吉田鋼太郎主演「おいハンサム!!」の続編が放送。映画化も決定。伝説のホームドラマが帰ってくる!2024/01/28
フジテレビ系では4月6日から、東海テレビ×日本映画放送 共同製作連続ドラマ「おいハンサム!!2」(土曜午後11:40)がスタート。さらに、6月21日に映画「おいハンサム!!」が全国公開されることも決定した。
吉田鋼太郎が主演を務める「おいハンサム!!」は、2022年に東海テレビと日本映画放送がタッグを組んで共同製作した、家族×食×恋をテーマにしたコメディードラマ。何かと融通が利かない父・伊藤源太郎(吉田)と、男を見る目がない3姉妹の長女・由香(木南晴夏)、次女・里香(佐久間由衣)、三女・美香(武田玲奈)、そしてすべてを超越した母・千鶴(MEGUMI)が織り成す物語だ。
前作は、SNSで称賛されるとともに、「ATP賞テレビグランプリ」ドラマ部門の奨励賞、「日本民間放送連盟賞」番組部門・テレビドラマで優秀、「東京ドラマアウォード」では連続ドラマ部門優秀賞を受賞した。国内最大のレビューサービス「Filmarks」では、2022年上半期国内ドラマ 満足度第一位を獲得。Netflixで配信されると、深夜ドラマとしては異例のベス8にランクインするなど、輝かしい実績を残した。そんな作品が、Season2と映画で再始動する。
ややこしいけど情に厚く憎めない昭和のオヤジであり、娘たちの幸せを願う伊藤家の父・源太郎を演じる吉田は、「2年ぶりに源太郎を演じてみて、一本筋が通っているところが大変共感できるし、すてきだと思いました。一見、日常を描いているようで、実はとんでもないことが起きるエンターテインメント作品だと思っています。どうやって見ていいのか分からないという面白さや、笑って泣けるところもたくさんあります。非常に見どころ満載のドラマになっていると思いますので、前作に続き、ぜひだまされたと思って見ていただきたいなと思います」とコメントしている。
木南が扮(ふん)する長女・由香は、広告会社の中堅社員で、おいしいものとお酒が大好き。未婚だが不倫気質で、3姉妹の中で一番モテるはずなのに、“非モテ期”がやってくる。木南は「前作では、付き合う男性がコロコロ変わったものの、ちゃんとお付き合いをしていたのですが、シーズン2は1回デートしたら終わりみたいな形が多く『どんな女性だよ!』という気持ちになりながら撮影しています(笑)。キャラクターがレベルアップしたというか、すごく奇特な人間になったというか、すごく面白い感じになっていると思います。第2弾を待ち望む声も多いと聞いていますが、その期待を裏切らないほど面白くなっていると思いますので、ぜひ楽しみにしていてください」と手応えをうかがわせる。
夫・大輔(桐山漣)の浮気が我慢できずバツイチになり、恋の始め方を忘れモヤモヤしている中、勤務先のビルの屋上である男性と出会う、次女・里香役を担う佐久間は、「この作品は、いろいろな具材が入っていて、そこからおいしい出汁(だし)が出ている一つの鍋のイメージがありました。シーズン2も、新たな登場人物が加わりましたが、『ほっこり温かい家庭の鍋』というのは変わらないなと感じています。じんわりするような気持ちになったり、笑いあり、ドキッとしたり、ヒリヒリしたり…。ホームドラマなんですが、ちょっとファンタジーのような不思議な感覚のドラマです。ぜひご覧ください!」と呼び掛ける。
漫画家として軌道に乗り始めた彼とヨリを戻すも、女の影がちらついて「結婚って何?」とあらためて模索し始める、食品関係勤務の三女・美香役を務める武田は、「美香は、シーズン2もユウジ(須藤蓮)とのシーンが多いのですが、山口(雅俊)監督からいろいろな要求、例えばどんなセリフになるのかとか、どんなこだわりがどのタイミングで発動されるのかなど、2人でワクワクしながら果敢についていきました。ストーリーは、世の中の変化に合わせてアップデートされています。でも日常の大切なところ、楽しく思えるような日常を提供してくれているのは変わらなくて、とても好きなところです」と作品の魅力を伝えている。
