さとうほなみ、馬場ふみかが「院内警察」で初の医師役に挑戦! 病院関係者役のキャストが発表2023/12/06
フジテレビ系で2024年1月12日スタートする、桐谷健太主演の連続ドラマ「院内警察」(金曜午後9:00。初回は15分拡大)に、さとうほなみと馬場ふみかが、初の医師役に挑戦。さらに、玄理、工藤美桜、西村元貴、神尾佑、でんでんの出演も明らかになった。
「院内警察」は、原作・酒井義氏&漫画・林いち氏による「院内警察 アスクレピオスの蛇」を原作とした医療エンターテインメント。日本ではまだなじみの薄い“院内交番”を舞台に、元警視庁捜査一課刑事の院内刑事と天才外科医の“正義”がぶつかり合う姿を描く。
元警視庁捜査一課・武良井治(桐谷)は、日本有数の大病院・阿栖暮(あすくれ)総合病院内に設置された院内交番に所属。室長の横堀仁一(市村正親)と2人で交番を運営していたが、交番事務員として川本響子(長濱ねる)が配属されてくる。そんな中、阿栖暮総合病院が誇る若き天才外科医・榊原俊介(瀬戸康史)がドイツから帰国。武良井は、事あるごとに榊原に絡み、業務範囲を超えて執拗(しつよう)に粘着する。武良井が警視庁捜査一課というエリートの肩書を自ら捨て阿栖暮総合病院に来た理由には榊原とどんな関係があるのか!?
今回発表されたキャストが演じるのは、阿栖暮総合病院で働く医師や看護師、そして患者たち。
さとうは、腫瘍内科医・尼子唯織役で医師役に挑む。医師ながら院内交番に頻繁に出入りしながらサボっており、当直室よりも交番内のソファで寝るのがお気に入り。武良井のことは「治ちゃん」と呼び、武良井の過去についても何やら知っているよう。実は、榊原とは同級生の間柄だ。作品について「病院内で起こっていることが次々と暴かれていく。原作を拝見して、とても面白いと感じました。ミステリアスでありながらポップである。すてきな作品です」と語るさとうは、「原作での尼子は、登場からなんというか、衝撃的で(笑)。彼女もまたミステリアスでありながら、愛らしさを兼ね備えている女性。そしてなぜかなんでも知っている。しれっと空気をかき乱すような尼子が演じられたらと思っております」と意欲を燃やす。
玄理が扮(ふん)するのは、榊原と同じ外科医師・上條萌子。優秀な外科医ながら、自身の担当患者の手術を榊原に変更させられてしまう。上昇志向が強く言いたいことははっきりと言う性格で、手術変更の不満も外科部長に直訴する。武良井の院内での破天荒な立ち回りに関しては、快く思っていない。「台本を読み、父の危篤の知らせを受けて病院に駆け込んだ時を思い出しました。5分前に息を引き取った父の遺体の隣の部屋では、看護師さんたちがいつもと変わらない夕食休憩を取っていました。あの日の不思議な感嘆が忘れられません。当時全身で受け止めてもかなわなかった死の存在。それが毎日のように訪れる彼らの仕事にずっと尊敬と興味を抱いています」と、自身のエピソードを明かした玄理は、「この作品に出てくる人物の多くは、人を救うことで自分を救ったり許したりしているのかもしれません。そんな阿栖暮病院の一員になれたことがうれしいです。今の自分に必要な作品かもしれないと思いました」と感謝。続けて「最初の顔合わせの時、監督が『萌子は上昇思考が強い人』と言っていたのが印象的で、きっとそれは裏を返せば、萌子は実は誰よりも誠実で真面目な医師。そう生きるしかなかった彼女の内面と葛藤に、誰よりも寄り添いたいです」と真摯(しんし)な姿勢を見せる。
麻酔科医・白石葵役には、馬場が抜てきされた。妹思いの葵は、同居する妹の日向が、上司からのパワハラに悩んでいる可能性があると院内交番を訪れて相談する。さとう同様に初の医師役となる馬場は「小さな頃から医療ドラマが大好きで、その中でも特に麻酔科医の役柄に引かれることが多く、憧れていたので今回麻酔科医の役を演じることができるのがうれしかったです。たくさんの方が登場される作品なので皆さんと現場でご一緒できるのが楽しみです」とうれしそう。さらに「医療ドラマでもなく、刑事ドラマでもなく、どちらの面白さも持つこの作品はとても新鮮に感じました。白石葵は麻酔科医で、看護師である白石日向の姉です。愛情深く、とても日向を大事に思っている印象です」と、自身の役柄について説明している。
