ドラマ25「ハコビヤ」2024/03/02

記者会見情報

テレ東系で放送のドラマ25「ハコビヤ」の記者会見が行われ、主演の田辺誠一と共演の影山優佳が登壇し、ドラマの見どころや撮影現場のエピソードなどを語った。同作は、田辺演じる洋食店の店主と運び屋という二つの顔を持つ主人公と、影山演じる訳あり女性の異色バディが、物や人と共に依頼人が抱えるさまざまな事情を運び、そこから生まれる人間模様を映し出していくヒューマンドラマ。本作が初共演となる2人。「バディとして、本当に助けてもらいました」と言う田辺に、影山も「光栄だと思いました」と絶大の信頼と感謝の気持ちを伝えるなど、ドラマの内容よろしく息の合ったバディぶりを披露。また、お互いに絵が好きだという共通点から、事前に描いてきた今年の干支である辰（＝龍）のイラストが公開され、それぞれの解説に会場は爆笑の渦に巻き込まれるなど、終始ほのぼのとした雰囲気の中での会見となった。

影山さんに本当に助けられました。頼もしいバディです（田辺誠一／白鳥剣）

“運び屋”って、なんかちょっと訳がありそうなことを最初はイメージしましたが、お話を聞いてくうちに、「あ、なるほど、そっちか」っていう。ちょっと想像しないようないいお話だったんで、びっくりしました。新しい風が吹くドラマになればいいなと思っています。僕が演じるのはミステリアスで感情抑えめのキャラクターなんですけど、それがちょっと弾けるシーンがいくつかありまして。本当に演じたことのないタイプの役ですし、お話ももちろんですがすごく新しいタイプのドラマです。自分の中ですごく大きなものになってほしいなと思います。（影山さんは）そんなにお芝居をやられたことがないって伺っていたんですけど、僕より現場の方とかに詳しいです（笑）。本当に真っすぐですし、杏奈に普段からなりきって、もう杏奈にしか見えない。本当に助けられました。僕が何を考えてるか分からない役なので、それを全部拾ってもらって、すごく助かりました。（サッカーのプレーにたとえて）僕はたぶん個人的に“ボランチ”のタイプだと思うんですけど、適当に切っても、ちゃんとそこに走り込んでパスを返してくれるんです。たまにロングシュート決めたり、頼もしいバディです。

皆さんの思ってらっしゃるイメージと真逆と言ってもいいぐらい心温まるストーリーです（影山優佳／天野杏奈）

“運び屋”って聞くと、ちょっとアウトローな印象を受けるんですけれども、皆さんの思っていらっしゃるイメージと真逆と言ってもいいぐらい心温まるストーリーです。台本を読ませていただいた段階で、ちょっとウルッと来てしまうようなシーンばかりなので。深夜っていう時間帯、お仕事終わりだったりとか、1日いろんなことがあった中で、その1日をリセットできるように明日も頑張ろうって思えるような作品になっているんじゃないかと思っています。1話の中にも本当にいろんな関係性の話が出てきます。青春から、親子関係、家族、恋人とか、いろんな関係性が出てくるんですけど、誰もが経験したことのあるもどかしさや切なさ、あるいは青春のきらめきみたいな部分が切り取られています。「こんな時代もあったな」とか、「これからの人生でこんなことを経験していくんだな」とか、心に余裕があればですけど、自分の人生と重ね合わせるような見方もしていただける作品なんじゃないかなと思います。