源太郎の妻として夫を立てつつ、一家を仕切る妻・千鶴役のMEGUMIは、「千鶴に戻っていく感じが不思議な感覚でもあり、うれしかったですね。伊藤家が本当の家族のようになっていって、こういう空気感が時を重ねると生まれるんだなと思いました。山口監督が『食べるというのは、その人を写し出す瞬間だから丁寧に描きたい』とおっしゃっていたのですが、本当にその通りだと思いますね。食べ物を通じて人となりを伝える、そういう観点で見ていただけたらうれしいです。ただ食事のシーンの撮影は、本当に大変で強烈に覚えています!(笑)」と回顧している。
シーズン2も、前作に引き続き、伊藤理佐氏の複数の漫画のエピソードを、縦横無尽につなぎ合わせ新しい世界を作り上げた山口雅俊氏。そんな“ハイブリッドドラマ”をプロデュースするにあたり「『おいハンサム!!』続編を作ることになり、久しぶりに吉田鋼太郎さんたちキャストの皆さんにお会いして、その笑顔に触れ、日の当たる場所に戻って来たような、まぶしいような、照れくさいような気持ちです。『闇金ウシジマくん』『新しい王様』『闇金サイハラさん』みたいなジャンルのドラマや映画を作っていると、裏の社会やダークな世界と向き合い続けることになるからです。こういう晴れやかな気持ちになれたのは『おいハンサム!!』と同じ「恋」と「家族」と「ご飯」の連続ドラマ、竹内結子さんと作った『ランチの女王』(フジテレビ系)以来な気がします。魂を込めて作りました。すべての体力も」と、率直な心境を告白している。
伊藤家のメンバーはもちろん、前作から引き続き、個性豊かなキャラクターたちの出演も決定した。源太郎の取引相手で、こだわりを持つ男・大森利夫を演じる浜野謙太は、「キャラクターがどんどん膨らんでいってる充実感みたいなものがあって、めちゃくちゃ楽しかったです。大して何も起こりません。でも常に愉快で楽しくて、みんなが『うんうん』とうなずけるようなことが起こって、最後には心が温まる…。そんな感じの時間がずっと続いています。その中で大森という、『おいハンサム!!』の世界でモテ男がすごく活躍しているので、そんな世界観を楽しんでいただき、最後にはほっこりしてもらいたいと思っています」とコメント。
さらに、大森の部下・渡辺役の太田莉菜、美香の会社の先輩・シイナ役の野波麻帆、ご近所の主婦・ミチル役の藤田朋子、里香の上司・橋本役のふせえりの出演も発表されている。
2年前と変わらず、東京の一軒家で、源太郎は妻・千鶴と暮らしている。ある朝、3人の娘たちの幸せを願う源太郎は寝違えて首が回らなくなり、コルセットをすることに。まだ独身の長女・由香の仕事は絶好調。なのに相手には不自由しなかったはずの恋愛は絶不調だ。次女・里香は夫の浮気が原因で離婚、恋の仕方を忘れたかも、とモヤモヤしている。三女・美香は、源太郎公認の恋人で漫画家として軌道に乗り始めたはずのユウジの優柔不断さに、本人によると「ほぼ結婚は無理」らしい。そんな3姉妹をよそに、母・千鶴だけはいつも通りだった。
そんな中、由香の元カレ・大森は、同僚の渡辺さんにアプローチ中。由香は、そばが入っていない天ぷらそばを食べる近所の不思議な女性に人生を教えられ、里香には不思議な場所で不思議な男性との出会いがあり、さらに美香の「一応恋人」ユウジに近づく鼻血出しがちストーカー女が現れ…。さまざまな人が入り乱れて伊藤家はあいかわらず波瀾(はらん)万丈。しかし、源太郎はコルセットで不自由だからこそ見えてきたものがあると、ハンサムに娘たちに言う。「見かけにとらわれるな。流されるな。視野を広く持て」――娘たちの幸せを願い、再び偉大なパパ・源太郎が立ち上がる。
なお、「おいハンサム!!」のSeason1は、Netflix、FOD、日本映画NET(Amazon Prime Video チャンネル)で配信中だ。
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