工藤が演じるのは、整形外科の看護師で、葵の妹である白石日向。心優しく、学生時代から母親と同じ職業の看護師を目指してきた。患者の間ではオアシスと言われるほどの人気者だ。しかし何か悩みを抱えている。「医療ドラマで看護師を演じることに憧れがあったので、出演することが決まってすごくうれしかったです」と喜ぶ工藤は、「原作を読ませていただいて、初めて院内警察、院内交番というシステムがあるのを知りました。病院内で起こった事件を解決するにあたり思わず涙してしまうお話があったり、ハラハラするようなお話があったり…。面白くて一気に読んでしまいました! 病院内でのさまざまなことが謎に包まれているので、それをどうドラマで描いていくのか、視聴者の方と同じく私自身もすごく楽しみです!」と目を輝かせる。加えて「私が演じる白石日向は、患者さん一人一人にしっかり向き合い、責任感が強く、心優しい看護師です。繊細に揺れ動く感情をしっかり演じられるように頑張ります!」と力を込める。
榊原や萌子と同じく外科医師の伊藤智役は西村が担う。正義感が強く心優しい医師ながら、医者として自信が持てずに悩んでいる。医師役をやってみたかったという西村は、「オファーをいただき、驚きとうれしさで1人興奮していたことを今でも鮮明に覚えています」と振り返る。作品については「それぞれの人間模様が丁寧に描かれており、スタッフ、キャストの皆さまと形にしていくことがとても楽しみです。まず、院内交番という院内の“駆け込み寺”的な組織が実在することに驚きました。そしてそこで繰り広げられる、患者さんと院内スタッフの物語がとても魅力的で、それぞれのキャラクターの抱えている思いだったり、弱さだったりもすてきに描いている作品です」と語る。伊藤役を演じるに際して「心優しい愛されキャラで少し臆病な一面もありますが、重厚なミステリーの中のほっこり癒やし担当として皆さまにかわいがっていただけるように演じたいと思います!」と意気込んでいる。
神尾は、外科部長・倉田雄二役を務める。外科部長という立場を利用し、信頼する榊原に難易度が高い手術の便宜を図り、院内交番は邪魔な存在と考えている。「桐谷さんをはじめ、初めて共演の方がたくさんいらっしゃるのでとてもワクワクしています」と笑顔の神尾は、医師や刑事役を務めることが多いらしいが「院内交番という今までにない切り口の物語で、自分がどう関わっていくのか楽しみです。考えてみると医者の役をいただくのは久しぶりなんです。以前は医者と刑事の役を交互にやっていたような時期もありましたが(笑)。倉田という医師は、正直最初のセリフで『あぁこいつ何かやってんな』と分かりました(笑)。何をやってんのか楽しみです!」と、意味深な発言。
そして、入院患者・清宮松雄役には、でんでんが配された。入院生活の長い清宮は、院内のことに詳しいため、武良井の院内捜査の情報源になることも。武良井とは交番内で隠れて酒を飲む仲。「患者役ということで、自分の入院歴を思い出してみました」と言って笑いを誘うでんでんは、「ダイナミックな履歴ではないですが、この役には少々自信があります。喉のポリープや、いわゆる脱腸の鼠径(そけい)ヘルニア、白内障の時は水晶体がガラスになったので私の目はたまにキラリと光ります。ついでに入歯も2個入れました。それに、年齢的に通院はよくします。お医者さん、看護師さんへの感謝の気持ちは忘れません。今回のドラマに通じるものがあります。ただ、私の役の病名はまだ分かっていません。今の芝居のつくりでいいのでしょうか? そして、主役の桐谷健太さんはなぜか森の匂いがして落ち着きます。皆さん、コタツに入ってほんわかしながら見てください。面白いですよ」と独特のコメントとともに、アピールしている。
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