「蜜と毒」入来茉里、白石隼也、柾木玲弥、大谷凜香が“不倫相手”への思いを告白!2024/01/06
BSテレ東で1月10日にスタートするDRAMA ADDICT「蜜と毒」(水曜深夜0:00)の記者会見が行われ、ダブル主演を務める入来茉里と白石隼也、共演の柾木玲弥、大谷凜香が登壇した。
仕事熱心な夫を支えるよき妻でありながら、夫の不倫に気付いてしまい、自身も社内の後輩と不倫する小坂マチコ(入来)。一方、マチコの夫で、仕事第一だが、若い女性と不倫関係を持つ小坂亮平(白石)。「蜜と毒」は、一時の感情に流されて互いが別の人と不倫関係を持ってしまった夫婦が、それぞれの不倫相手によって追い詰められていく、ノンストップ・クライシスサスペンスドラマだ。衝撃的な展開の連続で話題を呼んだ柏屋コッコ氏による電子コミック「蜜と毒~逆恨みの復讐」を実写化する。
会見が始まる前、ドラマを担当する小林教子プロデューサーがマイクを握り、「このたびは、震災に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げます」と令和6年能登半島地震に触れ、「災害が起きたり、悲惨な事件、事故とか起きるたびに自分の無力さというものを本当に思い知らされるんですけれども、一方で私はフィクションの持つ力というのを信じております。心温まるホームドラマでは決してないのですが、スタッフ一同、みんなで作り上げたこのドラマの中には、諦めない気持ちとか負けない気持ちとか、みんなの団結力がたくさん詰まっています。どうぞ応援をよろしくお願いいたします」と、力を込めてあいさつした。
続けて、メインキャストを演じる4人が登場。原作コミックと台本を読んだ感想についてのトークが始まった。主人公・小坂マチコ役の入来は「最初に原作を読ませていただいてから台本を読みました。原作とドラマでは設定が違うところもありまして、この4人の話にギュッと凝縮されていて、すごく疾走感のあるドラマになりそうだなと。あっという間に台本を読み終えてしまったので、非常に面白いなと思いました」と印象を明かした。
もう1人の主人公で、マチコの夫・小坂亮平を演じる白石は「台本と原作を読んで、これほど恐ろしい話が連続する作品って、なかなかないんじゃないかなと思いました。僕はそこまで男女関係でもつれたことはないんですけど、ニュースを見ると本当に恐ろしい事件が起きていますし、ある種ここに描かれているストーリーは、実はとてもリアルで現実的な話なのかなと思って…」と話し、困惑した表情を浮かべた。
マチコの不倫相手・大塚圭介役を担う柾木が「不倫をテーマにしているので、ドロドロしているのは想像できたのですが、自分の想像を超える展開や表現があって、読んでいてすごくワクワクしました。自分が演じる圭介役を中心として読んじゃうんですけど、圭介は好青年だけど感情がコロコロ変わる役でして、演じたら楽しそうだなと率直に思いました」と発言。
さらに、亮平と不倫する小鳥遊優梨子役の大谷は「原作を読ませていただいて衝撃を受けて、読んでいる人を引き込む力があるストーリーだなと感じまして、グッと感じるシーンもあったり、逆に爽快感すら覚えるぐらいの復讐(ふくしゅう)劇があったりだとか、すごく引き込まれました。台本を読んだ時は、どんな映像になるのか想像できなくて、これからどんな撮影機会が始まるんだろうって、すごいドキドキしました」と、丁寧にコメントした。
次に、マチコと亮平の夫婦それぞれの不倫相手に対する印象について話が及んだ。まず、入来がマチコの相手について「大塚くんのワードセンスにびっくりしたというか…。物語の後半にいけばいくほど、マチコは大塚に追い詰められていくんですけれども、よくそんな言葉が出てくるなと関心します。ロマンチストっていう感じではないんですけど…」と言いかけたところで、なんと表現していいのか困った入来は、柾木に「(セリフを)言いにくくはなかったですか?」と質問。すると「確かに、ちょっとキザっぽいというか…」と柾木が答え、入来も「独特の愛情表現なんですよね」と大塚の印象を語り、加えて柾木が「イケメンチックな部分はあったかもしれないですね」と同情した。
