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桐谷健太が医療エンタメ「院内警察」で主演! 敏腕刑事VS天才外科医…瀬戸康史と“正義”をぶつけ合う2023/11/27

桐谷健太が医療エンタメ「院内警察」で主演! 敏腕刑事VS天才外科医…瀬戸康史と“正義”をぶつけ合う

 桐谷健太が、フジテレビ系で2024年1月12日スタートする連続ドラマ「院内警察」(金曜午後9:00。初回は15分拡大)の主演を務めることが分かった。また、瀬戸康史長濱ねる市村正親の出演も明らかになった。

 「院内警察」は、原作・酒井義氏、漫画・林いち氏による「院内警察 アスクレピオスの蛇」を原作とした医療エンターテインメント。日本ではまだなじみの薄い“院内交番”を舞台に、元警視庁捜査一課刑事の院内刑事と天才外科医の“正義”がぶつかり合う姿を描く。

 刑事ものと医療ものを掛け合わせたこの作品でスポットを当てる院内警察は、実際に一部の大学病院や国立病院に常駐する民間組織だ。病院内で起こる患者同士のトラブル対処やクレーム対応、落とし物管理、人探しなどの交番業務を担う“院内の交番”だ。一般的には警察OBが定年退職後に従事することが多い。なお、院内刑事を主人公としたドラマは初めてとなる。

 「院内警察」でフジテレビ系連ドラ初主演となる桐谷は、プロファイリングスキルと抜群の記憶力を駆使しながら院内の不正監視や秩序を守る院内刑事・武良井治を演じる。また、桐谷とはNHKの連続テレビ小説「まんぷく」以来約5年ぶりの共演となる瀬戸は、孤高の若き天才医師・榊原俊介に扮(ふん)する。そして、桐谷に振り回される院内交番の新人事務員・川本響子を長濱が担い、桐谷と長濱を優しく見守る交番室長・横堀仁一を市村が務める。

 物語の舞台となるのは、日本有数の大病院・阿栖暮(あすくれ)総合病院。院内に設置された院内交番に所属する元警視庁捜査一課・武良井は、日々患者同士のトラブル解決や遺失物捜索に従事していた。院内交番室長・横堀と共に2人きりで交番を運営していたが、そこに交番事務員として川本が配属されることに。川本は有名病院の医療事務になれると張り切ってきたものの、実際は院内で“3K交番(軽薄で、空気の読めない、給料泥棒)”とやゆされる場所だった。

 そんな中、阿栖暮総合病院が誇る若き天才外科医・榊原が、ドイツから帰国。帰国直後にもかかわらず、難易度の高いオペに執刀し、素早く正確な手術で周りの医師をうならせる。対して、そんな榊原を鋭い視線で見つめる武良井。事あるごとに武良井は榊原に絡み、業務範囲を超えて執拗(しつよう)に粘着する。武良井が警視庁捜査一課というエリートの肩書を自ら捨て、阿栖暮総合病院に来た理由は、榊原とどんな関係があるのか!?

 主人公の武良井は、他人のちょっとした身なりや言動の違和感を見抜く抜群の洞察能力を基にしたプロファイリングスキルを持つ。医師や看護師をはじめ、患者の病状など情報をすべて把握するほどの記憶能力持ち併せている。人たらしな一面もあり、院内医師や患者から院内の情報を収集することも。しかしその半面、歯に衣(きぬ)着せぬ無頓着な物言いで院内では、さまざまなトラブルを起こす。警視庁捜査一課のエリートだったが警察を辞し、警察OBが多い院内交番勤務に自ら志願。捜査一課刑事という肩書すら捨てるという、何やら訳ありな様子だが、院内刑事として院内の不正監視や治安と秩序を守っている。

