“セトウツミ”化した高杉真宙と葉山奨之の爆笑漫才インタビュー!! 「高杉くんのお弁当の鮭をもらおうとしたんですけど…」「割とメインや!って阻止しました(笑)」2017/12/08
瀬戸小吉(葉山奨之)と内海想(高杉真宙)のシュールな会話劇が癖になってしまう「セトウツミ」(テレビ東京ほか)。テンポが良いボケとツッコミは、毎回最後にどんな展開を迎えるのか、思わず見入ってしまいますよね! 今回、瀬戸を演じる葉山さんと内海を演じる高杉さんを直撃! ドラマの撮影秘話はもちろん、「もしも瀬戸と内海が同じクラスにいたら?」など、完全に“セトウツミ”化して楽しそうに答えてくれたお二人の様子をお伝えします。
── 内海は寡黙でクールな性格、瀬戸は社交的でお調子者な性格ですが、ご自身と役柄を比較してみて、似ていると感じる部分や、逆に違うと感じる部分はございますか?
高杉 「基本は、内気なところかなあ…?」
葉山 「全部って言えや!(笑)」
高杉 「どちらかというと、瀬戸に近い部分も多く持っていると思うんですけど、表面上は基本内気なので(笑)。打ち解けるまでは、壁が厚いんですよね。そういうところは内海と似ていると思います。似てないところは、割と考えながら話をする部分ですかね?」
葉山 「そういうタイプじゃないんだ?」
高杉 「割とノリが良いタイプだと思っています(笑)」
葉山 「それはギャップだね!」
高杉 「どっちのギャップですか?」
葉山 「良いギャップだよ!!」
高杉 「良かったー! あんまり良いギャップがないんです(笑)」
── そんなことないですよ!(笑)。葉山さんはいかがですか?
葉山 「基本的に僕も明るくて、思ったことをすぐ口に出すタイプなので、そういった部分は割と瀬戸に近いと思いますね。あとは、関西出身という点も同じなので、関西人特有のノリはすごく共感できますね」
── そういう部分は、実際に演じてみても演じやすそうですね!
葉山 「そうですね、高杉くんよりはスムーズかなと(笑)」
高杉 「間違いないです(笑)」
── もし、ご自身の高校生時代に、同じクラスに瀬戸と内海がいたら、友達になりたいですか?
高杉 「なりたいですね! なりたくないですか?(笑)」
葉山 「俺も大親友になりたい! 内海の方となりたいかな。ツッコんでもらいたいから(笑)」
高杉 「あ~、確かにツッコんでもらいたい…。でも、どっちも面白そう!」
葉山 「同級生にいたら最高ですね!」
高杉 「いや~、最高ですよ! うらやましいですもん!」
── ドラマではテンポのいい会話劇が繰り広げられますが、お二人は実際にプライベートでどんな話をされますか?
高杉 「あんなふうな掛け合いは、なかなかないですね(笑)」
葉山 「でも、『セトウツミ』の撮影をしているからか、ここ最近友達と話す時も、何か一癖つけたがるようになってしまったなと。高杉くんとしゃべる時もそうですし。普段しゃべっているけど、どうしても瀬戸寄りというか、笑わせたくなる話し方になってしまっていますね(笑)」
高杉 「確かに現場でもあるかもしれないですね! 葉山くんと話していると、ツッコんでばっかりな気がしますもん!」
葉山 「だから、どうしてもやっぱり瀬戸寄りになってます。今日も昼ごはんに弁当を食べていたんですけど、僕はお肉メインの弁当、高杉くんは鮭メインのお弁当だったんです。僕が先に食べ終わったんですけど、まだちょっとおなかが減っていたんで、高杉くんに、『その鮭ちょうだい』って(笑)」
高杉 「『割とメインや!』って(笑)」
葉山 「『うん、知ってる。ちょうだい、半分でいいから』って(笑)」
高杉 「『いや絶対無理です。これだったらいいです』って漬物をあげようとしたんですけど…」
葉山 「『それやったらええわ、俺も付いてるし』って。本当に僕ら2人でしゃべっていても、自然と瀬戸と内海みたいになっちゃうっていう(笑)」
── そういう時は、高杉さんが葉山さんにバシッとツッコむんですね!
