共感できる部分はかなりあるんじゃないかなと思います。僕自身も“話しかけづらい、ちょっと怖そう”と思われていたこともあって、“悪い印象を持たれないようにしないと”と思いながら過ごしていました。いまだに悩んだりすることもあります(笑)。似ている部分があるからこそ、丁寧に相田を演じたいです」と意欲を燃やす。加えて「気楽に、気軽に、見ていただけたらうれしいなと思います。ドラマの後半になるにつれて、この作品が伝えたいことや、相田という人物がどこへ向かっていくのか、徐々に見えてくると思うので、楽しみにしていただきたいです。個性豊かなキャストの皆さんのお芝居も楽しんでいただけたらと思います!」とアピールしている。
また、相田が自分自身を見つめ直すきっかけとなる後輩・大城を演じる菅生は、「脳内のメンバーのところはどんな映像になるのかなとか、大城くんはどんなことを思ってこの言葉を言っているんだろうとか、それぞれの人間関係がすごく面白くて、いろいろな想像が膨らんでワクワクしました。同時に、重要な役割を演じさせてもらえることがうれしかったです!」と声を弾ませ、「台本を読んで、テンポのいいセリフや流れを、どう演じようかなとすごく考えました。正直、僕じゃない誰かが演じても、『大城というキャラクターは絶対に面白くなるんだろうな~』と思って。だからこそ、自分が一番大城を面白くしたいと思い、考えながら演じました。いろいろと悩んで演じることができたので、楽しかったです!」と撮影を振り返った。
相田の憧れの同期・宮川に扮(ふん)した桜井は「コメディー作品は、見るのも演じるのも好きなので、『今回の撮影も楽しもう!』と思いました。明るい作品だと、何となく現場も明るくなる気がしているので楽しいです。相田くんと関わりが深い宮川さんなので、2人が掛け合いをしているところで、相田くんの脳内の皆さんがどのぐらいワチャワチャしているのか、ぜひ見届けてください!」と呼び掛けている。
そして、相田の脳内で暮らす人格を演じる面々も、「私自身、お芝居の経験も浅いのですが、今まで見せたことがない一面を見せながら、ちゃんと私の人格の“恋愛を大事にしている”という気持ちを忘れずに演じました!」(星乃)、「僕1人だけ芸人なので、とにかく迷惑をかけないように頑張りました(笑)。出演者の皆さんや、台本がすでに面白いので、もう全乗っかりで(笑)。周りが助けてくれるから、楽しくやろうという気持ちで挑みました。僕が演じるのは、勤勉で理屈っぽい、知性あふれるキャラクターなので、自分なりにいろいろ想像して僕の知能を詰め込みました(笑)。“勇気があればどうにでもなる”と思えるドラマになっています!」(溜口)、「最初にお話をいただいた時、タイトルに“シェアハウス”という言葉が入っていて、なんかちょっと楽しそうなイメージだな、と思いました。それに、僕の演じるキャラクターは人格の1人って聞いて、めちゃくちゃ面白そうだなと思って(笑)。撮影が始まるのがすごく楽しみでした。“脳内シェアハウス”のパートは、結構エネルギッシュになっていると思うので、その部分を見て笑ってもらえればうれしいです!」(時任)と、それぞれコメントを寄せている。
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