桐谷健太が医療エンタメ「院内警察」で主演! 敏腕刑事VS天才外科医…瀬戸康史と“正義”をぶつけ合う

 そんな武良井役の桐谷は、オファーを受けて「実は何年か前に、『病院ものと刑事ものが一緒になった作品があればいいのに…』と思ったことがあったので、『面白そうだ!』と思ったのがファースト・インプレッションですね」と声を弾ませ、「病院内で繰り広げられるヒューマン・ストーリーもあれば、刑事ドラマとしての謎解きやミステリー要素もありますし、瀬戸康史さんが演じる天才外科医・榊原俊介とのバチバチな関係性もあり、いろいろな見どころがある作品だと思います」と説明。

 加えて「その中でも武良井の過去に何があったのか、そして彼がどういう思いを内に秘めているのか…。という部分は序盤では謎のまま進んでいきます。それが少しずつ明かされていく中で描かれる、患者さんや病院内のスタッフのストーリーがとても魅力的だと思いました。多くの登場人物がいる中で、誰かから見た一方の意見だけでなく、さまざまな側面が描かれているのもいいと思いました。武良井自身はつかみどころのないキャラクターでもあるので、その部分も魅力的に演じていきたいです」と意気込む。

 約5年ぶりの共演となる瀬戸については、「しっかり向き合ってお芝居をするのは初めてなので楽しみです。原作があるドラマなので、原作に沿った部分とドラマ版ならではの部分をそれぞれのやり方で演じながら、一緒に切磋琢磨(せっさたくま)していきたいですね。5年前は(コロナ禍以前なので)食事に行ったり飲みに行ったりもしていました。その時は、みんなでワイワイと、くだらない話ばかりしていたような気がします。今回は対立するような関係性なので、なるべく彼とはしゃべらないでいようかな(笑)。いや、少しは話すでしょうけど、確実に前の時のようなノリではないでしょうね」と話している。

桐谷健太が医療エンタメ「院内警察」で主演! 敏腕刑事VS天才外科医…瀬戸康史と“正義”をぶつけ合う

 武良井と同じ阿栖暮総合病院で働く榊原は、日本を代表する若き天才外科医。執刀する手術は素早く正確で高い成功率を誇り、テレビ番組に密着もされるほど、業界内で名をはせている超エリート医師だ。外科部長からの信頼も厚く、次期外科部長の座も期待されている。その一方で、常に無表情で感情が読めず、なぜか難易度の高い手術ばかり便宜されることが多く、同僚からはあまりよく思われていない。さらに、武良井からは敵対心にも似た感情を向けられており、2人の間には確執めいた雰囲気が漂う。

 初の外科医役を務める瀬戸は「最近いただいた役では、映像の仕事でも舞台でも、比較的コミカルというか、場の空気をよくするような役柄が多かったんです。今回はそれとは真逆というか、冷静で、一見冷酷にも見えるような役柄なので、演じるのが楽しみです」とコメント。そして「刑事ドラマのよさと、病院ドラマのよさが生かされた、ぜいたくな作品だなと思いました。視聴者の皆さんも、一緒に謎解きみたいなこともできて楽しいんじゃないかなと思いますし、それに加えて“仲間っていいよね”と感じるエピソードも描かれています」と話して、「過去の自分にとらわれていたりするような部分もある榊原という役も含めて、いろいろな角度から楽しめる作品になるんじゃないかと思います。医療シーンは間違いなく大変だとは思います(笑)。でも、それはそれで覚悟を決めて演じたいです」とやる気をみなぎらせている。

 桐谷さんとの共演に関しては「久しぶりにお会いしたのですが、あまり変わっていませんでした(笑)。ただ今回は、前回とは全く違う役どころでご一緒することになるので楽しみな半面、桐谷さんは普段から周りを楽しませてくれる方なので、変にツボに入らないように気をつけたいと思います」と期待感ものぞかせる。

