M-1王者・令和ロマンら“フットンダチルドレン”が歴代王者に挑む！タカアンドトシ「番組から生まれた新たなスターにも期待したい」2023/12/31

　日本テレビでは、本日12月31日深夜2：00から「日本で一番早いお笑いバトル！フットンダ王決定戦2024」を生放送！

　13回目となる今回は「フットンダチルドレンの祭典」をテーマに、先日「M-1グランプリ」王者に輝いた令和ロマンをはじめ、真空ジェシカ、ロングコートダディ、サルゴリラ、ニッポンの社長、マユリカら「フットンダ」を見て育った若手芸人たちが続々と登場。そんな初参戦の若手勢力を、インパルス・板倉俊之、ハライチ・岩井勇気、ハリセンボン・箕輪はるか、ハリウッドザコシショウら歴代王者＆決勝常連の面々が迎え撃つ。

　前回大会では、霜降り明星・粗品が「フットンダ王決定戦2022」に続き、2連覇を達成。今年も勢いそのままに3連覇するのか？　はたまた“フットンダチルドレン”の新星や「フットンダ」を知り尽くしたベテラン勢が粗品の行く先を阻むのか？　粗品の3連覇を懸けた戦いが今年の最大の注目ポイントとなることは間違いない。

　し烈な戦いとなること必至の今大会。番組MCを務めるタカアンドトシ（タカ、トシ）は今大会をどのように見ているのか？

――今年で13回目、「フットンダ」放送開始から15年となります。

トシ　「13回目ということで、今年も日本一早いお笑いバトルが無事開催できるということを本当にありがたく思っております」

タカ　「気が付けばもう13回か、早いですね。毎年出ていますけど、優勝できない！　そのぐらい難しいお笑いバトルなんですけど、皆さんはいとも簡単に優勝してきますよ。麒麟の川島（明）や次長課長の井上（聡）、ケンドーコバヤシさんみたいに強い人は3回優勝して、殿堂入りしていく。得意な人は得意なんですよね」

トシ　「最後が愚痴になっちゃってるよ！　言い訳はいらないから（笑）」

タカ　「まあ、とにかく熱いバトルを見ながら、初笑いしていただければと思います」

トシ　「そうですね、われわれは大いに明るく皆さんを盛り上げていきましょうね」

――今回のテーマが「フットンダチルドレンの祭典」ということで、若手の方々も多く参戦されます。

トシ　「そうですね、時代を感じますよね。粗品が中学生の時に見ていたと言っていて。あの時の少年たちがわれわれの番組を盛り上げてくれるっていう…」

タカ　「すごいよね！　それだけ長くやっているんだって。われわれも小さい頃から見ていた番組出た時にすごくうれしくて、めちゃくちゃ頑張ったじゃないですか。でも、新しくできた番組ってなんかそんなに頑張れない…」

トシ　「（遮るように）頑張りなさいよ！」

タカ　「だから“フットンダチルドレン”たちは、昔から見ていた番組に出られている！っていうテンションで頑張っているんですよね。若手だし、『決勝大丈夫かよ、おいおい』なんて言っていたらレベル高くて。手数も多いし、見事でしたよ。われわれがやっていた時とはもう技術が全然違う。われわれも現役時代は…」

トシ　「退いたみたいな言い方すんな！　お前も出るんだぞ、決勝メンバーに残れる可能性だってあるんだから。まあ、でも今はお笑いサークルとか、そういうところから出てきている子が多いですから。若い時から大喜利で発想力を鍛えていたりして」

タカ　「SNSやYouTubeでも見たい時に見て、ネタの勉強とかできるでしょ。俺らの時にはなかったもん。お金貯めて大阪まで行って、落語聞いたり…」

トシ　「やってないだろ、そんなこと」

タカ　「これが毎日できちゃうんですから、レベルは上がっていますよ。サッカーの日本代表もめちゃくちゃ強いじゃないですか。あんな感じですよね。カズさん（三浦知良）の世代が一番強いと思っていたけど、もう全然違う。お笑い界もそんな感じです。お笑いの英才教育ですよ」

トシ　「だからこそ楽しみです。今回はどんな感じでやってくれるのか。期待しかないです」

――ちなみに、お二人が出てうれしかった番組はありますか？

タカ　「『笑っていいとも！』（フジテレビ系）はうれしかったな」

トシ　「『とんねるずのみなさんのおかげでした』（フジテレビ系）もね」

タカ　「とんねるずさんを見て、この世界に行きたいって芸人を目指したので。実際に見た時はヤバかったですね。『うわぁ、貴さん（石橋貴明）でけぇ！』『ボブ市川（とんねるず元マネジャー）だ！　ボブさんでけぇ！』って」

