有名スイーツ店女性オーナーのサードライフにアンジェリーナ1/3や中村嶺亜も興味津々!?――「超多様性トークショー！なれそめ」収録リポート2023/12/10

　カップルの“なれそめ”をきっかけにいろんな人生の楽しみ方についておしゃべりする「超多様性トークショー！なれそめ」（NHK総合）の12月11日放送回は「60代で再婚！年下の彼と楽しむサードライフ」ということで、平野顕子さんとイーゴさんのなれそめを深掘り。ゲストのLiLiCo、Gacharic Spinのアンジェリーナ1/3、中村嶺亜とMCの田村淳が集結したスタジオ収録の様子をリポートします！

　京都と東京・代官山にあるアメリカンスイーツ店のオーナー・平野顕子さんは、子育てを終えた45歳で離婚。そして、47歳で留学のために渡米。がむしゃらに働いてきた彼女は、60代で初めてウクライナ系アメリカ人のイーゴさんと“魂の震えるような恋”をアメリカで経験します。

　そんなロマンチックな恋をした2人をスタジオに招き、なれそめを詳しく聞きながら人生の楽しみ方をひもといていきます。冒頭でラブラブな2人の私生活のVTRを見たLiLiCoは、「私、笑い過ぎて口角切れてない？」と笑みが止まらない様子。VTR終わりに、コーラルピンクのスラックス姿の顕子さんと、同色のポロシャツを身に着けたイーゴさんがシミラールックスタイルで登場すると、アンジェリーナは「ピンクがすてきですね」と絶賛するなど温かい雰囲気で収録が進んでいきます。

　2人の出会いは米・ニューヨーク。初めての出会いから3カ月ほどメールを交わし仲を深めたというエピソードに、スタジオは「メールだけで3カ月も我慢できない！」と驚嘆。中村からは「センターへのメール問い合わせは何回くらいしたんですか？」と懐かしい発言もありつつ、恋に落ちた決め手は「○○の仕方が美しかった」という顕子さんに、アンジェリーナは「若い子の視点ではあまり気にしないけれど、いつか結婚する時、気にしたい」とうなずいていました。

　そんなお二人ですが、実はイーゴさんは顕子さんより15歳以上も年下！　しかし、年齢差を知った時の彼の言葉は「年齢はただの数字でしかない。相性の方が大切」というものでした。アメリカでは年齢を聞くという習慣はなく「ただの数字だ」という2人に対し、LiLiCoや田村も「日本人は年齢を気にし過ぎだよね…」と同調。

　離婚後、がむしゃらに働いたセカンドライフを経て、イーゴさんとのサードライフを満喫する顕子さん。釣りやスキーなどの自然を愛する彼の影響で、顕子さんは60代で釣りとスキーを始めたそう。海や雪山などの自然が好きだというイーゴさんに対し、田村は「逆に俺、40歳になってスノボやめちゃったから」と謎の告白。「今の顕子さんの話を聞いて、好きだったらやればいいじゃんと思って」と再挑戦することを宣言する場面も。中村は「過去で一番反省しました。小さなころからスノーボードに行っていましたが、トリック（技）の練習ばかりで雪山は全然見ていなかったので。次に行った時は、ちゃんと山も見ようと思いました」と自身を省みていました。

　続いて、「プロポーズはどちらからされたんですか？」という質問に、イーゴさんは「私からです。彼女からプロポーズされたら変ですよね。正直に言うと、もう2人の関係が見えていたので、一緒に移動する際にオフィシャルに結婚していた方がいいというだけで、何も変わっていない。ただ名前が正式なものになっただけ」と価値観を告白。

　そして、現在の顕子さんが大切にしている言葉は「添ってみる」。顕子さんの母の口癖だったそうで、育った環境も考え方も異なるイーゴさんと結婚し、違った考え方を受け止め、理解していくことを楽しんでいる今だからこそ、理解できるようになったといいます。

　これに対し田村から「メンバーがいると“添ってみる”という感覚は重要なんじゃない？」と問われた中村は、「矢花（黎）やメンバーにも添ってみたいし、すごくいい言葉なので『もっと、添ってみようぜ？』と、はやらせたいです」と共感していました。

　顕子さんの最近の夢は“イーゴさんをシニアモデルにすること”だそうで、LiLiCoが「いくつか出版社知ってますよ！」と提案するも、イーゴさんは「No Way.（とんでもない！）私の夢ではないです」と後ろ向きな様子。しかし、アンジェリーナが「顕子さんと2人で一緒に出たらいいんじゃないですか」と助言すると、「素晴らしい！　一緒に出ましょう」と転じて絶賛へ。LiLiCoが「映画『ゴースト』みたいに後ろからハグをすればいい」と意見するとスタジオは笑いに包まれました。

　最後に、アンジェリーナが「新しい感性がたくさん入ってきて、勉強させてもらいました」と話すと、中村も「大人になっていく上で、いくつになっても新しいことを始めたいし、いろいろなことを受け入れて自分の可能性を広げていきたいと思えるようになりました」と感想を述べます。

　LiLiCoは「日本がもっとオープンマインドになってくれたらいいなって。もちろん、みんなに必要なものではないかもしれないけれど、認め合うことができたらすごく平和になるなと思って、それをまさに見せてくださって、とっても幸せです」、田村も「顕子さんが、次、何に挑戦するのか楽しみです！」とコメントし、和やかな雰囲気の収録を締めくくりました。

アンジェリーナ1/3、田村淳から収録後のコメントが到着！

★アンジェリーナ1/3

――収録を終えての感想を教えてください！

「イーゴさんと顕子さんの関係性、お互いがいくつになっても自分の好きなことを尊重し支え合う姿に、自分もいつかこんな人と出会いたいと思いました。印象に残っているのは、イーゴさんが山を見るのが好きとおっしゃっていて、顕子さんは山を見ている時に、景色や山の色が変わっていくところに感動するという話です。その話を聞いた時に、お二人で過ごしている時間とかその流れの中の描写を大事にしているからこそ、そういう発見があって、お互いが好きなものを尊重し合えるんだなと感じて、本当にすてきだなと思いました」

――今回の見どころは？

「『なれそめ』に何度か出演させていただいているんですけど、一番スキンシップが多かったんじゃないかなって、そこにキュンキュンしまして。いくつになっても年齢はただの数字だとおっしゃっていて、しっかり今この瞬間、恋をしていて愛し合っているのが、お互い目を合わせた瞬間やふいにスキンシップを取っている時にすごく感じたので、そこにも注目してもらえたらなと思いました」

――アンジェリーナ1/3さんにとっての“超多様性”とは？

「自分のことを愛して、他に干渉をしないこと。自分の人生を思いっきり生きること、自分を大切にすることが多様性なんじゃないかなと思いました」