桐谷健太が医療エンタメ「院内警察」で主演! 敏腕刑事VS天才外科医…瀬戸康史と“正義”をぶつけ合う

 新しく院内交番にやって来た交番事務員の川本は、有名な大病院の医療事務になれると張り切ってやってきたが、実際の配属は“3K”とやゆされる院内交番でがっかり。しかし、武良井の仕事ぶりを見て、院内交番の必要性を感じるようになる。性格は真面目で、破天荒気味の武良井の行動や言動にツッコミを入れることが多い。また、中年男性にほれ込む“枯れ専”のため、上司の横堀を推している。

 桐谷、瀬戸、市村とはいずれも初共演となる長濱。「『院内警察』というタイトルからして、どんな『ドラマになるんだろう…』とワクワクしました。原作を読むと、川本響子という役が物語には絶対に欠かせない存在な気がしたので、自分に務まるだろうかと不安を感じました。武良井さんに振り回されたり、院内警察という特殊な部署で働き始める川本が“普通代表”として視聴者の皆さんと一緒に物語を楽しんでいく役割なのかなと思いました」と印象を述べ、「“病院×警察”、“敏腕刑事×天才医師”と重厚な物語なのですが、私はその中で柔らかさやポップな空気感を出せたらいいなと思っています。プロデューサーさんや監督さんからは、『川本が武良井と一緒にいることでどういう化学反応が起こるのか楽しみ』と言っていただいたので頑張って演じたいです!」と意欲を見せる。

桐谷健太が医療エンタメ「院内警察」で主演! 敏腕刑事VS天才外科医…瀬戸康史と“正義”をぶつけ合う

 そして、市村が扮(ふん)する横堀は、警察OBながら茶柱を見つけただけで幸せそうにほほ笑むほど心優しい人物。院内刑事の第一人者的存在で院内交番室長を務め、交番の運営に努めている。

 市村は「今まで性格が少しキツめな役を多く演じてきた中で、今回はとても温厚な役。あまり演じてこなかった役柄ではあるものの、作り込み過ぎないニュートラルな雰囲気でやわらかい部分を出していきたいです。このような時代ですが、穏やかに生きることのお手本になれればいいなという思いもあります。イライラせず人を愛し、人の痛みを理解できるような優しい役にしていきたいです。原作では、サウナに入って熱さに耐えている横堀さんのシーンが好きです(笑)」と話し、「あらためて病院の中における警察的な役割というのは必要なのだろうなと感じました。特に大きな病院になると、いろいろなことがある。病院は“死”と“生”の両方を持ち合わせている場所でいろいろなことが起こり得ると思うので、院内交番が設置されていることは安心にもつながります。警察というと少し硬派なイメージもありますが、街や村の交番のような、優しいおじさんのようなムードを出せればいいなと思います」と意気込んでいる。

桐谷健太が医療エンタメ「院内警察」で主演! 敏腕刑事VS天才外科医…瀬戸康史と“正義”をぶつけ合う

 ドラマ化が決定して、原作の酒井氏は「人生で初めて腰が抜けました。次第に実感が湧いてくると、どんな俳優さんが演じてくれるのかと、楽しみで仕方ありませんでした」とうれしそう。漫画を担当する林氏も「いまだに『夢かな? 夢じゃなかった! 夢(目標)だったけど…』を繰り返しています」と驚きとともに、喜びを表している。

 ドラマを手掛ける中村亮太プロデューサーは「ミステリー、サスペンス、ヒューマン、時にはクスッとできるような要素を織り交ぜた本作を制作するにあたって、『世にも奇妙な物語』で個性的な作品を執筆くださった3人の脚本家の方々を迎えました。それぞれの個性を生かしていただきながら、出来上がった脚本はどれも渾身(こんしん)の力作です。そこにどんなジャンルのドラマでも役者として幅広く、魅力的に演じる桐谷健太さん、瀬戸康史さんをはじめとするすてきなキャストの方々が作品をさらに彩り、目が離せない作品となっております!」と自信をにじませた。


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