「おっさんずラブ-リターンズ-」田中圭らが舞台あいさつに登壇! 大歓声に林遣都は涙。「こんな感動することなかった」2023/12/27
テレビ朝日系で2024年1月5日にスタートする連続ドラマ「おっさんずラブ-リターンズ-」(金曜午後11:15。一部地域で放送時間が異なる)の舞台あいさつイベントが、12月26日に東京・TOHOシネマズ六本木で行われ、田中圭、林遣都、眞島秀和、大塚寧々、金子大地、伊藤修子、児嶋一哉が登壇。大きな歓声が沸き上がる中、チームワーク抜群の爆笑トークを繰り広げた。
「おっさんずラブ-リターンズ-」は、18年に日本中をピュア過ぎる愛で包み込んだ「おっさんずラブ」の続編。新婚生活を送る“はるたん”こと春田創一(田中圭)と牧凌太(林遣都)、彼らの新居に乱入してくる“家政夫の武蔵さん”こと黒澤武蔵(吉田鋼太郎)が、新しい“愛のカタチ”を模索していく“爆笑胸キュンホームドラマ”だ。
この日は「“ただいま”舞台あいさつイベント&前作イッキ見みんなで応援上映だお!」を開催。劇場に集まったファン、そして全国40館の映画館で中継を見守るファンの前にレギュラーキャストが現れると、「おかえりー!」という声援と割れんばかりの拍手が起こった。ファンの熱気を目の当たりにした林は「こんなに声援を浴びることは、日々生きていてもないので、今全身が冷たくなってます」とコメント。周囲が「どういうこと?」「大丈夫?」とザワつく中、「現実世界にいないような感覚に陥っています。でも、とっても幸せな気持ちでいます」と笑顔に。
登壇予定だった吉田と内田理央は体調不良により残念ながら欠席となったが、田中の衣装には吉田が演じる黒澤のアクリルスタンド、そして“りお”と書かれた紙が。2人のことを思った粋な計らいを見せるも、児島が「さっき直前で思いついたように急に書き始めてたよね。『マジックねえか!?』って」と暴露。「何の話ですか?」「急に慌ててじゃないの! 2人の欠席が急なの!」と返す田中に、会場は笑いに包まれた。
まず、全国のファンから事前に募集した質問にキャスト陣が回答する企画を実施。「クリスマスはどのように過ごしましたか?」という質問では、「撮影していた」と答えた田中と林。春田&牧がクリスマスに撮影していたとあって、会場からは「ヒューッ!」と歓声が上がると、田中は「皆さまの前ではっきりと申し上げますが、これくらいでヒューヒュー言われちゃ困りますよ。こっちは4年前に結婚してですね、この4年間の時を経て、牧がシンガポールから帰ってきて、2人の新婚生活が始まるところからスタートしているわけですよ! これでヒューヒュー言ってもらってたら、逆に本編を見てもらえないです」とあおると、会場はさらに盛り上がった。一方、林は「僕は一個一個のヒューヒューを今かみ締めてます」とニコリ。「すごい欲しがるじゃん!」と田中のツッコミを受けながら、より続編への期待が高まることとなった。
晴れ着でのメインビジュアルにも注目が集まっているが、その中に記されている「世界よ、これが日本のラブだ!」というキャッチフレーズにかけ、「『世界よ、これが私にとってのラブだ』と掲げたいものは?」という質問には、大塚が「おむすびですかね。大好きですし、日本が誇れる食だと思います! 今回は劇中におむすびも出てきますので、楽しみにしていてください」と答え、伊藤は「個人的に普段暇な時は香港をブラブラ徘徊してるのが好きなんで、香港がラブですね。香港版のキャストの方と会ったりして、私と同じ役を演じた方ともお会いしました」と、それぞれ“「おっさんずラブ」愛”が垣間見える回答となった。
最後の質問では、「レギュラーキャストの中で代行サービスに来てほしい人、もしくは来たらチェンジ!な人」という質問には、金子が悩みながら「圭さんがいいです」と回答。「明るい雰囲気になるから」と答えるも、田中の横に座る林、眞島、児嶋に対して「ここから3人は暗そう…」と触れると、田中も「確かにね! 基本“陰キャ”だもんね。僕も3人以外なら誰でもOK(笑)」と林、眞島、児嶋をまさかの陰キャ認定。田中の思わぬコメントに「陰キャって言わないでください!(笑)」と林がツッコめば、「ちょっと“陽キャ”のふりすんなよ!」と田中も返し、爆笑の掛け合いを披露。
イベントの中盤には、新たにシリーズに参戦する和泉幸役・井浦新、六道菊之助役・三浦翔平からのVTRメッセージも公開。「スタッフさんたちがゲラゲラ笑いながら撮影していることってなかなかないよね」「笑顔あふれる現場ですね」と現場の魅力に触れながら、「鋼太郎さんの息遣いが遠くから聞こえると『おっさんずラブ』の現場にいると実感する」(井浦)、「はるたんに会えてうれしかった」(三浦)とコメント。
2人のコメントを聞いた田中は、「新さんが楽しんでくれているのが伝わってきます。笑ってしまうことが多い現場なんですが、僕が笑って芝居にならないくらい、現状で一番ハマッたのは和泉という新キャラクターなんです。とにかく早く見てほしいです」と、井浦が演じる和泉の不思議なキャラクターの魅力を伝えた。