トシ　「ボブさんが一番でかかった（笑）。いまだに忘れないもん。実は『細かすぎて伝わらないモノマネ』の第1回のオーディションに僕たちも受かっていて、“ソウルオリンピックの100ｍ決勝でベンジョンソンのあまりの速さにチラ見するカールルイス”っていうネタを僕がやって、タカは“マラドーナのフリーキック”っていうネタをやったんです。当然オンエアはなかったんですけど。あと、僕はブッシュマンっていう映画の顔マネもやったんですけど、それも落とされて…。でも、終わった後に貴さんが『彼のチョイスは古いよね～』って言ってくれたのをモニターで見て、『貴さんが言ってくれた！』って思ったのは鮮明に覚えていますね」

――今回は粗品さんの3連覇がかかっています。粗品さんの3連覇を見たい一方で、若手に阻止してほしいという期待もあると思いますが、その中で楽しみにしていることを教えていただけますか？

タカ　「これは初恋太郎が言っていたんですけど、今はもう粗品から目が離せないと。霜降り明星の漫才もやっているし、ピンでもネタやるし、トークライブも毎月やっていて、YouTubeも自分とコンビのチャンネルもやって…寝ないで働いて、笑いのことしか考えていない。あいつは笑いに魂売ってるんですよ。だから絶対に3連覇しますよ」

トシ　「お前がやれよ！」

タカ　「こんなに情熱注げるってすごいなと。粗品はお笑い界の大谷翔平じゃないかなって思っていて、大谷翔平も野球のことしか考えていないじゃないですか。多分1ミリも余計なことを考えていないですよ。粗品も絶対お笑いのことしか考えていない。そんなやつに俺が勝っちゃダメなんです。俺は『帰りてぇな。巻きで早く終わらないかな』としか考えてないんだから」

トシ　「それがダメなんじゃない」

タカ　「注目は粗品と令和ロマンの松井ケムリ。令和ロマンは2人とも出ます。ネタが面白いし、勢いがある。あと、真空ジェシカの川北（茂澄）。その3人は結構決勝まで残るんじゃないかなと思っています。その戦いに水を差さないでほしいね」

トシ　「いや、お前が差せよ！　その中に入ってやれ！」

タカ　「ハリセンボンのはるかが久々に出てくれるので、まだまだこのベテランだってできるんだぞっていうところも見せてほしいね」

トシ　「もうすっかりベテランですよ。はるかは昔から面白いですし、大喜利も得意ですから」

タカ　「でもポイント制になってくると、書いて手を上げるタイミングが大事なんですよ。はるかはちょっと弱気というか、強気ではないので、もっとガンガンいってもらって…。あとは新たなスターが、この番組から今回も出てくる可能性がありますから。それに期待しています」

トシ　「この『フットンダ王決定戦』から一気に世に出ました！みたいな新たなスターが出てくれたら話題になりますので。そういう人の登場にも期待したいですね」

――今回が初出場という方も多くいらっしゃいますが、アドバイスがあればお伺いできますか？

タカ　「非常に番組的なことになってしまうんですが、『フットンダ』って書いたフリップをバンと置いて、カメラさんがその枠を撮ってから開いていくみたいな手法で答えを出すんです。でも、芸人のさがで、お客さんがいるといきなり出しちゃったりして。この出すタイミングってすごく大事なんですよ。みんなに読まれちゃってからだと遅いし、途中まで読んでからいいところで出す。その仕組みに慣れていないと、本当はカメラで追いたいのに追えないんですよ…っていうアドバイスです」

トシ　「優勝者みたいな具体的なアドバイス！　ライブとはまた違って、テレビ独特の映像を使ったものもありますし、あと生放送なので、タイミングですね。もう1個いきたかったのに、もう時間切れっていうことも大いにあり得ますから」

タカ　「意外に時間がないので。なるべく早めに答えて1ポイント取っといて、2週目も確実に。予選は1回でも外したら追いつけないですからね。決勝になれば何回もいけるけど、予選は手堅いので1発いって、次もすぐ開けてっていう。三つは最低取っておかないと…」

トシ　「そうだね、自信作をどんどん出した方がいい」

タカ　「これはちょっと早すぎるかなとか思わずに、強いやつを出して確実に取る。これが大事ですね。そのせめぎ合いが生放送の戦い方です」

トシ　「戦い方ですって、お前は勝ってねぇじゃん！」

――（笑）。では、番組に出てほしい芸人さんや、やってみたい面白いコンセプトはありますか？

タカ　「やっぱり師匠大会は1回やりたいですし、あとレスラー大会やりたい。レスラーの中で誰が一番大喜利が強いのか（笑）。でも、お笑いが好きなアイドルやアスリートとか、いろんなジャンルでやってもいいかもしれない。結構面白い人もいますから。お笑いに自信ある人たちに出てもらって…」

トシ　「（滝沢）カレンちゃん、渋谷凪咲ちゃんとかね。師匠大会はこっちで仕切る自信がちょっとないので、なんばグランド花月と中継をつないで（笑）」

タカ　「まだまだ可能性がたくさんあります。芸人だけじゃなくても、この『フットンダ』はみんなが参加できるから。『大喜利が大好きなんです』『フットンダが大好きなんです』っていう一般の方で1回戦を全国でやって、本当に強い人を決めるのもいいですね」

トシ　「フットンダオープンいいね！　まだまだ猛者がいるかもしれないですよ」