そして、マチコに関して「大塚の初恋の人というか、好きだった人にマチコさんが似ているんです。お掃除が好きでお花が好きという、優しい女性っていう感じです」と柾木が語ると、入来もさらに話し始め「大塚の本性が出てくるまでは、亮平の不倫によってマチコは結構傷ついていたので、そこにストレートに感情をぶつけてきてくれてうれしい気持ちもあるんですよね。本性が出るまではとても爽やかな優しい青年なんですけどね…」と、結局それ以上は言えない様子。
一方、亮平の相手に対して、白石は「演じている大谷さんはもちろん、優梨子さんは本当に容姿がとても奇麗。男からするとこれだけすてきな方に甘えられたらコロッといくし、多少のわがままでも許しちゃうんじゃないかなと思いながら演じていました」と、世の男心を代弁。加えて「とはいえ、優梨子も非常に狂気的な部分をはらんでいて、後半に連れて恐ろしい部分も出てくるんですけど、そのシーンですごい笑顔でしゃべっている大谷さんがとても魅力的で、ちょっと違う楽しみ方をしちゃっていたかもしれないですね」と本音がこぼれた。それを聞いた大谷が「役としての話をしてほしいんですけど(笑)」とツッコミを入れると「いや、でもその容姿がないと、なかなか(優梨子役は)演じられないですよ」と返した。
それに続いて、大谷は「(白石に対して)劇中では相当ひどいことを、優梨子としてやらせていただいたので、そこもお楽しみにというのをお伝えしたいです(笑)」とアピール。「私としての亮平さんの印象は、優梨子は恋愛をしたことがない本当にピュアな女の子だったので、そんな子が年上の仕事もバリバリされている大人の男性に出会ってしまったら、揺らいじゃう気持ちは分かるなという印象でした」と、照れながら明かした。言葉を選びながら「大人の男性が年下の優梨子にハマっちゃうさまもかわいいっていうか…」と言うと、白石から「なるほど、年上の男性を転がしている感じがいいって感じ? 結婚してるからこそいいのかもしれないという考え方もあるのかな?」と問いかけられ「そうですね、余裕があるように見えるという感じ」と納得する場面も。
実は、入来と白石は、ほかの作品で数回共演したことのある仲。夫婦役は今回が初めてだが、普通の夫婦ではなくドロドロな関係性ということで、初共演ではないところがプラスとマイナスの両面を持っていたそう。
やりやすかった点について、入来が「撮影の待ち時間やカメラが回っている時間以外でも結構コミュニケーションを取って、作品をよりよくしていくためにいろいろな話ができた点」と振り返ると、白石も「そういう部分ではよかったです。あと、結婚13年目という役どころだったので、初対面だとその関係性を一瞬で築くって難しいところはあるので、こうやって昔から知っている人だとやりやすいというのがありました。ただ、やっぱり絡みのシーンがあったので、そこはどうしても気恥ずかしかったかったですね」と吐露。ディープなシーンでのエピソードに話が移る。入来は恥ずかしそうに「ラブシーンはなんかね、ちょっと…。さすがにちょっと…」とコメントしにくそうで、白石も「笑わないと演じられないような恥ずかしさがありましたね」と失笑すると、会場からも笑い声が漏れた。それでも2人は、お互いの不倫相手とのラブシーンでは、笑いを封印して真剣に取り組んだと報告した。
現場の様子や印象的なエピソード、タイトルにちなんで自分に与えた“蜜と毒”などの話で盛り上がった後、主題歌を担当するyukaDDと、原作者の柏屋氏が本作への思いを一言ずつ述べ、記者会見は終了した。
なお、BSテレ東と同日時にテレビ大阪、TVQ 九州放送でのオンエアも開始。テレビ愛知では、1月15日(月曜深夜0:30)にスタートする。また、1月10日深夜0:00からは、DMM TVで独占配信が開始(第2話以降、1週間独占先行配信)。さらに、ネットもテレ東(テレビ東京公式サイト、TVer)では、 BSテレ東での放送直後から配信される。
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