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仲村トオルと佐々木蔵之介が「Destiny」に出演。石原さとみ、亀梨和也それぞれの父親役2024/02/20

仲村トオルと佐々木蔵之介が「Destiny」に出演。石原さとみ、亀梨和也それぞれの父親役

 仲村トオル佐々木蔵之介が、テレビ朝日系で4月にスタートする連続ドラマ「Destiny」(火曜午後9:00。開始日未定)に出演することが分かった。

 「Destiny」では、石原さとみが3年ぶりに連ドラに復帰し、亀梨和也KAT-TUN)と初共演。2人の大学時代の仲間役に宮澤エマ矢本悠馬田中みな実、石原が演じる主人公・西村奏の今の恋人役に安藤政信と豪華な面々がそろい、早くも話題を集めている。検事になった奏が、大学時代の恋人・野木真樹(亀梨)と12年ぶりに再会したのを機に、封印してきた青春時代の“ある事件”がよみがえり、2人は20年におよぶ運命の波に翻弄(ほんろう)されていく。

 佐々木が扮(ふん)するのは、奏の父・辻󠄀英介。東京地検特捜部の検事として強い正義感を胸に仕事にまい進していたが、奏が15歳の時、思いもよらない事件に巻き込まれる。仕事には厳しいが、家族思いで優しい大好きだった父の事件以降、姓を替え、母と共に長野に移り住んだ奏は「父と同じ検事になりたい」という一心で勉強に励み、信濃大学法学部へ進んだ。それから20年。横浜地検中央支部の検事として多忙な日々を送る奏だが、大学時代に起きた“不可解な死亡事件”以降、姿を消していたかつての恋人・真樹が12年ぶりに現れたことで、封印していた過去の扉が開き、その事件とともに“父の真実”にも近づいていくことになる。

 15歳の奏の心に大きな傷を残すことになった父の事件。過去から現在につながっていく中で、重要な鍵を握る父・英介を演じるにあたって、佐々木は「私は、石原さん演じる奏の父、辻英介で、もう既に亡くなっている役です。ドラマは現在を描いていますので、私は誰かの回想シーンでの登場になります。皆にどのような記憶として残り、物語にどう絡んでいるのか私自身も楽しみにしています」と期待を寄せ、「父親として、検事として、彼が持っていた信念や正義とは何か? 真実はどこにあるのか?が、回を重ねていくうちに徐々に見えてきます。監督もそのあたりをとても丁寧に演出してくださいました」とコメント。

 続けて「放送の始まる4月は、高校生から大学生、学生から社会人のように、その時々で考え方や価値観、人間関係が変わってくる季節でもあると思います。ドラマのタイトルが『Destiny』なんですが、運命が“命を運んでいく”と書くように、その時々によって環境も感情も変動していくと思うんです。父を追って検事という職業を選んだ奏が、どのような思いを胸に行動していくのか…。そして、その時々で移り変わっていく登場人物たちの感情も見どころだと思います」とアピールしている。

 一方、仲村は、真樹の父・野木浩一郎役を担う。有名な事件を多数手掛けるエリート弁護士だが、息子の真樹とは子どもの頃から折り合いが悪かった。そんな確執のある親子関係を踏まえて、仲村は「野木は亀梨くんが演じる真樹の父親ですが、親子関係がとても複雑なんです。でも真樹が反抗的な育ち方をしてしまったことに、野木も少し負い目を感じているんじゃないのかなと…。とはいえ自分の仕事や生き方に恥じるところは一点もないという感覚を持った人とも感じます」と役どころを紹介。

 また、「実は僕、亀梨くんが小学生の時に会ったことがあるらしいんです。僕は全然覚えていなかったんですが、あるドラマで少年野球のチームが試合をしているシーンがあったことは記憶にあって…その野球少年たちの中に亀梨くんもいたらしいんです。その撮影の昼休憩の時に、僕がベンチで寝ていた亀梨少年の口にかき氷を入れたらしく、それに驚いて飛び起きたと亀梨くんが言っていたのですが…。僕は、その日初めて会った少年に、そういういたずらをしないと自負しているので(笑)、よっぽどかわいらしかったか、よっぽど面白い顔で寝ていたのか、どっちかだと思うんですけど(笑)。亀梨くんがその時のドラマの映像を、この前スマートフォンで見せてくれたんですが、そういう過去のちょっとしたつながりが、今回親子を演じる上で何かスパイスになればいいなと思いました」を秘話も明かす。

 さらに「真樹は“お父さん大好き”という少年ではなかったし、野木も“仕事より家庭”という親ではなかったと思います。でも、24時間365日ずっと冷たい関係だったかというと、そんなことはなく…普段そういういたずらめいたことをしない僕が亀梨少年の口にかき氷を入れたように、たぶんこの親子にも楽しい瞬間や、少し心が温かくなるような記憶もあったんじゃないか、と。約26年前、わずかに触れ合った亀梨少年と親子の役をやることになるとは! あらためてすごいご縁だなと感じています」と感慨深げで、「“過去の印象”は変えられるといいますか、失敗や屈辱、敗北感のようなものは、今からでも生き方や努力でよき思い出に変えることができる…僕の願望も込めて、この作品がそんな物語になるといいな、と思っています。ぜひ皆さんにもご覧いただきたいです」と思いを伝えている。


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