高杉 「ですね! 葉山くんは、ボケが多いですね。最近、そういうのばっかり(笑)」
葉山 「でも、高杉くんもたまにボケるので。そういう時も、本当に『セトウツミ』みたいな感じなんですよ。内海もたまにボケるから(笑)」
── その時は、葉山さんが高杉さんにツッコむんですか?
葉山 「僕は逆にひいて、『お前、ツッコミ待ちやろ?』っていう感じを出したり(笑)。でも、ドラマでも本当にそういうシーンがあったりするんですよね。あえて、スルーするという(笑)。で、また僕がボケる。もう自然とそういう流れになっていますね」
── 撮影時間以外のやりとりも、ドラマの掛け合いのようになっているんですね!
高杉 「それでドラマのテンポもできている感じですよね」
葉山 「そうじゃないと、雰囲気を作るのが追い付かないっていう(笑)」
高杉 「それはありますね!」
── 最後に、視聴者の皆さんへメッセージをお願いします!
葉山 「金曜の25時からという深い時間からのスタートなんですけど、1週間の疲れを『セトウツミ』で癒やしてもらえたらいいかなと思います。本当にクスクス笑えるので、笑ってもらえたらうれしいです! 高杉くん、ばっちり締めてください!(笑)」
高杉 「原作の『セトウツミ』のせりふが割とそのまま台本になっているので、そのテンポ感や間を面白く作り上げたいという思いでやらせていただいています。さらに、今回は瀬戸と内海の2人だけじゃなく、たくさんのキャラクターが出てくるので、僕自身も楽しみにしています! みんなが面白く作りたいと思っている現場なので、テレビの前で見てくださっている皆さんに、何とかして笑いを届けられたらなと思っています」
撮影当初のすてきな思いで、ばっちり締めてくださった高杉さん&葉山さん、ありがとうございました!(笑)。さらに、写真撮影時には「2人であっち向いてホイをしてください!」というムチャぶりにもしっかり応えてくれたお二人。葉山さんが「勝った方は明日ジュースおごりね! スタッフの分も(笑)」と罰も決めてくれて、いざ、スタート! するも、2人とも、とにかく強い!! やってもやっても勝敗が決まりません(笑)。
1分ほど続いた後、高杉さんが渾身(こんしん)の勝利!! うれしくてガッツボーズを見せてくれた高杉さんと、くやしくてうなだれている葉山さん。最後までサービス精神旺盛でした! そんな空気感のまま2人が演じる「セトウツミ」。いつものゆる~いやりとりはもちろん、最終回に向けて、雰囲気が一変しサスペンスな展開になるようですよ! 2人の掛け合いにも注目しつつ、最後までぜひお楽しみください!
【プロフィール】
高杉真宙(たかすぎ まひろ)<
1996年7月4日生まれ。福岡県出身。ドラマ「メディアタイムズ」(NHK Eテレ)に出演中。映画「PとJK」「想影」「逆光の頃」「トリガール!」「散歩する侵略者」に出演。2018年1月連続ドラマ「賭ケグルイ」(TBSほか)に出演予定。映画「プリンシパル」「世界で一番長い写真」「虹色デイズ」が18年公開予定。
葉山奨之(はやま しょうの)
1995年12月19日生まれ。大阪府出身。 ドラマ「僕たちがやりました」(フジテレビ系)、「フランケンシュタインの恋」(日本テレビ系)、「突然ですが、明日結婚します」(フジテレビ系)、「逃げるは恥だが役に立つ」(TBS系)、映画「春夏秋冬物語」「きょうのキラ君」「アズミ・ハルコは行方不明」「青空エール」などに出演。
【番組情報】
ドラマ25「セトウツミ」
テレビ東京ほか
金曜 深夜0:52~1:23
取材・文/鬼木優華(テレビ東京担当記者)
撮影/蓮尾美智子
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