一方、林は三浦との共演シーンで気になることがあったよう。「一個だけ言いたかったことがあって、僕と翔平さんだけ(おにぎりの具の)“おかか”のイントネーションが違って…」と、現場で巻き起こった“おかかイントネーション騒動”について告白。そのイントネーションを再現しようとするも、何度やっても同じイントネーションになってしまい、田中たちからもツッコミが止まらないカオスな状況に。そんなやりとりを見ていたファンからも、喜びの声が聞こえてきた。
その後、本編冒頭シーンが初公開された。会場のボルテージが最高潮になる中、春田と牧の結婚式で、武蔵と牧が大乱闘を繰り広げるシーンが流れると、会場は大爆笑に包まれる。すると、ファンと共に本編映像を見ていた林の目には涙が。「すごいドラマなんだなぁと。声を出して一つ一つの瞬間に反応してもらえることなんてないじゃないですか。これまで、こんな感動することなかったですよ。でも関係者の人まですっごく楽しそうに見てくれていて。一生、公の場で泣くのとか、絶対に嫌だと思っていたんですけど…」と思いを口にする林に、田中も「俺も泣きそう」と言うと、そんな2人の姿に、会場からは「帰ってきてくれてありがとう!」「待ってたよー!」など、惜しみない拍手とともに温かいエールが送られた。
あらためて新作の撮影について聞かれた田中は、本番中に思わず笑ってしまったシーンについて「山ほどあります。もちろん台本はあるんですけど、別に台本がないのとあんまり変わらない。だから、全部面白いというか、鋼太郎さんも、突然(アドリブを)やる方ですし、いろいろ試行錯誤しながらやらせていただいてます」と明かす。
そんな田中から「今作の“マロ”は大注目よね」と振られたのは、大塚と金子。というのも、年の差の壁を乗り越え、栗林歌麻呂(金子)と結婚したことで、蝶子(大塚)は“黒澤”から“栗林”に。大塚がうなずく横で金子は「そうですね。ちょっとすごいことになって…いやハードル上げるのやめよ(笑)」と控えめ。
そんな金子を見た田中は「カッコいいというか、一番成長している感じなんですよ。だから、大地は撮影初日に、元のマロを忘れて普通に演じようとするので、『ちょっと待て』と言われてました(笑)」と暴露。金子も苦笑いを浮かべながら「自分の中でやっぱり“リターンズ”だし、気合が入るじゃないですか。準備していくんですけど、ことごとく監督に『大地、違う』と言われて(笑)。一応自分もこの5年間でいろいろな作品をやってきたんですけど、やっぱり『おっさんずラブ』はほかとは全然違うなと、あらためて思いました」と、現場でのエピソードを話した。
金子の話を聞いた林は、本編映像を見てしみじみする眞島について「『今回もやばいですね」と話をしていたら、『そんな、俺なんか全然』みたいな反応だったんですけど、段取りが始まったら仕上がりきっていて。でも撮影が終わった後、みんなでご飯に行ったら、眞島さんは大地と一緒にずっと反省していて…」とこちらも意外な話が飛び出すと、眞島も「“リターンズ”だからね!」と気合が入っている様子。
会見の最後には、田中から「本日はありがとうございました! 『おっさんずラブ』という作品は、たくさんの方々に愛され、応援していただいています。日本を飛び出し、海外でもリメークしてもらえたりと、本当にたくさん愛されているという自覚が僕たちにもあります。本作では、天空不動産のメンツが誰一人欠けることなく集まり、そして新キャストを迎えて、全員がパワーアップして今撮影に臨んでいます。先ほど、遣都が皆さんの思いを食らって泣いてしまったように、僕たちにも皆さんの思いがしっかりと届いています」と感謝を述べながら、「『おっさんずラブ-リターンズ-』は、必ず皆さんの期待に応えられる作品だと思いますし、期待以上のものをお返しできる、必ず恩返しができる、もっともっと愛してもらえるという自信があります。これから最終回まで、いろいろなことが起きると思います。僕もまだ分かりませんが、途中で何度か見ている方を裏切ることがあるかもしれません(笑)。でもとにかく最高の作品を届けるために、キャスト・スタッフ一同全力で頑張ります! 皆さんに毎週ラブ&ピースを届けられるよう頑張りますので、ぜひ最後まで応援してください! 」と熱のこもったメッセージが送られた。
なお、1月5日の初回放送直前に、テレビ朝日ほかでは「おっさんずラブ」の再放送が決定。1月1日に第1~3話、2日に第4~6話、3日に最終話がそれぞれ放送される(いずれも一部地域を除く)。長年のファンをはじめ、まだ見たことのない人も、この機会にイッキ見して、初回放送を迎えたい。
さらに、1月1~7日には、東京・品川駅の自由通路にある44面のサイネージを「おっさんずラブ-リターンズ-」がジャック。田中、林、内田、金子、伊藤、児嶋、井浦、三浦、眞島、大塚、吉田の11人のキャラクタービジュアルが出現し、ドラマのPR映像が流れる。
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